JRE POINTでアカウント乗っ取り被害発生か SuicaへのJRE POINTチャージ新規受付を一時停止

バーコード提示によるポイント利用にも一時的に上限を設定している

JR東日本は2022年6月28日、SuicaへのJRE POINTチャージ申請の新規受付を一時的に停止し、バーコード提示によるJRE POINT利用にも上限を設けたと発表しました。ユーザーからアカウント乗っ取り被害が疑われる報告を受けたことによる対策です。

JR東日本によると、JRE POINTのユーザーから「身に覚えのないJRE POINTからのSuicaチャージ申請を通知するメールが届いた」「身に覚えのないJRE POINT利用がある」といった報告が多数寄せられているとのこと。アカウントの乗っ取りによる不正利用の可能性があるため、一時的な対策としてSuicaへのJRE POINTチャージ申請の受付停止やポイント利用制限を講じた形です。

JRE POINT チャージ

初めてSuicaにチャージをしようとしても、ポイント入力画面から先に進めないようになっている(JRE POINTアプリ)

JRE POINTは、1ポイント=1円として貯めたポイントをSuicaにチャージできます。JRE POINTをSuicaにチャージする場合、初回にJRE POINT WEBサイトやJRE POINTアプリから申し込みが必要となります。今回、不正利用を防止するためJRE POINTのチャージ申請の新規受付が一時的に停止されます。すでにSuicaへのチャージ申請を済ませている人は、引き続きJRE POINTのSuicaへのチャージが可能です。JR東日本は、受付再開時期についてJRE POINT WEBサイトにて改めて案内するとしています。

また、JRE POINTの不正利用への対策として、バーコード提示によるJRE POINT利用の上限を一時的に5000ポイントに制限します。ポイント利用制限の対象となるのは、JRE POINTアプリかLINEマイカードでのバーコード提示による買い物。JRE POINTカードや、JRE POINT番号の記載のあるビューカード提示によるポイント利用の場合は上限の設定はありません。

JR東日本は、アカウントの不正利用を防ぐため、JRE POINT WEBサイトやJRE POINTアプリで使用しているIDやパスワードの変更などの対応を呼びかけています。あわせて、JRE POINT WEBサイトやJRE POINTアプリで身に覚えのないポイント利用履歴がないかの定期的な確認も案内しています。

アプリ「JRE POINTアプリ」をダウンロード
EDITED BY
TOKIWA