「この長針、水平じゃない?」
日常生活で地面や床、机などが水平かどうかを気にしていますか?筆者はほとんど気にしていません。
しかし、おおよそ水平か否かを確認したくなることが稀にあります。この「おおよそ」「稀に」というのがポイント。なぜなら、正確かつ頻繁に調査する必要があれば専用の水平器・水準器を使うべきですが、そうでなければわざわざ器具を購入する気にもならないからです。
そこで役に立つのが、手持ちのスマートフォン。スマホに搭載されている加速度センサーによって、スマホ自身が水平なのかどうかをざっくり確かめられます。
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Google検索で「水平器」「水準器」
スマホのGoogle検索で「水平器」もしくは「水準器」というキーワードで検索してみると、検索結果ページの最初に「バブルレベル」カードが表示されるようになっています。
Google検索の「バブルレベル」カード
カード中央に表示される泡の中心が十字線と重なると、カード下部の数値が0°になります。これでスマホが水平であることが分かるわけです。
なお、スマホの背面と底面、側面についてそれぞれ水平かどうかを確認可能です。
iPhoneなら標準アプリの「コンパス」が手軽
iPhoneやiPadなら、標準アプリの「コンパス」でも簡単に傾きを調べられます(iOS 12で「計測」アプリに機能が統合されました)。
「コンパス」アプリを起動すると方位磁針の画面が表示されるので、左にスワイプします。端末を寝かせた状態なら黒背景の画面に白い円が2つ、端末を立てた状態(縦向きでも横向きでも可)なら白い部分と黒い部分を区切る直線が表示されるはずです。あとは数値が0°になるように端末の傾きを調整すれば画面が緑に変化し、水平もしくは垂直の状態であることが分かります。
iPhoneを寝かせているときの画面
iPhoneを立てているときの画面
ちなみに、黒背景の画面のときに1度タップすれば赤背景の画面になります。この画面では、タップ時を基準として、そこからのズレを角度で確認できます。
赤背景の画面ではタップ時が基準(0°)となる
Androidには水平・垂直・傾きを調べられる標準機能なし
iOSと異なり、Androidの標準仕様ではコンパス系アプリがプリインストールされません。この点、Google Playで「コンパス」や「水準器」などと検索すると、専用アプリが多数存在していることを確認できます。
筆者がインストールしているのは「デジタルコンパス」。シンプルなデザインの方位磁針の中央に簡易的な水準器が付属しています。
アプリ「デジタルコンパス」
ただし、このアプリでは水平からのズレが数値化されるわけではないので、より詳細な情報がほしければ水準器アプリを探したほうがよいでしょう。