「Galaxy A57 5G」レビュー、7万円台で買える薄型軽量の大画面モデル

目立たないけどコスパ良好のミッドレンジモデル
「Galaxy A57 5G」レビュー

今回は、2026年4月23日にサムスンから新しくリリースされたミドルレンジスマホ「Galaxy A57 5G」をレビューします。

価格はSIMフリーで7万9800円〜と比較的手ごろです。iPhoneの最廉価モデルであるiPhone 17eが9万9800円なので、2万円ほど安く、iPhoneにはない価格帯の選択肢となります。なかなか高級感のあるモデルで、中級クラスとしては文句なしのクオリティです。

大画面ながら軽いのがいいところ

Galaxy A57 5Gをレビュー

Galaxy A57 5Gをレビュー

ディスプレイは6.7インチと大画面で、本体も161.5×76.8×6.9mmとかなり大きめです。とはいえ、厚さは6.9mmとかなり薄く、また額縁が細いために大画面モデルとしては持ちやすいと感じるはずです。

本体は6.9mmとかなり薄い

本体は6.9mmとかなり薄い

重量もカタログ値で179gと軽い

重量もカタログ値で179gと軽い(実際に測ったところ180gだった)

重量が179gと非常に軽いのも特徴のひとつです。たとえば、iPhone 17eは6.1インチで169gです。Galaxy S26 Ultraは6.9インチで214g、Galaxy S26+は同サイズの6.7インチで190gです。

カメラの作りなどが違うので重量差があるのは当然としても、手に持つと軽さと薄さが際立ちます。ただし、ケースをつけて利用すると、それなりにサイズが大きくなる点には留意してください。

背面も光沢のあるガラス仕上げが美しい

背面も光沢のあるガラス仕上げが美しい

ボディは背面が光沢のあるガラス仕上げで、かなりスッキリした印象です。今回レビューしているのはオーサムネイビーで、ほかにも3色用意されています。指紋や手の脂が目立つのが気になる人は薄めの色合いを選ぶのがおすすめです。

Galaxy A57 5G スペック表
価格 7万9800円〜
本体サイズ 161.5 × 76.8 × 6.9mm
画面サイズ 6.7インチ
重量 179g
プロセッサ Exynos 1680(4nm)オクタコア
内蔵メモリ(RAM) 8GB / 12GB
ストレージ 128GB / 256GB

ディスプレイも文句ないが、上位機種とはやはり質に差がある

左のGalaxy S26 Ultraと比べても額縁は結構細い

左のGalaxy S26 Ultraと比べても額縁は結構細い

ディスプレイは、大画面の6.7インチです。動画や写真を大きな画面で見たい人、文字を大きく表示したい人にも向いています。

大画面モデルでありながらスマホ自体が軽めで、これまで重さ重視で小さめのスマホを選んできた人にもおすすめです。しかも、Galaxy A57 5Gは額縁もかなり細めなのでとても良い構成です。

インカメラはピンホールタイプ

インカメラはピンホールタイプ

そのうえ、インカメラはピンホールタイプで、指紋センサーも画面に内蔵されているなど、上位モデルにも匹敵する構成なのも嬉しいポイントでしょう。

解像度は1080×2340ピクセルと一般的ですが、Super AMOLED Plusで画質も十分です。リフレッシュレートは120Hzで、明るい屋外でも十分見やすかったです。

左のGalaxy S26 Ultraは反射防止コーティングが優れていて、電灯の写りこみが少ない

左のGalaxy S26 Ultraは反射防止コーティングが優れていて、電灯の写りこみが少ない

ただし、上位モデルのGalaxy S26 Ultraと比べると、反射防止コーティングに大きな差があります。おそらくGalaxy A57 5Gはコーティングされていません。通常どおりに使っていると盛大に周囲のものが画面に写り込みます。

上位機を使っていないと気にならないかもしれませんが、両方を比べると明確に違います。やはり、高いモデルはさまざまな部分が優れているのです。

指紋センサーも画面内蔵

指紋センサーも画面内蔵

性能は中級クラスで妥当なライン

ベンチマークのスコアは一般的
ベンチマークのスコアは一般的

ベンチマークのスコアは一般的

Galaxy A57 5Gが搭載するチップは、サムスン製のExynos 1680です。Snapdragonシリーズと違って性能がわかりにくいかもしれませんが、中の中か中の上くらいのイメージです。メモリは8GBでストレージは128GBと妥当な構成です。実際に使ってみてもサクサクと動作しますし、ストレスを感じることはないでしょう。

