TikTok、ついに視聴履歴機能を導入か 一部ユーザーにテスト開始

さくさく消費していくタイプのメディアだけに履歴の量が膨大になるかも

TikTokが「視聴履歴」機能の導入テストを一部のユーザーを対象に実施しているようです。

主にアプリのテスト機能をシェアしているHammond Oh氏のツイートからは、TikTokアプリの「設定とプライバシー」に「視聴履歴」機能が追加されている模様を確認できます。ツイートに添付された画像を見る限りでは、「視聴履歴」項目は「設定とプライバシー」の「コンテンツとアクティビティ」内に追加されているようです。

TikTokには、現時点でユーザーが自身の視聴履歴を確認・管理できる機能はありません。そのため、「おすすめ」フィードで視聴した動画を後でもう一度見たいときには、該当の動画のタイトルか投稿者の名前を検索するしかないのが現状です。

動画の「セーブ」機能や、動画へのいいねを活用すると、それぞれのリストにその動画が追加されるため、擬似的な視聴履歴として利用することもできます。ただ、「おすすめ」フィードで見た動画すべてに「セーブ」やいいねをしていくというのは、ユーザーにとってはかなり手間のかかる作業となってしまいます。

視聴履歴の導入により、ユーザーは思いついたときに簡単に視聴済みの動画へアクセスできるようになるはず。「なぜなかったのか」と感じてしまうほど基本的な機能で、ユーザービリティの向上に貢献することは間違いないでしょう。一方で、短時間で動画を消費していくスタイルが基本形のTikTokでは履歴の量が膨大になりやすいと思われるため、アクセス性の確保が課題になりそうです。

EDITED BY
TOKIWA