Twitterは2022年3月9日(米国時間)、キャプション(説明文、代替テキスト)を追加して投稿した画像にバッジを表示する機能と、キャプションをテキスト表示する機能のテストを開始したと発表しました。
Twitterの画像キャプションは2016年に導入された機能。ユーザーは画像投稿時に画像のキャプションを追加できます。キャプションはアクセシビリティの読み上げ機能の対象となるので、目の不自由な人がツイート内の画像の内容を理解しやすくなります。
We've gotten a lot of feedback about how to improve the image description (or alt text) experience on Twitter. Today, we're launching 2 features to 3% of Twitter across Android, iOS, and Web: the public ALT badge and exposed image descriptions. 🧵 (1 of 6) pic.twitter.com/HCYzIYEdal
— Twitter Accessibility (@TwitterA11y) March 9, 2022
今回のテストは、iOS版アプリとAndroid版アプリ、Web版Twitterの3%のユーザーを対象に実施されます。対象者には、キャプションの付いた画像に「ALT」と書かれたバッジが表示され、バッジをタップすると画像のキャプションが開かれます。開かれたキャプションのボックスは、「Dismiss」ボタンか「Escape」キー、キャプションボックスの外側のタップで閉じることができます。
画像キャプションの表示機能によって、視力に障害のある人に加え、通信状態の悪い地域に住む人や認知障害を持つ人などでも、画像の内容にアクセスしやすくなります。また、キャプションを示すバッジが見えるようになることで画像キャプションの存在感が増し、キャプションを追加するユーザーの増加にもつながる可能性もあるでしょう。この点、Twitterはキャプション追加のリマインダー機能の開発にも取り組んでいます。
Twitterによると今回のテストは、4月初旬のグローバルでの正式リリースに向けて1カ月間限定で実施されるとのことです。