会場は熱心に質問する開発者であふれた。大きな注目を集めているUSBメモリ型Android端末Cotton Candyだが、24日に開催されたAndroid Bazaar and Conference 2012 Springにおいて開発元のFXI technologiesのMicheal Oh氏が講演し、今後のロードマップなどについて言及があった。
Cotton Candyは既報の通り、わずか21g、8×25mmのUSBメモリ型のAndroid端末。超コンパクトサイズながら、Galaxy S2と同じSamsung Exynos ARM デュアルコア1.2GHzのCPUなどを備えるなど、ハイスペック構成だ。
USBコネクタあるいはHDMI入力端子に挿し込んで使用し、PCやMac、タブレット、ディスプレイ、テレビなど接続可能なスクリーンがあれば、乗っ取る形で「Cotton Candy」のスクリーンとして利用できる。FXI technologiesではすでにプレオーダーを受け付けており、価格は190ドルとなっている。
搭載OSはこれまでAndroid2.3(およびUbuntu)とされていたが、今回の講演でOh氏は来月にはAndroid4.0(Ice Cream Sandwich)を搭載すると述べた。そして、(Web購入した)日本のユーザーの手元に届く時期については未定としながらも、認証が下りれば6月頃ではないかとの話が出る一幕もあった。
また、Cotton Candyの今後のロードマップについても示された。
それによれば、今年末には1.5GHz Dual Cortex A9を備えるCotton Candy v2.0、2013年には2.0GHz Quad-Cortex A15を搭載したLollipop v2.0といった進化を予定しているようだ。ますます楽しみになってくる。