MMD研究所は8月6日、「スマートフォンアプリの利用実態調査」の結果を発表した。それによると、ダウンロード後1カ月以上経過した後も利用しているアプリのジャンルは、「天気、SNS、ナビゲーション、ゲーム」の順に多かった。また、現在スマートフォンに入っているアプリは「6-10個」が最多だった。
この調査では元々スマートフォンに入っているアプリ(プリインストールアプリ)を除いて集計している。プリインストール以外に、インストールしているアプリの数を集計した調査である。
20歳-59歳のスマートフォン所有者を対象にWEBでアンケートが行われた。有効回答数は556だった。
現在スマートフォンに入っているアプリの数では、「6-10個」と答えた人が21.6%で最多。次いで「1-5個」で15.8%だった。
一方で「51個以上」と答えた人は11.9%であり、3番目に多い。31個以上のアプリを入れている人は全体の2割を超える。
1カ月のうちにダウンロードする有料アプリの数では、「0個」と答えた人が70.3%。「1-5個」と答えた人は25.5%だった。無料アプリの場合は、「1-5個」と答えた人が65.1%にのぼる。
毎日-週1回程度、定期的に利用しているアプリのジャンルでは、天気と答えた人が57.9%で最多。先日発表された調査でも、スマートフォンで定期的にアクセスするインターネットサイトのジャンルは「天気」だったので、いかにニーズが高いかが分かる。
次いで「SNS」「ナビゲーション」「ゲーム」の順。先日、ソニーがカーナビ事業から撤退したように、カーナビの売れ行きは厳しい状況にある。3位が「ナビゲーション」というのも、納得の結果だ。
また、「電子書籍・雑誌」と答えた人は9.7%。電子書籍を読むための環境が充実し、価格なども考慮されたら、より割合は増えてくるだろう。しばらく先になるのかもしれないが、注目しておきたい項目だ。