iPhoneで電話をかけても相手につながらないとき、時間をおいてかけ直した経験がきっとあるはず。「電話」アプリの履歴や連絡先から相手にかけ直すのが、リダイヤルの一般的な流れでしょう。
しかし実はもう1つ、同じ番号に連続で素早くリダイヤルできる裏ワザがあります。発信履歴の削除における盲点のひとつにもなっているので、覚えておくと役立つかもしれません。
そこで、この記事では、iPhoneで同じ電話番号に連続でリダイヤルする方法を2つ紹介します。
検証端末:iPhone 7(iOS 10.2.1)
基本:履歴からリダイヤル
電話をかけ直すとき、一番よく使うのは発着信の履歴でしょう。「電話」アプリで
を開いて、相手をタップすれば一発で電話をかけることができます。発着信の両方の履歴が保存されているので、こちらからかけた通話だけでなく、相手からかかってきた電話にもかけ直すのにも好都合です。発着信履歴をタップすると発信する。
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裏ワザ:キーパッドから高速リダイヤル
リダイヤルには別の方法もあります。それは「電話」アプリの
からのリダイヤルです。通話ボタンをダブルタップすればリダイヤルできるが、難点もあり
リダイヤル機能が備わっているのは、キーパッドの通話ボタン(緑色の受話器マーク)。タップすると直前にキーパッドから発信した番号が表示され、もう一度タップするとリダイヤルできるのです。番号を確かめる必要がないときは、ダブルタップすれば、即発信することができます。
たとえば、初めて訪れようとしている飲食店などの電話番号は連絡先に登録していません。そのような電話番号へ電話をかけるときは、キーパッドを開いて電話番号を入力することが多いでしょう。そういったケースで予約や問い合わせのために電話をかけてつながらなかった場合などに、履歴を開かなくてもキーパッドの画面から一瞬でリダイヤルできるので、使い方次第では非常に便利な機能となっています。
通話ボタンタップすると前回かけた番号が表示され、もう一度タップすると発信できる
もっとも、この裏ワザには難点があります。というのも、キーパッドで電話番号を直接入力して発信した番号にしかリダイヤルできないからです。よって、直前に履歴などから発信した相手にキーパッドからリダイヤルしようとしても、キーパッドが記憶している電話番号が相手の番号出ないかぎり、キーパッドからのリダイヤルはできないことになります。
発信履歴の削除における盲点
最後にリダイヤル機能のトリビアを1点。「履歴」で発信履歴を削除しても、実はキーパッドの通話ボタンをタップすると直前にかけた番号が表示されてしまうのです。過去の通話履歴を削除して安心したつもりでも、タップするだけで最後にかけた番号を表示できてしまう点は、知らない人も多いのではないでしょうか。
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リダイヤル自体は「ふーん」で済ましてしまいそうな機能ですが、直前にキーパッドから発信した電話番号を表示するための隠し扉的な機能として覚えておくと、いつか便利に使える(使われる?)日が来るかもしれません。