iPhoneを使う上で欠かせないのが、アプリからの通知や情報などをまとめて表示できる「通知センター」と呼ばれる機能です。
通知センターは2画面に分かれています。ひとつはアプリからの通知を再確認できる「通知」画面。もうひとつは、今日の天気や株価、ニュースを表示できるウィジェットや使用頻度の高いアプリなどを表示できる「今日」画面です。
iOS 9では通知センター上で「通知」タブと「今日」タブを切り替える形式でしたが、iOS 10では左右スワイプで切り替える形になるとともに「通知」と「今日」という名称が通知センター内で使われなくなりました。
いずれも各種情報をどの画面からでもまとめてチェックできるので、使い方次第では非常に有用だと言えます。他方、ロック中の画面からでも通知センターを表示できるので、スケジュールやメールの通知など個人情報を盗み読みされないよう配慮する必要もあります。
本記事では、通知センターを表示する方法と隠す方法を解説します。
通知センターで「通知」を表示する/隠す
通知センターを表示するにはホーム画面の上端を下にドラッグします。
iOS 10からは最初にアプリからの「通知」が表示されるようになりました。ここには、不在着信やメールの着信などアプリからのお知らせが表示されます。
通知センターは画面上端から引き出す
通知センターを隠してホーム画面に戻るには、ホームボタンをクリックするか、画面下端を上にスワイプします。
通知センター下端から上にスワイプすると通知センターが上に格納される
通知センターで「今日」の画面を表示する/隠す
通知センターには、今日の予定や天気、株価なども表示されます。これらはウィジェットと呼ばれ、アプリの情報を表示できるので非常に便利です。また、ウィジェットからはアプリを起動したり、アプリの一部機能にアクセスすることも可能です。
「今日」画面を表示するには、通知センターを引出した上で右にスワイプするか、ホーム画面のトップページかロック画面で左側から右にスワイプします。
通知センターを表示して右スワイプする「今日」の表示方法
「今日」画面を隠してホーム画面に戻るには、ホームボタンをクリックするか、画面下端を上にスワイプします。ホーム画面トップページかロック画面から表示していた場合は、画面を左スワイプすれば元の画面に戻れます。
ロック画面で通知センターを非表示にするには
通知センターはロック中の画面からも表示できます。そのため、他人が勝手に操作して、予定やメールのプレビューなどを見られてしまうという恐れもあります。せっかくTouch IDやパスコードを設定しても、これではプライバシーの保護が手薄になってしまいます。
できるだけプライバシーを守りたいなら、ロック画面で通知センターを表示できないように設定しておくと安心。設定方法は下記記事で解説しています。
iPhoneの覗き見を防止、ロック画面で通知/通知センター/ウィジェットを非表示にする方法──LINEメッセージやメールの内容を隠してプライバシーを守る
なお「通知」をオフにすると、ロック中の画面を表示したときに画面の上端をドラッグして通知センターを引き出すことができなくなります。この場合「今日」の画面を表示したければ、ロック画面を右にスワイプすればOKです。
ロック画面で右スワイプするとウィジェットを表示可能
【iOS 10】全部わかる? iPhoneに届いた通知を消す5つの方法
検証端末:iPhone 7(iOS 10.0.1)