イタリアの観光スポットの事前予約で最難関と言われているのが、ミラノにあるレオナルド・ダ・ヴィンチの傑作「最後の晩餐」です。教会の食堂に描かれた壁画のため、現地に赴かないと観ることができず、チケットは販売開始直後にほとんど完売するほどの人気です。
本記事では、ミラノに行ったらぜひ観たい「最後の晩餐」のチケットを公式サイトから自分で購入する方法と、ツアーや代行サイトを利用するメリット・デメリットについて詳しく解説します。
2025年6月30日まで、「GetYourGuide」で利用できるアプリオ限定の5%オフクーポンを配布中です。「最後の晩餐」の観覧ツアーも割引価格で予約できるので、ぜひ利用してください。

[プロモコード、クレジットコード、ギフトコードを入力]をタップ

「APPLLIO」と入力し、[使用する]をタップ

割引価格で予約できる
使い方も簡単です。予約画面の「ご注文内容」の欄で[プロモコード、クレジットコード、ギフトコードを入力]をタップします。コード入力欄に APPLLIOと入力して[使用する]をタップします。これで割引が適用されます(利用は1人1回まで)。
「GetYourGuide」での「最後の晩餐」の観覧予約方法は本文内で詳しく解説しています。
「最後の晩餐」のチケットを確実に手に入れるためのポイント

レオナルド・ダ・ヴィンチが1495年〜1498年の3年の歳月をかけて完成させた「最後の晩餐(伊:L'Ultima Cena、英:The Last Supper)」。現地では「Il Cenacolo Vinciano(イル・チェナーコロ・ヴィンチャーノ)」と呼ばれています。
世界遺産にも登録されている「最後の晩餐」のチケットは争奪戦必至です。公式サイトから自分で購入するには押さえておきたいポイントがあります。
チケットは争奪戦、オンライン予約受付開始日を確認
1999年の大規模修復の後から、食堂内の空気の質を制御するために人数制限と滞在時間の制限がおこなわれています。一回の観覧可能時間は15分、観覧人数は最大35人です。

公式サイトには発売中のチケット情報が掲載されている
公式サイトによる「最後の晩餐」のチケットは、3カ月おきに3カ月分のチケットがまとめて販売されます。
現在販売中のチケットは、2025年7月31日までの分です。チケット販売日の告知は販売開始の数日前におこなわれ、火曜日の正午(日本時間で20時、サマータイム中は19時)から販売される傾向があります。
2025年8月1日から10月31日までの分は、6月のいずれかの火曜日正午(日本時間:20時)から販売が開始予定です。
販売月 | チケットの予約対象月 |
---|---|
3月 | 5月1日〜7月31日 |
6月 | 8月1日〜10月31日 |
9月 | 11月1日〜1月31日 |
12月 |
2月1日〜4月30日 |
公式サイトの予約状況は日々変わる

緑の日が予約可能日
予約開始とともにすぐに埋まっていってしまう「最後の晩餐」の観覧チケット。公式サイトを見てみたら予約できる日がなくて肩を落とした人もいるはずです。ただし、そこで簡単に諦めてはいけません。公式サイトでは毎日頻繁にキャンセル分の予約枠が販売されているのです。そのため、どうしてもチケットを手に入れたい人は、一日に何度か確認することを強くおすすめします。
ミラノ滞在中の日程とかぶる日にキャンセル枠が出たら大当たりです。すぐに予約しましょう。もし、キャンセル枠が見込めない場合は、チケット代行サイトやツアーを確認してみましょう。
毎週水曜日に翌週の追加チケットが販売される
2024年1月2日より、一部の時間帯の入場可能数が35人から最大40人まで増えました。この増加分のチケットが、毎週水曜日の正午(日本時間で20時、サマータイム中は19時)に翌週の追加分に限って発売されています。
各時間の追加チケットは5枚ずつと少ないですが、追加販売分チケットを狙うのも一つの手です。
「最後の晩餐」を観る5つの方法、おすすめは公式サイト予約・予約代行・観覧ツアー
「最後の晩餐」を観るためのチケットの入手方法は以下の5通りが挙げられます。

