その手があったか!スマホを帽子に装着して楽しむ「headflat」がKickstarterに登場

headflat

クラウドファンディングのKickstarterで出資を募集しているスマホ周辺機器「headflat」が話題になるかもしれない。資金調達の目標額100,000ドルのうち、3月27日現在で11,384ドルを集めている。

headflatとは

headflatは、スマートフォンを装着するための帽子とiOS・Android対応Bluetoothコントローラーからなる製品。スマートフォンの携帯性を維持しつつ、ハンズフリーを実現するために、ドイツ・カールスルーエのheadflatチームが考案し開発中だ。

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この製品は、映画鑑賞やゲームプレイ、ビデオチャットなどを主な利用シーンとして想定している。

例えば、映画鑑賞のためにiPhone5を装着した場合、iPhone5のディスプレイの見た目上の画面サイズが、9フィート(約2.7m)の距離から観る60インチのモニターと同程度のサイズになる(ユーザの目に近い場所にiPhone5があるから当然なのだが…)。空いた両手でポップコーンをつまみつつコーラを飲む、という映画館スタイルをスマホで実現できてしまうわけだ。

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詳細は、以下の動画で確認してほしい。

ウェアラブル端末とは言えないが

スマホは、その携帯性の高さから、外出時だけでなく屋内でも常に持ち歩くユーザが多い。ある調査によれば、大半のユーザはトイレの中にスマホを持ち込んだ経験があるとされているくらいだ。

筆者は、このheadflatを初めて見た時に「本気で開発しているのか、ネタで開発しているのか?」と判断に迷ったが、自宅のようなプライベート空間で利用する分には十分活用できるかもしれないと、今では製品への評価を改めている。

Google Glass やスマートウォッチのようなウェアラブル端末が話題になっている中で、スマホそのものをウェアラブルにしてしまおうという発想を具現化したheadflatがどの程度注目を集められるのか、興味深いところだろう。