Netflixは2022年7月13日(米国時間)、新たに導入予定の広告つきプランのパートナーとして、Microsoftと提携すると発表しました。
Netflixは、現在のプランよりも安い価格で広告付きプランを提供する計画を2022年4月に明らかにしています。今回、Netflixは広告付きプランの提供に先立ち、広告技術や営業のパートナーとしてMicrosoftと提携。これにより、Netflixに配信されるすべての広告は、Microsoftのプラットフォームを通じて独占的に提供されるようになります。
現在Netflixで提供されている視聴プランで最も安価なプランは、月額990円(税込)のベーシックプラン。今後導入予定の広告付きプランは、さらに安い価格で契約できるようになる見込みです。ただし、ベーシックプランは再生画質がSD画質(480p)、かつ、同時再生可能なデバイス数は1台のみという制限があります。広告付きプランも、広告が挟まれるだけでなくこのようなサービスの利用制限も含まれるものとみられます。
広告付きプランの提供については、提供時期や価格など具体的な情報は現時点で不明です。
Netflixは、2022年の1〜3月期に会員数が減少に転じ、減少傾向は現在も継続中。アカウントの共有を有料化する機能のテストも実施するなど、会員数の減少対策もおこなっています。なお広告付きプランを巡っては、Netflixの競合となる動画配信サービス「Disney+」も2023年にグローバルで導入予定であることを発表しています。今後の動画配信サービスの会員数獲得戦略は、割安な視聴プランの提供が重要な要素となってくるものと考えられます。
EDITED BY
TOKIWA