Appleは9月15日(米国時間)、「Apple Event」にてApple Watchの最新モデル「Apple Watch Series 6」と廉価版モデルの「Apple Watch SE」を発表しました。それぞれの機種の特徴についてざっくりまとめます。
Apple Watch Series 6
Apple Watch Series 6
Apple Watchのハイエンドモデルとなる「Apple Watch Series 6」は、新たなセンサーの搭載によって手首から血中酸素濃度の測定が可能になります。血中酸素濃度の測定は15秒で完了し、一日を通してバックグラウンドで測定を継続させることもできます。
また、従来の心拍数測定や睡眠データの記録機能も向上し、ヘルスケア機器としての「Apple Watch」の存在感をより高めた形です。日本でもApple Watchが医療機器として承認されたので、より活用の幅が広がっていくと見られます。
Apple Watch Series 6の常時表示ディスプレイは、これまでのモデルよりも2.5倍の明るさを実現し、日中の外でもディスプレイを起こさずに画面が確認できます。アクティビティ中であってもディスプレイに表示されているさまざまな測定項目がひと目でチェックでき、ユーザーの動きを妨げません。
ソロループ
本体のカラーバリエーションは、(PRODUCT)REDとブルーの2色が新たに加わり、計5色となりました。「ソロループ」と呼ばれる新たなバンドも登場。シリコーン製の継ぎ目がないバンドで、手首にすべらせるだけで着脱が可能です。9つのカスタムサイズから選択できるので、どんな腕のサイズでもぴったりフィットするものが見つけられます。
Apple Watch Series 6の本体価格は4万2800円(税別)からで、9月18日に発売予定です。
Apple Watch SE
Apple Watchシリーズ初の廉価版モデルとして発表されたのが「Apple Watch SE」です。Apple Watch Series 5と同じプロセッサである「S5」を搭載し、廉価版モデルながら高いパフォーマンスを実現しています。
ディスプレイもApple Watch Series 6と同じサイズ(368×448ピクセル)で、多くの情報を表示できます。常時表示ディスプレイではないものの、手首を上げるとディスプレイがオンになります。
Cellularモデルも用意し、本体価格は2万9800円(税別)からで、発売予定日はApple watch Series 6と同じく9月18日です。
Apple Watchのファミリー共有設定
Apple Watchの新モデルとともに、Apple Watchの「ファミリー共有設定」の導入についても発表されました。ファミリー共有設定を利用すると、子どもや高齢者の持つApple Watchと自身のiPhoneをペアリングして、それぞれ個別の電話番号とアカウントを使用できます。家族全員がiPhoneを持っていなくても、Apple Watchの機能を活用できるのも利点の一つです。
ファミリー共有設定でペアリングしたApple Watchがあれば、子どもの位置情報の把握や電話とメッセージの相手の限定など、家族のセキュリティやコミュニケーションをより強められます。
ファミリー共有設定は、Series 4以降のCellularモデルで利用可能で、日本も対象地域に含まれています(提供キャリアはau)。