結論を先に述べると、おすすめなのは、①の公式サイトから予約する方法と、②の代行/ツアーを利用する方法です。以下では、それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。
1:公式サイトから予約する
「最後の晩餐」のチケットは、オンラインで世界どこからでも購入できます。チケットは、公式サイトから「Vivaticket」という名前のチケット販売サイトを通じて購入します。日本で言う「チケットぴあ」や「イープラス」のような、イタリアの大手チケット販売会社です。
3カ月分の枠が1度に開放される「最後の晩餐」のチケットは、予約開始とともに世界中からアクセスがあるのですぐに予約枠が埋まっていってしまいます。

公式サイトからの予約は最大5人分まで
公式サイトからオンラインで予約できるのは最大5人までです。18歳未満は無料ですが、観覧人数に制限があるため年齢が1歳以上の場合は必ず予約する必要があります。
公式サイトは英語もしくはイタリア語のみ対応となっています。外国語で手続きをすることに抵抗がある人には少しハードルが高いかもしれませんが、中間業者を挟まないので、手数料もかからずチケットの料金だけで購入することができます。
次章では、公式サイトから予約する方法を詳しく解説していますので、外国語が苦手な人もぜひ参照してみてください。
予約にかかる費用(1人あたり) | チケット代のみ(15€)(約2400円/1€=160円計算時) |
---|---|
予約時の必要言語 | 英語・イタリア語 |
メリット |
|
デメリット |
|
2:チケット予約代行サイトや観覧付きのツアーを利用する

「GetYourGuide」の予約ページ
自分でチケットを公式サイトから手に入れることに不安がある人におすすめなのが、チケット予約代行サイトの利用や、観覧付きのツアーに参加することです。
最大のメリットは日本語で予約ができることです。観覧付きツアーの場合は、日本語で「最後の晩餐」についての解説を聞けたり、ミラノの人気スポットをセットで観光したりすることができます。また、公式サイトではできない「キャンセル」ができる点も利点のひとつです。
ただし、代行・ツアーのいずれもチケット購入に対して手数料がかかるので、本来のチケット料金だけでは観覧できない点に注意が必要です。催行日時が決まっているため、催行日に合わせて予定を組む必要がある点にも気を付けてください。
予約にかかる費用(1人あたり) |
代行:3000円前後〜 ツアー:約1万円〜 |
---|---|
予約時の必要言語 | 日本語 |
メリット |
|
デメリット |
|
チケット購入代行は、個人や小さな会社がおこなっている場合が多いです。「Trip.com」と時折「GetYourGuide(ゲットユアガイド)」もチケットを販売しています。「Trip.com」は観覧日を指定できる上に、チケット購入代行としてはかなりお得な価格でチケットを購入できるのでおすすめです。
「最後の晩餐」の観覧を取り扱っている日本語で予約ができるツアー予約会社には、「GetYourGuide」「VELTRA(ベルトラ)」「Klook(クルック)」「楽天トラベル 観光体験」などがあります。
なかでもおすすめなのは利用者数の多い「GetYourGuide」です。プランが豊富なうえ、予約の手続きも簡単。「GetYourGuide」では24時間前までのキャンセルが無料なので、急な予定変更にも柔軟に対応してくれます。ほかのツアー会社の場合は、観覧の1カ月前からキャンセル料がかかる場合がほとんどです。
「GetYourGuide」での予約の手順
筆者が個人的におすすめする「GetYourGuide」での予約手順を紹介します。まずは公式ページで「最後の晩餐」を検索します。以下のボタンから「最後の晩餐」の検索結果ページに直接アクセスできます。
2025年6月30日まで、「GetYourGuide」で利用できるアプリオ限定の5%オフクーポンを配布中です。コード入力欄に APPLLIOと入力して[使用する]をタップするだけで割引が適用されます。「最後の晩餐」の観覧ツアーも割引価格で予約できるので、ぜひ利用してください。
-
予約するアクティビティと人数・日程を選ぶ
予約したいアクティビティをタップ
[空き状況を見る]をタップ
人数と参加日を選択して[空き状況を見る]をタップ
予約したいアクティビティをタップし、[空き状況を見る]をタップします。参加人数と観覧希望日をカレンダーから選び、再度[空き状況を見る]をタップしてください。
-
アカウントにログインもしくはゲストで続行する
ゲストとして続行またはアカウントを登録する
時刻を選択し[今すぐ予約]をタップ
ゲストとして続行するか、アカウントを登録するかを選択します。アカウントを登録すると、支払いがスムーズになるほか、購入後のチケット表示がどのデバイスでもできるようになるため、登録しておくと便利です。ここではGmailを利用してログインしました。
ログイン後、ツアーの開始時刻を選択し、[今すぐ予約]をタップします。
-
参加者の情報を登録する
入力した情報が正しいかを確認する
参加者全員の名前と生年月日を入力し[支払いへ進む]をタップ
ログイン時の情報(名前・メールアドレス)が自動入力されるので、追加や修正する場合はタップして修正します。携帯電話番号も入力します。
下にスクロールし、参加者全員の名前と生年月日を入力します。ここでの名前が観覧当日の本人確認で必要になるため、パスポートと同じ表記で入力しましょう。すべて入力できたら[支払先へ進む]をタップしてください。
-
支払い方法を選ぶ
支払うタイミングを選択する
カード情報を入力し[予約を完了する]をタップして完了
次に、支払うタイミングを「今すぐ支払う」「後で支払う」から選択します。今すぐ支払う場合は、Apple Pay、PayPal、Google Pay、デビットカードまたはクレジットカードから選べます。後で支払う場合は、クレジットカードの情報を入力します。
最後に[今すぐ支払う]もしくは[予約を完了する]をタップすれば予約完了です。登録したメールに確認メールが届くので、届いたメールを確認のうえ、なくさないように保管しましょう。
3:電話(コールセンター)で予約する

