Appleは2022年3月1日(米国時間)、メディア向けに声明を発信し、ロシア国内でのApple製品の販売を停止すると発表しました。
#Apple on #Ukraine: we have disabled both traffic and live incidents in Apple Maps in Ukraine as a safety and precautionary measure for Ukrainian citizens pic.twitter.com/m8YA5N1bgf
— John Paczkowski (@JohnPaczkowski) March 1, 2022
Appleは声明において、「ロシアのウクライナ侵攻を深く憂慮し、暴力によって苦しんでいる人々とともに歩む」と同社の立場を表明。ウクライナ侵攻への対策として、ロシア国内でのすべてのApple製品の販売停止や、Apple PayをはじめとしたAppleのサービスの利用制限などを実施しました。

ロシアのApple Storeで製品を購入しようとすると「現在、Apple Storeは閉鎖中です」と表示される
またApp Storeにおいて、ロシア政府系メディアである「RT」と「スプートニク」のアプリをロシア国外からダウンロード不可にする措置をとっています。
ウクライナ市民に対しては、安全性の観点からApple製のマップアプリでも交通状況などのライブ情報を無効化しています。マップアプリでの対策は、Googleマップにおいても同様の措置が講じられています。
なお、ウクライナの副首相は2022年2月25日にAppleのCEOであるTim Cook氏に書簡を送付。ロシア国内でのApple製品の販売停止と、App Storeへのアクセス遮断を要請していました。