羽田空港で海外向けレンタルWi-Fiルーターを借りる方法

羽田空港で海外向けレンタルWi-Fiルーターを借りる方法

本記事では、海外旅行や出張の際に便利なWi-Fiルーターのレンタル方法を紹介します。Wi-Fiルーターを借りておけば、渡航先でもスマホやパソコンを便利に使えます。レンタル事業者やレンタル料金、レンタル方法などをチェックして、いざ利用する際にはスムーズに借りられるようにしておきましょう。

レンタル可能な事業者一覧

羽田空港にはWi-Fiルーターレンタル事業者のカウンターがあり、手続きが可能です。料金や貸し出し条件などが異なるため、事前に確認しておきましょう。主なレンタル事業者(グローバルWi-Fi/イモトのWifi/Wi-Ho/JAL ABC/Wi-HoBiz)と条件は以下の通りです。

Wi-Fiルーターのレンタル事業者
サービス名 グローバルWi-Fi イモトのWi-Fi Wi-Ho JALABC Wi-HoBiz
利用料金(アメリカで4Gルーターを1日レンタルした場合の料金・割引含む) アメリカ:1.1GB,1日/1176円(早割適用の場合) アメリカ:1GB,1日/940円(50%オフキャンペーン実施中) アメリカ:1GB,1日/1250円 アメリカ:容量無制限,1日/920円(50%オフキャンペーン実施中) アメリカ:1GB,1日/1500円
当日申し込み -
予約期限 受取前日の15:00まで [平日]受取前日の15:00まで
[土日]受取2日前の16:00まで
受取前日の正午まで 受取2日前の18:00まで 受取前日の正午まで
自宅配送 -
現地受け取り ハワイ・LA・韓国・台湾の支店やホテルへ宅配 -
貸し出し場所 6:30〜23:45:2F到着ロビー
23:45〜6:30:3F出発ロビー
4:00〜翌2:00:3F出発ロビー 24時間:3F出発ロビー 6:30〜23:00:3F出発ロビー
同時接続台数 5台 10台
URL 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト

まず、チェックしておきたいのは当日申し込みの可否です。今回紹介するレンタル事業者の中では、Wi-Hoだけが不可となっています。急な出張などで申し込みをせず空港へ行った場合は、他の事業所のカウンターに足を運びましょう。貸し出し場所や時間もまとめてあります。もちろん、当日は在庫がなくて借りられないケースもあるので、事前に予約するのがベストです。Wi-HoBizは、カウンターが開くのが6:30のため、早朝の飛行機で出発する場合は注意してください。

なお、JAL ABC以外の事業者は、自宅までWi-Fi機器を配送してくれます。空港で手続きをする場合、5〜10分程度時間がかかるため、余裕を持って搭乗したい人は、事前に自宅で受け取っておくのも良いでしょう。

また、一台に同時接続可能な台数も決まっています。例えば家族や友人と旅行をしたり、複数人で出張にいく場合などは、同行者の端末数に応じてレンタル事業者やレンタル台数を選ぶと良いでしょう。料金については、JAL ABCは、アメリカの場合、容量無制限のプランのみとなっていますが、グローバルWi-Fiより安く設定されています。ただし、グローバルWi-Fiは、予約期限が前日の15:00までとなっていたり、ハワイなど一部の国・地域でホテルへ宅配してくれるサービスも用意されています。

レンタルWi-Fiルーター利用時の注意点

海外ではさまざまなトラブルが発生します。レンタルしている機器の紛失や返却忘れがあった場合の対処法もチェックしておきましょう。

紛失や盗難などにあった場合

渡航先などでレンタルWi-Fiを紛失してしまった場合は、各事業者の問い合わせ窓口に電話をしましょう。事業所のほうで回線を停止します。また、事業者所定の弁済金が発生します。例えば、Wi-Ho Bizでは、紛失・盗難や全損をすると3万円です。ただし、安心補償パック(440円/1日)へ加入していれば免除されます。

返却を忘れた場合

帰国後、空港のカウンターで返却するのを忘れてしまい、そのまま自宅まで戻ってしまうケースもあると思います。その場合は、各事業者のサポート窓口に連絡をして指示を仰ぎましょう。基本的には、自宅から指定の返却場所に送料負担で郵送します。また、遅れた日数分のレンタル料金が追加発生する可能性もあるので忘れないように注意しましょう。

帰国が伸びて契約期間内に返却できない場合

帰国が遅れて予定通りに返却できない場合も事業所に連絡をしましょう。レンタル期間が予定より長くなるため、追加料金が発生します。ただし、Wi-Ho Bizのように、自動でレンタル期間を延長してくれる事業所もあります。

レンタルWi-Fiルーター利用の流れ

それでは実際にWi-Fiサービスをレンタルしてみましょう。今回は、グローバルWi-Fiを例に紹介します。

公式サイトで画面上にある[お申込み]をタップし、画面が切り替わったら、渡航日程や利用プランを選択して「次へ」をタップしてください。

羽田空港 レンタルWi-Fiルーター羽田空港 レンタルWi-Fiルーター

続けて会員登録をおこないます。氏名や生年月日などの情報を入力して、[次へ]をタップしてください。

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申し込み内容の確認画面が表示されるので、問題ないかチェックしましょう。また、支払い方法を選択します。クレジットカードか請求書払いが選べます。クレジットカードで払う場合は番号やセキュリティコードなどを入力しましょう。また、出張などで領収書が必要な人は、「領収書宛名」の欄に記入してください。利用規約に同意したら[この内容でお申し込み]をタップすれば申し込み完了です。メールに受け取り方法や申し込み番号などが書かれているので忘れずに持参しましょう。

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当日は受付番号やパスポート・免許証などの本人確認書類を用意して、指定のカウンターで受け取ります。今回は、2Fの京急線改札口の横にあるカウンターで受け取りました。手続きには5分程度かかります。

羽田空港 レンタルWi-Fiルーター

また、対面の手続きが不要なロッカーで受け取ることも可能です。ただし、2台以上借りる場合は、ロッカーでの受け取りはできません。

羽田空港 レンタルWi-Fiルーター

利用者によっては、国内線で地方から羽田空港を経由して国際線に乗り継ぐ人もいるでしょう。その場合、ルートが若干変わるため紹介します。国内線ターミナル1Fの到着ゲートを出たら、ターミナル間を循環している無料の連絡バスで国際線ターミナルに移動しましょう。所要時間は10分程度です。

羽田空港 レンタルWi-Fiルーター

国際線ターミナルに着いたら2Fに上がって、先ほど紹介した通り、グローバルWi-Fiのカウンターで受付をすればOKです。

羽田空港 レンタルWi-Fiルーター

手続きが完了するとバッグに入ったWi-Fiルーターの一式がもらえます。本体のほかに、充電器や変換プラグが入っています。また、説明書のほか、緊急時の連絡先が書かれたカードも入っているので、無くさないようにしましょう。

羽田空港 レンタルWi-Fiルーター

羽田空港 レンタルWi-Fiルーター

電源を入れると、スマホのWi-Fi一覧にSSIDが表示されるので、選択してパスワードを入力すれば接続できます。SSIDやパスワードはWi-Fiルーターに表示されます。

羽田空港 レンタルWi-Fiルーター

帰国後は、カウンター横に設置されているレンタルボックスへ入れれば返却手続き完了です。ただし、延長が発生する場合はカウンターで返却をしてください。

羽田空港 レンタルWi-Fiルーター

構成・文:藤原達矢

編集:アプリオ編集部