「Angry Birds」開発のRovio、2013年に香港証券取引所へ上場か

大人気ゲーム「Angry Birds」を開発しているRovio Mobileが新規株式公開を計画していることが分かった。驚いたことに、IPOの舞台として選んだのは香港証券取引所だ。

Reutersの取材によると、RovioのCMO Peter Vesterbacka氏が同社が2013年に香港証券取引所で新規株式公開(IPO)する予定だと語った。その理由として、アジア市場の成長とそこに集まる「人と資金」を挙げている。

フィンランドに拠点を置くRovioだが、以前よりアジア市場を重視の姿勢は見せていた。
もちろんAngry Birdsは世界的に支持されているゲームだが、特にこんなものまで生み出してしまうほど、中国の人々は熱中しており、Rovioもその熱意に応えてAngry Birds Seasonsにおいて「Mooncake Festival」という中秋節をテーマとしたエピソードをリリースしている。
この結果、中国では「ほぼ標準インストール」と言ってもいいほどAngry Birdsを誰もがインストールし、楽しんでいるという。

このような熱狂的支持を背景に、香港証券取引所がRovioにとって最善と判断したものと思われる。

Vesterbacka氏が2ヶ月ほど前に述べたところでは、株式公開時の評価額について、10億ドルを期待しているという。