電話予約は最大9人分まで
「最後の晩餐」のチケットは電話からも予約ができます。公式サイトからのオンライン予約の場合は最大5人分までしか予約できませんが、電話の場合は9人分まで予約できます。つまり、公式のチケット予約サービスを使って6人〜9人分のチケットを予約したい場合、電話を利用しなくてはなりません。予約時の電話番号は以下のとおりです。
+39 02 92800360
発信先はイタリアとなるため、国際電話料金がかかる点に注意してください。「+39」はイタリアの国番号なので、もしイタリア国内から電話をかける場合にはこの「+39」は必要ありません。以下では電話予約時に必要なことをまとめました。
予約時に準備するもの |
|
---|---|
伝えること |
|
聞き取ること |
|
電話での受け答えになるので、聞き間違いに注意しなくてはなりません。また、オペレーターとは基本英語でのやり取りとなりますが、時折日本語が話せるオペレーターもいるようです。「Is there anyone who can speak Japanese?」(日本語が話せる人はいますか?)と尋ねてみると良いでしょう。
予約が無事に取れた場合、予約番号を教えてもらえます。観覧当日は、予約番号の控えと本人確認書類(パスポート)を持ってチケットオフィスへ向かいましょう。
予約にかかる費用(1人あたり) |
チケット代と国際電話の通話料金 |
---|---|
予約時の必要言語 | 英語・イタリア語(日本語ができるスタッフがいる場合もある) |
メリット |
|
デメリット |
|
4:当日券を現地で購入する

Google Maps
チケットオフィスに朝8時前に並んで買う手もあるが、現実的ではない
当日券を現地で購入する、という方法もあります。チケットオフィスが毎朝8時に開くため、営業開始前から並んで購入するという方法です。ただし、そもそも完売続きの人気チケットを購入できるかどうかはそのときの運次第なので、現実的に考えてあまりおすすめはできません。また、せっかくのミラノ滞在時間を無駄にしかねません。
「最後の晩餐」のある教会周辺には、「当日券あるよ!」と声をかけてくる人がいる場合があります。「最後の晩餐」を観るには入場前の本人確認が必須、チケット所有者の名義変更は観覧の24時間前までにおこなう必要があるため、このようなダフ屋行為をする人から購入したチケットでは入場できません。非正規ルートでチケットを手に入れるのは危険ですので絶対にやめましょう。
予約にかかる費用(1人あたり) |
チケット代のみ(15€)(約2400円/1€=160円計算時) |
---|---|
予約時の必要言語 | 英語・イタリア語 |
メリット |
|
デメリット |
|
5:メールで予約する
あまり知られていませんが、メールでも「最後の晩餐」は予約できます。ただし、10人以上の団体予約時専用となっているので、9人以下の場合は利用できません。予約用のメールアドレスは以下のとおりです。
cenacologruppi@adartem.it
英語もしくはイタリア語でメールを送る必要があります。最初のメールでは以下の2点を伝えましょう。
- 観覧希望日時(候補をいくつか挙げておくと安心です)
- 観覧人数
なお、予約日によって回答が来るまでの時間が異なります。当月分なら3営業日以内、翌月分なら6営業日以内、3カ月先なら9営業日以内の回答です。返事が来るまで時間を要するため、早めの連絡をおすすめします。
予約にかかる費用(1人あたり) |
チケット代のみ(15€)(約2400円/1€=160円計算時) |
---|---|
予約時の必要言語 | 英語・イタリア語 |
メリット |
|
デメリット |
|
公式サイトから自分で予約・購入する手順
公式サイトからオンラインで「最後の晩餐」のチケットを予約購入する一連の流れと、チケットの種類について詳しく説明します。
チケットの料金と種類

