MacBookやiPadにおすすめの代用充電器6選 割安でコンパクト、急速充電もできる

MacBookやiPadにおすすめの充電器6選 割安でコンパクト、急速充電もできる

MacBookに付いてくる純正の充電器はサイズが大きく、持ち歩きにやや負担があります。充電器をなくしたり故障したりした場合には、コンパクトで軽く、価格も手ごろな市販(サードパーティ)の代用充電器を購入するのがおすすめ。自宅と会社など、MacBookを使う場所が複数ある場合にはそれぞれに充電器を置いておくのも便利です。

iPadにも、基本的には同じ理由で市販の充電器をおすすめします。iPadに付属する標準の充電器は18Wの出力ですが、iPad Proなどは30Wの受電能力があるとされています(公式発表ではないので参考値)。つまり、市販の充電器を使うと急速充電ができるわけです。

iPad、MacBook ProともにUSB PowerDelivery(USB PD)に対応しています。市販の充電器も出力が合うUSB PD対応製品が利用できます。また、充電器は大は小を兼ねます。60Wの充電器で最大受電容量が30Wの製品に充電するのは問題ありません。逆も可能なケースが多いのですが、充電時間が長くなります。

本記事では、MacBookやiPadに向くコンパクトで割安なおすすめ充電器を紹介します。

MacBookに充電する

MacBook Airには、標準で30Wの充電器が付属します。MacBook Pro(13インチ)は同じく61W、MacBook Pro(16インチ)は100Wの充電器が付いてきます。

今回は、MacBook AirとMacBook Pro(13インチ)モデル向けの充電器を取り上げます。100Wの市販充電器はこれから出そろってくるので、今後紹介していきます。なお、MacBook Airの30W充電器をAppleストアで購入すると4800円、MacBook Pro(13インチ)の61W充電器は6800円します。

iPad Macbook おすすめ 充電器

MacBook Proに市販の充電器で充電しているところ

iPad Macbook おすすめ 充電器

左の純正充電器はサイズが大きく重い。また価格も高い

iPadに充電する

現行のiPadには、18Wの充電器が付いてきます。ところがiPadの現行モデルは、30Wの受電能力があるとされています。12.9インチのiPad Proは45Wと言われています。どちらにしろ市販の充電器を使えば、付属の充電器よりも高速に充電できる可能性が高いわけです。

アップル純正の18W充電器は2800円で販売されています。ただ、プラグが折りたためないので、カバンに入れて持ち運ぶときに邪魔になります。パソコンやスマホにぶつかると、傷が付く可能性もあります。また純正の30W充電器は、上述したように4800円と高額。こちらも、市販の充電器を購入すると割安でコンパクトなのでおすすめです。

iPad Macbook おすすめ 充電器

iPad Proに市販充電器で充電中。急速充電も可能

iPad Macbook おすすめ 充電器

左の純正充電器はコンパクトだが18Wの出力にとどまる

30Wのおすすめ充電器(iPadやMacBook Air向け)

iPadやMacBook Airに向いた30Wのおすすめ充電器を紹介します。なお、45Wや60Wの充電器を利用してもかまいませんが、30Wと同じ充電時間となります。

30Wの充電器はとにかく小さく、値段も頃合いです。ここでは、Ankerの製品を2つ紹介します。他のメーカーの製品にも優れたものはありますが、さほど差は大きくありません。悩んだら安心なAnker製を購入するのがおすすめです。

Anker PowerPort III mini

iPad Macbook おすすめ 充電器

iPad Macbook おすすめ 充電器

30WのUSB PD対応充電器です。3000円を切る手ごろな価格で、本体もコンパクトです。プラグの折りたたみが可能なので、カバンに入れておくのにも向いています。

Anker PowerPort III mini

Anker PowerPort Atom III Slim

iPad Macbook おすすめ 充電器

iPad Macbook おすすめ 充電器

2000円台半ばで購入できる30Wの充電器です。本体は板のような薄い形で、カバンへの収まりは最高です。ただし、コンセントが縦に2つ並んでいるタイプだと邪魔になることがあります。その際には、下に挿すようにしてください。本体色は黒と白があります。

Anker PowerPort Atom III Slim

60Wのおすすめ充電器(MacBook ProやiPad Pro向け)

60Wの充電器は非常に種類が増えてきました。いま最も人気のある容量といえるでしょう。もちろん、iPadやiPhoneにも充電器は可能です。なお、MacBook Proの充電器は61Wですが、60Wの充電器でもほぼ同じように使えると考えて差し支えありません。

60Wの充電器は、純正よりかなり小さくて頃合いの価格のモデルから、最小クラスでちょっと価格が高い製品もあります。また、複数のポートを搭載するモデルもあるので、MacBook Proとスマホなどを同時に急速充電できます。

iClever(IC-WD11)

iPad Macbook おすすめ 充電器

iPad Macbook おすすめ 充電器

60Wのコンパクトな充電器です。窒化ガリウムという次世代の半導体を採用することで、小さなサイズを実現しています。とはいえ、今回取り上げた中で最小というわけではありません。

魅力は価格とサイズのバランスの良さです。2020年5月21日時点では、20%オフのクーポンが用意されていました。実質2000円台なら、非常にお買い得といえます。

iClever(IC-WD11)

RAVPower 61W USB-C

iPad Macbook おすすめ 充電器

iPad Macbook おすすめ 充電器

61Wの充電器のコンパクトな充電器としては、かなり以前から販売されているタイプです。窒化ガリウムを採用するコンパクトな本体が魅力ですが、値段が落ちてきているのもポイントです。本体カラーは黒と白があり、白のほうが安くなっていることが多いようです。

RAVPower 61W USB-C

AUKEY Omnia Duo 65W

iPad Macbook おすすめ 充電器

iPad Macbook おすすめ 充電器

65Wの急速充電器で、本体は今回の同クラスでも最小です。このサイズにして、端子を2つ搭載しています。1つの機器に充電する場合は最大65W、2つの機器に充電する場合は45W、18Wの出力。MacBook AirとiPhoneを同時に急速充電できるというわけです。MacBook Pro(13インチ)とiPhoneでも、かなりの速度で充電できるでしょう。

価格は少々高くなりますが、コンパクトに持ち歩けて同時に2つのデバイスに充電できるのは便利です。

AUKEY Omnia Duo 65W

多ポートタイプのおすすめ充電器

複数のポートがあるタイプの充電器も紹介します。

Anker PowerPort Atom III Slim(Four Ports)

iPad Macbook おすすめ 充電器

USB-Cポートが1つ、USB-Aポートが3つ付いています。最大合計65Wでの充電が可能で、USB-Cポートは45W、USB-Aポートは3つで20Wの出力です。

iPadやMacBook Airに急速充電しながら、3つのUSB-Aポートを使って、スマホやワイヤレスのイヤホンなどにも充電可能です。家族で使うなど、複数のデバイスに充電したい人におすすめします。旅行などにも持ち歩けるコンパクトなサイズと142グラムの軽さも魅力です。

Anker PowerPort Atom III Slim(Four Ports)

まとめ

市販の充電器は、コンパクトで価格も手ごろなので、一度使うと手放せなくなるでしょう。もちろん、iPhoneやデジカメなどの充電にも利用可能です。1つ持っていれば、用途はかなり広がってきます。

コンパクトなサイズを実現したのは、窒化ガリウムという次世代の半導体です。当初は対応モデルが高価でしたが、価格もこなれてきています。

構成・文:戸田覚

編集:アプリオ編集部