ドコモは夏モデルAndroidスマートフォン「AQUOS PHONE ZETA SH-09D」を生産終了したと製品別サポート情報ページで告知したが、「+D Mobile」の取材によると誤掲載だったようだ。現在は「生産終了」の文字が削除されている。
「+D Mobile」によると、「NEXT series」の製品一覧ページに掲載されていないのは、SH-09Dの予約数が入荷数を超えてしまった店舗があり、顧客に配慮したためだという。増産する予定はなく、入手困難な状況に変わりはなさそうだ。
「AQUOS PHONE ZETA SH-09D 」は、チップセットにQualcommのMSM8960を採用している。MSM8960は「GALAXY S3 SC-06D」や「Xperia GX SO-04D」等、ドコモの夏モデルでも多く採用されており、世界的に供給不足に陥っている。ニーズがありながらも増産しないのには、チップセットが不足している事情も関係しているのかもしれない。
チップセットの不足は、スマートフォンの発売時期が予定よりも遅れている要因の一つでもあると考えられている。ほしいスマートフォンがある場合は、早めに事前予約の受付を済ませておいたほうがよさそうだ。