日本人に関係するのは青枠の4つ
「最後の晩餐」のチケットは以下8種類がラインナップしています。
- INTERO / FULL FARE(18歳以上):15€
- RIDOTTO 18/25 / REDUCED 18/25(18歳〜25歳):2€
- GRATUITO UNDER18 / FREE UNDER 18(18歳未満):無料
- GRATUITO ICOM/MIC / FREE ICOM/MIC(ICOMやMICのメンバー):無料
- GRATUITO / FREE(障害者の家族や介助者、ジャーナリスト):無料
- GRATUITO STUDENTI / FREE STUDENTS(美術や修復、建築、考古学などを学ぶEU圏の学生):無料
- GRATUITO DOCENTI ITA / FREE ITA TEACHERS(イタリア語教師):無料
- GRATUITO DISABILI / FREE DISABLED(障害のある人):無料
日本人の場合、選べるチケットはそのうちの4種類です。18歳以上の人は一律15€、18歳未満の人と障害を持っている人、障害者の付き添い(家族や介助者)は無料となります。18歳〜25歳(18/25)は2€と書かれている部分はイタリア在住者とEU圏の人のみ該当します。
無料チケットのみを購入する場合は、通常の予約とは予約フォームが異なります。詳細については後述しています。
実際のチケット購入手順
公式サイトからオンラインでチケットを購入する方法を詳しく解説します。英語やイタリア語が苦手な人でも、手順どおりに進めばチケットが購入できるので、ぜひ参考にしてください。
-
言語をイタリア語から英語に変更する
右上の人のマークをタップ
メニューから[LINGUE]をタップ
[EN]をタップ
「最後の晩餐」のチケット予約ページにアクセスします。デフォルトの表記がイタリア語なので、まずはわかりやすく英語に表記を変更しましょう。
右上の人のマークをタップしてメニューを開きます。メニューから[LINGUE](言語)を選び、[EN](英語)をタップしましょう。
以下のボタンをタップすると、英語に言語変更したチケット予約ページに直接アクセスできます。
-
「Vivaticket」のアカウント登録をする
「最後の晩餐」のチケットを購入するには、チケット販売サイト「Vivaticket」のアカウント登録が必要です。チケット購入の途中でもアカウント登録はできますが、登録している間にチケットが売れてしまうと元も子もないので、事前にアカウントを作っておくほうが安心です。
人のマークをタップ
[REGISTER]をタップ
ログイン用のメールアドレスとパスワードを入力する
言語変更と同じく、人のマークをタップして[REGISTER](登録)をタップします。「Vivaticket」へのログインに使うメールアドレスとパスワードを入力しましょう。
個人情報の規約に関する同意、メルマガ登録などの選択をする
そのまま下へスクロールし、個人情報の規約に関する同意(2箇所)にチェックを入れます。「I AGREE」(同意します)「I DO NOT AGREE」(同意しません)とある部分は、ニュースレターの配信やメルマガ登録の有無に関する内容なので、必要なら「I AGREE」、不要なら「I DO NOT AGREE」を選んでください。
入力はすべてローマ字でおこなう
すべて記入できたらチェックを最後に入れて[CONFIRM]をタップ
最後に購入者情報を入力していきます。「I WANT TO PROVIDE MY PURCHASE DETAILS NOW」(私の購入情報を今提供します)にチェックを入れると追加項目が現れるので、順に入力していきましょう。
上から、名前・苗字・性別・生年月日を入力します。つづいて、出生地の情報です。生まれた国・生まれた都市名(パスポートに記載されている場所)をローマ字で入力してください。都市名は、横浜市なら「Yokohama」もしくは「Yokohama-city」、中央区なら「Chuo-ku」といった感じです。
最後に現在住んでいる場所の情報を入力します。居住国・都道府県・市区町村・郵便番号・町名以降の住所を入力してください。住所は日本の順番と逆に書きます。東京都千代田区大手町1-1-1-101の場合、町名以降:「1-1-1-101,Otemachi」市区町村:「Chiyoda-ku」都道府県:「Tokyo」の順です。部屋番号には#(シャープ)を付けるのが正式ですが、ここではとくに問題ありません。
すべて入力できたら、規約への同意にチェックを入れ、[CONFIRM](確認)をタップします。
詳細が保存され、登録したメールアドレスにメールが届く
届いたメールの「CLICK HERE〜」の箇所をタップして有効化させる
登録完了画面
