Twitterが親しい友達のみにツイートを限定公開できる機能の開発を進めています。「Twitter Circle」(以下、サークル)と名付けられている本機能について、アプリデベロッパーのNima Owji氏が開発の進行を報じています。
#Twitter is working on the “Twitter Circle” intro page for the web app. pic.twitter.com/mpXyOZhSkD
— Nima Owji (@nima_owji) March 11, 2022
Owji氏の投稿したWeb版Twitterのスクリーンショットでは、サークル機能の概要を見て取れます。サークルには150人までのユーザーを追加でき、ユーザーはサークルのメンバーのみが閲覧やリプライができるツイートを投稿できます。サークルのメンバーはいつでも編集可能で、サークルからメンバーを削除しても当人に通知などはされません。
#Twitter keeps working on the implementation of Twitter Flock (Trusted Friends) 👀 pic.twitter.com/roizS5K99K
— Alessandro Paluzzi (@alex193a) January 14, 2022
Twitterは2021年7月に、「信頼できる友達」にだけツイートを公開する機能の導入を検討していると明らかにしています。2021年12月に同機能の存在がAlessandro Paluzzi氏によって確認され、2022年1月にはこの機能が「Twitter Flock」と呼ばれていることが報じられました。その後、Twitterは「Twitter Flock」が仮の名称であると認めているという経緯があります。
Twitterは、限られた範囲のユーザーにツイートの閲覧権限を与える機能として、2021年9月より「コミュニティ」機能のテストを開始しています。コミュニティとサークルは、自身のフォロワーではなく特定のグループに属するユーザーのみがツイートを閲覧できるという点で類似した機能だと言えます。両者が大きく異なるのは、どのようにグループが作られるのかという点。コミュニティ機能では趣味嗜好を中心にグループが形成されるのに対し、サークル機能ではユーザー自身との関係性の深さによって自らグループを作成できます。
コミュニティとサークルの本格導入は、ツイートの公開性に大きな変革が加えられることを意味します。公開アカウント・非公開アカウント(鍵垢)というアカウントの設定に基づく従来の単純で硬直的な構造の上に、ツイートごとの設定に基づいてツイートの公開範囲が変わる複雑で柔軟な構造が重ねられ、公開アカウントであれば誰でもツイートを閲覧できた時代が終焉を迎えます。どの程度のユーザーがコミュニティ機能やサークル機能を活用するかは不透明ですが、これらの機能が使われれば使われるほど、Twitter内の言論空間は閉鎖的なものになっていくはずです。