Sony Ericsson(ソニー・エリクソン)は19日、2011年第4四半期の決算を発表した。前年同期及び前期より大幅赤字に転落した。
ソニー・エリクソンが発表した2011年の連結財務諸表の要約は以下のとおり。
税引前損失が2億4700万ユーロとなり、前期から赤字転落した。四半期純損益は、800万ユーロの黒字だった前年同期及び損益なしだった前四半期に対して、2億700万ユーロの損失となった。
販売台数は900万台、売上高は12億8800万ユーロとなり、前四半期より3億ユーロ近く減少となった。
なお、事前の市場予想は黒字となっていた。
ソニー・エリクソン社長兼CEOのバート・ノルドベリ氏によれば、競争の激化とマクロ経済環境の悪化及びタイの自然災害の影響を受けたため、業績が悪化したとのこと。なお、スマートフォンの出荷台数は増加しており、スマートフォン以外の端末の売上減少によるものであるとしている。
同氏は2011年はスマートフォンへの事業転換を推進した成果として、Androidスマートフォンの第4四半期売上高は、前年同期比65%増となったと総括するとともに、先日発表したXperiaシリーズの製品は、ソニー・エリクソンのスマートフォン製品群の要となると述べている。