登録情報が保存され、登録したメールアドレスに確認メールが届きます。メールの「CLICK HERE〜」の部分をタップして、有効化させます。「YOUR REGISTRATION IS COMPLETED」(あなたの登録は完了しました)と書かれたページに遷移するので、登録したメールアドレスとパスワードでログインしましょう。
-
公式サイトのカレンダーから予約する日時を選ぶ
下へスクロールし[CENACOLO ADMISSION TICKETS]の画像をタップ
カレンダーの緑の部分が予約できる日
空いている時間を選択する
ログインができたら、そのまま画面を下にスクロールし、[CENACOLO ADMISSION TICKETS](食堂入場チケット)と書かれた、チケットを手に持っている画像をタップします。この画像の下には、マスタークラス、時間指定のイタリア語ガイド、英語ガイドなど日本語非対応のガイド付きツアーやグループレッスンが付いたチケットが並んでいます(ここでは割愛します)。
ページが切り変わったら、カレンダーの部分まで下へスクロールします。カレンダーで緑になっている日が予約できる日、グレーの日が予約が埋まっている日です。日付を選択すると空いている時間帯が表示されるので、その時間に問題がなければタップして予約を進めていきましょう。
-
購入するチケットの種類と枚数を選択する
青枠から購入するチケット数を入力する
数を入れたら「I'm not a robot」にチェックを入れ[BUY]をタップ
続いてチケットの種類と枚数を選択します。「Ingressi」(入場)の隣りに「Seats available」(空席)とあるのが、予約可能数です。ここでは24人分の空きがあることがわかります。
青枠で囲った部分(上から「18歳以上」「18歳未満」「障害のある人」)が入力が必要となる箇所です。
ここでは一般の「18歳以上」1枚を選択しました。すると、「Extra Options」(追加オプション)」として、ガイドブック12€(イタリア語・英語・フランス語・スペイン語・ドイツ語)の購入画面が開きます。必要ない場合はそのままで構いません。
予約購入する数を入れ終えたら「I'm not a robot」(私はロボットではありません)にチェックを入れ[BUY](購入)をタップします。
-
観覧者全員の名前を登録する
赤くなった画像(Missing personal data)をタップ
観覧者の名前を登録する
これでカートにチケットが入りました。ここから先は、支払い完了までは20分以内におこなう必要があります(左上の緑色部分に残り時間が表示されます)。
赤字で「Missing personal data」と書かれた人のイラストと赤い✕の小さな画像があるので、タップします。当日観覧する人の名前をローマ字で登録します。ここで登録した名前は、観覧当日にパスポートなどの身分証明書と名前が同じかどうかチェックをされるので、同じ表記で書くようにしてください。
名前を入力したら[Save](保存)をタップします。
登録されると緑に変わる
チェックを3つすべてに入れ[CONFIRM]をタップ
保存がされると赤い✕が緑のチェックに変わります。ここでは1名分のチケット購入のため、1つしかありませんが、複数名分チケットを購入する場合は、全員の名前を1つずつ同じように登録してください。
すべて登録し終えたら下にスクロールし、規約への同意にチェックを3つすべてに入れ[CONFIRM](確認)をタップしましょう。
-
クレジットカードで支払いをする
「Holder」の名前が正しいか確認
[Pay with Credit Card]をタップ
クレジットカード情報を入力する
「VIVATICKET」と書かれた確認ページに移ります。青枠の「Holder」(所有者)の部分の名前が正しいか確認し、下にスクロールして、[Pay with Credit Card](クレジットカードで払う)をタップします。利用できるクレジットカードはVisa、Mastercard、American Express、JCBです。
上から、カードの名義(名前→苗字の順)、カード番号、カードの有効期限(月/年)、セキュリティコード、メールアドレス(任意)を入力してください。すべて入力できたら、右下の価格の書かれた[Pay]をタップします。このあと、カード会社の本人認証ページに遷移するので、案内に従ってください。
無事に決済が完了すると、「YOUR PURCHASE ORDER HAS BEEN SENT」(あなたの注文が送信されました)という表示とともに支払い完了メールが届きます。届いたメールから観覧当日に必要なチケットをダウンロードできます。チケットは[DOWNLOAD TICKETS]と書かれたボタンをタップするとPDFで表示されます。スマホに保存または紙に印刷して、なくさないように大切に保管しましょう。
18歳未満など、無料チケットのみを予約する場合

