LINEは、クリエイター向けにLINEタイムラインの新機能を発表しました。タイムラインで発信する投稿内容に合わせて複数のアカウントを作成できる「マルチアカウント」機能や、動画コンテンツの視聴回数に応じた収益化システムを近日中に盛り込む予定です。
マルチアカウント機能では、タイムライン上に新たにアカウントを作成し、動画や記事コンテンツを無料で投稿可能です。
個人用のアカウントと別に公式アカウントを作成したり、タイムラインに投稿するコンテンツのジャンルに応じてアカウントを使い分けたりできます。トークへメッセージを配信することもできますが、その場合はLINE公式アカウントのフリープランが適用されます。
タイムラインのマルチアカウントでは収益も得られます。
タイムラインに投稿した動画コンテンツに広告を挿入し、視聴回数に応じて広告収入が得られる仕組みです。アカウントのフォロワーが500人以上、直近1カ月で投稿した動画の再生時間が50時間以上という制限はあるものの、これらの要件を満たしていれば誰でもコンテンツの収益化につなげられます。
このほか、投稿をより多くのユーザーに届けてアカウントへの集客や流入数を増やす「セルフプロモート」機能(有料)も提供される見込みです。
今後LINEは、タイムラインの収益化機能の追加に加え、誰でも音楽を配信・販売できる音楽ディストリビューションサービス(SOUNDALLY)や、ビデオ配信を活用したライブコマース(LIVEBUY)の導入予定など、クリエイターの収益化プラットフォームとして機能を強化していくとしています。
LINEのタイムラインは2020年3月、「ディスカバー」機能を追加。気になるアカウントをフォローし、友だち以外の投稿も見られるようにするなど、コンテンツフォロー型プラットフォームへの方向転換を徐々にはかっていました。