「Dolphin Browser」(旧名:Dolphin Browser HD)は多機能な快速ブラウザだが、同ブラウザに新たなプラグイン「Dolphin Jetpack」を追加することにより、読み込みスピード面などで大幅にパフォーマンスが向上するようだ。
標準ブラウザの5~10倍、Chromeの2倍!?
「Dolphin Browser」はHTML5のレンダリング性能に優れた「Dolphin Engine」を備え、主にHTML5用のWebゲーム・アプリなどを快適に体験できるといった特長をもっている。
今回新たに登場した「Dolphin Jetpack」はこれらの性能をより強化するというプラグインで、導入することでブラウンジング速度が大きくアップするという。「Dolphin Browser」の最新バージョン(v9.0.0)、Android2.3および4.0の端末に対応する。
「Dolphin Browser」は従来、HTML5のレンダリング性能で標準ブラウザの5~10倍、Chrome(Beta)の2倍ほど高性能だと謳ってきたが、使用感としてはそれほどの差を感じなかったのが正直なところ。
しかし「Dolphin Jetpack」導入後は、確かに動作のパフォーマンスが上がった。サイト表示の体感速度的に「かなり速くなった」と思える変化がみられ(3G環境下)、謳い文句も現実味を帯びて感じられた。ブラウザはスピード重視という向きにはオススメ。
ただし、機種によってはフォントが崩れたり、各ページのログイン情報(記憶しているIDやパスワード)がリセットされてしまうことがあり、注意が必要なようだ。
追加と適用の方法は簡単。Google Playで配信されている「Dolphin Jetpack」をインストールするだけ。インストール後、Dolphin Browserを開くだけで自動的に「オン」に設定される。
もし相性が合わず「Dolphin Jetpack」を止めたい場合は、設定ボタン→[Settings]→最上段にある[Dolphin Jetpack]をオフに切り替えればOKだ。