18歳未満の人のみでの観覧や障害のある人のみでの観覧で、有料チケットを1枚も購入する必要がない場合は、別のフォームからオンライン予約をします。

フォームに記載する内容は上のとおり。未成年であることや、障害を持っていることなどを証明する書類を忘れずに添付してください。
すべて記入できたら、「I agree to the handling of my personal data in order to process my request」(個人情報がリクエスト処理に取り扱われることに同意します)にチェックを入れて[SUBMIT](提出)をタップして完了です。
なお、フォームは下のボタンから直接アクセスできます。
観覧当日に確認することと注意点
最後に、「最後の晩餐」のあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会までのアクセス方法と、観覧当日の注意点を解説します。
教会へのアクセス方法

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会を目指そう
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会までは、地下鉄・トラム・バス・タクシーなどからアクセスできます。公共交通機関である地下鉄とトラム、バスの乗り方と降車駅などについてまとめました。
地下鉄の場合(M1、M2)

M1(赤)線の車内。車内も赤で統一されている
ミラノの地下鉄はM1(赤)、M2(緑)、M3(黃)、M4(青)、M5(紫)の5路線があり、色で分かれているためわかりやすくなっています。観光でよく利用するのはM1、M2、M3の3路線です。
教会へのアクセスは主にM1とM2の2通りです。
- 地下鉄M1線(赤):ミラノ大聖堂のあるDuomo(ドゥオモ)駅から乗車の場合、4駅先のConciliazione(コンチリアツィオーネ)駅で下車し、徒歩約5分です。約3分間隔で運行しています。
- 地下鉄M2線(緑):ミラノ中央駅のあるCentrale FS(チェントラーレ FS)駅から乗車の場合、5駅先のCadorna(カドルナ)駅で下車し、徒歩約9分です。約4分間隔で運行しています。
切符は地下鉄の駅の券売機などで購入できます。また、2024年からクレジットのタッチ決済でそのまま改札を通ることができるようになりました。
トラムの場合(16系統)

トラム(16番線)は教会前に着く
トラムは16系統(モンテ・ベリーノ〜サン・シーロスタディオ間)に乗車してください。約10分間隔で走行しており、ドゥオモ前からサン・シーロスタディオ行きに乗車した場合は、5駅目のS.Maria delle Grazie(サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ)駅で下車します。乗車時間は約10分です。
切符は地下鉄やバスと共通で、街のタバッキ(キオスク)のほか、地下鉄の駅の切符売り場などで購入できます。
バスの場合(50、58系統)
バスの場合は、50系統と58系統のいずれかを利用し、P.Za Giovine Italia(ピアッツァ・ジョーバネ・イタリア)で下車してください。教会までは徒歩約5分です。
運賃はバス乗車時にクレジットのタッチ決済で支払えます。切符の場合は、地下鉄やトラムと共通で、街のタバッキ(キオスク)、地下鉄の駅の切符売り場などで購入できます。
教会と「最後の晩餐」の入り口は別

Google Map
「最後の晩餐」の入口は教会の左手
「最後の晩餐」がある場所はサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の食堂です。教会の入り口ではなく、教会を見て向かって左側の白い建物から入ります。
ツアーなどで現地集合する際は、集合場所を間違えないように、どこの前で集合なのかを一度確認しておきましょう。
観覧時間の30分前には到着する必要がある

