BaiduがAndroid用日本語入力システム「Simeji」の事業を取得

バイドゥ株式会社は13日、Android端末向けの日本語入力システムである『Simeji(シメジ)』に関する事業のすべての権利を取得したと発表した。

開発者である足立昌彦氏とデザイナーの矢野りん氏は、バイドゥに入社し、引き続き『Simeji(シメジ)』の企画・開発業務を担当するという。

「バイドゥは優れた開発力を持ち、技術のイノベーションを重視している会社です。長年検索サービスを提供するなかで、入力や変換に関する技術とノウハウを蓄積されています。バイドゥという新しい大きな場所で、『Simeji(シメジ)』は必ず更なる大きな成長と成果を収めることができると信じています」(足立氏[プレスリリースより引用])

Simejiは、Androidマーケットでの人気と知名度が高い。「マッシュルーム」を利用した機能拡張、「スキン」変更による見た目の改装など、多彩なカスタマイズ性は随一。インターフェイスも考え抜かれており、プログラマーとデザイナーによるコラボレーションの好例として知られている。

バイドゥ株式会社は、世界の検索市場において第2位の利用実績を記録し、米国NASDAQへ上場しているグローバルサイト「Baidu.com」の日本法人。2008年1月に日本市場向け検索サービス「Baidu.jp」をリリース以降、2009年12月に「Baidu Type(ベータ版)」(2011年3月に『Baidu IME』と改称)など新サービスを次々に公開している。