2013年6月19日、Feedlyは、全てのユーザが自社サーバ「Feedly Cloud」を利用できるようになったことを発表した。これにより、Googleリーダーに代わる高速かつスケーラブルな環境を提供できるとのこと。
先日、Reederなどの有力RSSクライアントがFeedlyをサポートすることが公表されたように、FeedlyはGoogleリーダーの代替RSSリーダーとしての地位のみならず、新たなプラットフォームに変貌しようとしている。
Feedly Web版も提供開始
また、Feedly Cloudの本格稼働に合わせて、Web版の提供も開始された。従来、FeedlyはAnbdroid・iOSアプリとChrome・Firefox・Safariの拡張機能等として利用可能だったが、Web版の提供開始により、これらの他にもIEやOperaなどのブラウザからも利用できるようになった。
Web版を利用するためには各ブラウザから、feedly.com/にアクセスすればよい。
まずは、9サービスと統合
すでにアナウンスされていたgReaderなどのRSSリーダーによるAPI利用も始まっている。
また、新たにIFTTTなどのWebサービスでもFeedlyを利用することが可能となった。現在利用可能なサービスは以下の9つ。
- IFTTT
- gReader
- Press
- Newsify
- Nextgen Reader
- gNewsReader for BlackBerry 10,for Symbian/MeeGo
- Sprout Social
- Pure News Widget
- Menere
他社へのAPI提供決定から、200以上の問い合わせがあったことが公式ブログで明かされており、今後も続々と様々なWebサービスがFeedlyのプラットフォームに参加するものと思われる。
Googleリーダーの後継争いはどうなる?
6月17日、ソーシャルニュースサイトDiggが開発中のRSSリーダーを6月26日までに全面公開することを発表するなど、Googleリーダーのリタイアに向けて後継争いは加熱していきそうだ。
国内でもLivedoor Readerを始めとして、様々なRSSリーダーが自陣を拡大しようとする姿勢を見せている。
現在のところ、人気・ユーザ数などの点からFeedlyが一歩先を走っている印象だが、今後の後継レースの行方はいまだ不透明だ。