Google Map
チケットオフィスは広場の入口付近にある
「最後の晩餐」の観覧当日は予約時間の30分前までにチケットオフィスへ行き、チケット予約時の控えとパスポートなどの身分証明書を提示して、入場チケットと引き換える必要があります。
このとき、予約した名前と身分証明書の名前が異なると観覧できません。また、観覧15分前までに受付できなかった場合は自動キャンセルされてしまいます。別日などの振替もできないので、時間には余裕を持って向かうようにしてください。
チケットオフィスは教会を見て向かって左側、広場の入口付近にあります。「Biglietteria/Ticket Office」と書かれたプレートが目印です。
観覧時に持参するもの、持ち込みできないもの

観覧当日に必ず必要なのが、予約時の控えと本人確認書類(パスポート)です。この2つがないと観覧チケットと引き換えることができません。
また、大きな荷物や飲食物、壁を傷つける恐れのある自撮り棒など長いもの、濡れた傘などは館内に持ち込むことが禁止されています。このようなものを持っている場合には、チケットオフィスにある60分まで無料で利用できるロッカーに預けてください。ただし、ロッカーの数には限りがあり、大きさも異なるので、大きな荷物はなるべく滞在先などに置いてくるほうが安心です。
館内は全面禁煙。大声を出す、走る、床に座る、壁に寄りかかるといった行為が禁止されています。携帯電話も音がならないようにマナーモードにしましょう。
タイトル | 「L'Ultima Cena(ルルティマ・チェーナ)」和名:「最後の晩餐」 |
---|---|
作者 | Leonardo da Vinci(レオナルド・ダ・ヴィンチ)(1452年〜1519年) |
製作年 | 1495年〜1498年 |
技法 | テンペラ |
サイズ | 460cm × 880cm |
所蔵場所 | ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の食堂 |
- 観覧可能時間:15分
- 観覧人数:最大35人
- 営業時間:火曜日~日曜日、午前8時15分~午後7時(最終入場は午後6時45分)
- チケット料金:15€、18歳未満は無料
- チケットオフィス:火曜日〜日曜日の8時から18時45分まで
- 休館日:毎週月曜日、1月1日、12月25日
「最後の晩餐」のチケット購入と観覧に関するよくある質問とその答え
チケットのキャンセル・日付変更、譲渡はできる?
チケットの譲渡(名前変更)は可能ですが、キャンセル・日付変更はできません。
公式サイトから購入した場合は、チケットの名前の変更はできますが、観覧時間の変更やキャンセルはできません。
名前を変更する場合には、観覧の24時間前までに公式チケット予約サイトのvivaticketからログインして、購入履歴から変更をおこなう必要があります。チケットの名義変更は1チケットにつき1回まで、観覧の9日前から可能です。
ツアーや代行サイトを利用した場合には、運営会社のルールに従ってください。GetYourGuideの場合は、24時間前までキャンセルが無料です。
「最後の晩餐」は写真を撮っても大丈夫?
はい、大丈夫です。ただしフラッシュ撮影は禁止です。
「最後の晩餐」はカメラの持ち込みが許可されており、写真撮影が可能です。ただし、フラッシュ撮影は禁止されています。また、ビデオ撮影も禁止されているので、ルールを守りましょう。
予約時間に遅刻したらどうなる?
予約時間に遅れたら、チケットは失効します。
公式サイトにも、当日は予約時間の30分前までにチケットオフィスに来るよう記載されています。
予約の時間に遅れると、チケットは自動で失効します。この場合、日時の変更や振替はできないので、当日は余裕を持って現地に着くように行動することをおすすめします。
施設の中にトイレはある?
はい、あります。

赤い矢印が、進行方向です。「最後の晩餐」のある食堂を抜けた先の、出口とは反対方向にトイレがあります。なお、トイレの利用は当日の観覧時間内に限られます。
「最後の晩餐」を無料・割引価格で観られる日はある?
はい。毎月第1日曜日は無料、年に2回割引価格で観覧できる日があります。
イタリアでは美術館や博物館などが無料で観られる日があり、「最後の晩餐」は毎月第1日曜日のみ無料で観ることができます。チケットは前週の水曜日からオンラインから最大5枚まで予約することができます。
また、ミュージアムナイト(5月中旬)とヨーロッパ文化遺産の日(9月の最終土曜日)は、夜間営業がおこなわれ、1€で観覧可能です。こちらもチケットは最大5枚まで、オンライン予約からの受け付けとなります。