LINE(ライン)のタイムラインに「ディスカバー」機能が実装され、友だち以外のタイムライン投稿などが見られるようになりました。ところが、このディスカバーには設定にかかわらず問答無用で表示されてしまうことから、「邪魔」「うざい」といった声がユーザーからはしばしば挙がっているようです。
そこで本記事では、LINEのタイムラインにディスカバーをできるだけ表示させないための設定方法をまとめて紹介します。
LINEタイムラインの「ディスカバー」とは?
「ディスカバー」は2020年3月からタイムラインに実装された機能で、友だち以外のタイムライン投稿が見られる、というものです。
具体的には、一般ユーザーや公式アカウントが全体公開でタイムラインに投稿した写真・動画のおすすめが表示されます。
野球のアカウントをフォローしたり、いいねや保存したりしている利用者には、野球に関する投稿が表示される
ディスカバーに流れてくる投稿は、タイムライン上でのタップやいいね、コメントなどのアクションを基にパーソナライズされており、一人ひとり違ったものが表示されます。
そうした操作が一切なかったり、情報利用に同意していなかったりする場合は、推測された性別や年代で、いいねやコメントが多い投稿がおすすめされるようです。
残念ながら、タイムラインのディスカバー自体を消す(非表示)にする設定はありません。ディスカバー機能が実装される以前のアプリバージョンに戻すこともできないので、ユーザー側の操作で完全に非表示化することは不可能です。
ただ、なるべく目立たせない設定にしたり、動画の自動再生をオフにしたり対策をすれば、可能な限りディスカバーを目にしなくて済みます。後述する方法を試してみてください。
ディスカバー表示を隠す・目立たなくする方法
ここからは、ディスカバーをできるだけ目立たせない・目に触れさせないための対処法を紹介します。
タイムラインのトップに固定されたディスカバー表示を解除する
タイムラインページのトップには「ディスカバー」アカウントの投稿が固定され、タイムラインを開くたびに無理やり投稿を見せられます。
おそらく、ディスカバー表示で最もユーザをイラッとさせるのが、この表示ではないでしょうか。そこで、この固定表示を解除する設定方法を紹介します。
まずは「ホーム」タブで設定ボタン[]をタップします。
メニューから[タイムライン]を選択し、「人気の投稿をトップに表示」をオフに切り替えましょう。これで設定は完了です。
ディスカバーがトップに表示されなくなる
オフに切り替えると、これまでタイムラインのトップに固定されていた「ディスカバー」が表示されなくなります。
意図的に「ディスカバー」タブをタップしたり、タイムライン投稿を遡らない限り、ディスカバーが目につくことはないでしょう。
動画の自動再生をオフにする
ディスカバーの特徴の一つとして、写真よりも動画(ショートムービー)の投稿が多く表示されることが挙げられます。
タイムラインを眺めているだけで勝手に動画が再生されることに、不快感を抱いていたユーザーも多いことでしょう。また、意図せず多くのモバイルデータ通信量を消費してしまうというデメリットもあります。
この点、自動再生設定をオフにしておけば、勝手に動画が再生されるのを防ぐことができます。
LINEの「ホーム」タブから設定ボタン[]→[写真と動画]→[動画自動再生]の順にタップして進み、「自動再生しない」もしくは「Wi-Fiのみ」にチェックを入れます。
これで、各動画をタップした時のみ動画が再生されるようになります。また「Wi-Fiのみ」を選択すると、Wi-Fiに接続しているときだけ自動再生されます。
左:タイムラインタブの動画は自動再生されない右:ディスカバータブの動画は自動再生される
ただし、自動再生がオフになるのは、タイムラインに流れてくるディスカバー投稿のみのようです。
「ディスカバー」タブ内では、自動再生をオフにしていても動画が再生されます。不用意にディスカバータブを開かないように注意しましょう。
検証したLINEのバージョン:iOS版10.16.2、Android版10.17.0