ただし、ヘビーなゲームにこだわりのある人にはおすすめしません。現時点ではそれなりにプレイできたとしても、2年、3年と使い続けると厳しそうです。価格を考えれば十分なパフォーマンスですが、iPhone 17eには劣っています。

バッテリー容量は一般的だ

バッテリー容量は一般的だ

バッテリーは一般的な5000mAhで、駆動時間も一般的です。なお、6回のOS・セキュリティアップデートに対応するので、6年間は安心して利用できるのもサムスンらしいメリットです。

使えるAI機能には制限があるものの、それなりに充実

写真関係のAI機能は影の消去・補正・AI消しゴムと複数搭載

写真関係のAI機能は影の消去・補正・AI消しゴムと複数搭載

Galaxyといえば、AIに強いスマホというイメージがあるかもしれません。ところが、Galaxy S26 Ultraが搭載するローカルの翻訳機能などは利用できませんし、その時間に適した提案をしてくれる「Now brief」、画面の表示内容に基づいておすすめ操作を表示する「Now nudge」にも対応していないのが残念です。

消しゴム機能でオブジェクトを消せる
消しゴム機能でオブジェクトを消せる

消しゴム機能でオブジェクトを消せる

ただし、「囲って検索」には対応しており、「消しゴム機能」など写真関係のAIはそれなりに充実しています。もちろん、GeminiやChat GPTなどは普通に利用できます。AIに関しても中級クラスと考えれば良さそうです。

カメラは3つでスナップ撮影には十分

カメラは3つ

カメラは3つ

カメラは3つで、メインカメラは5000万画素で非常に美しく撮影できます。この点は、上位機と比べてもさほど遜色がありません。また超広角カメラは1200万画素で、こちらは上位機にはかなわないものの程々といったところ。3つ目のカメラは、500万画素のマクロになります。花を近くから撮影したらきれいに撮れましたが、望遠を搭載していないのが弱点です。

ズームはすべてデジタルになり、最大10倍までとなります。写真にさほどこだわりがない人には文句なしですが、旅行で遠くの景色を撮ったり、子どもの運動会などでズームを使ったりしたいときには物足りないでしょう。

動画も美しく撮影できますが、4K撮影には対応しておらず、FHD(フルHD)でのみ60fpsとなります。UHD(ウルトラHD)では30fpsになります。

標準撮影

標準撮影は非常に美しく、上位モデルにも匹敵するレベル

標準撮影は非常に美しく、上位モデルにも匹敵するレベル

超広角

超広角もほどほどで、文句なしだ

超広角もほどほどで、文句なしだ

2倍ズーム

2倍ズーム程度なら特に問題なく撮影できる

2倍ズーム程度なら特に問題なく撮影できる

4倍ズーム

4倍ズームでも拡大しなければ違和感はない

4倍ズームでも拡大しなければ違和感はない

10倍ズーム

10倍ズームはさすがに厳しく、ぼんやりしている

10倍ズームはさすがに厳しく、ぼんやりしている

マクロ

マクロでは美しく花が撮影できた

マクロでは美しく花が撮影できた

ポートレート

ポートレートのぼけ具合も素晴らしい

ポートレートのぼけ具合も素晴らしい

動画

フルHDの60fpsで撮影したが、クリアできれいな動画が撮れた

まとめ:中級クラスのスマホとして良い選択

Galaxy A57 5Gは、中級クラスのスマホとして良い選択です。性能は上々で、ディスプレイも美しく、軽量なのがいいところです。大画面モデルがほしい人には特におすすめです。

そのほかの構成も文句なしで、SIMはnanoSIM+eSIMの構成、おサイフケータイとNFCに対応しています。Wi-Fiはa/b/g/n/ac/axで、Wi-Fi 7に対応していないのが残念ですが、Bluetoothは6.0です。防水・防塵機能もIP68となります。

スマホ全体が値上がり傾向にあるなかで、8万円を切る価格は魅力的です。上位モデルのSシリーズに隠れてやや目立ちませんが、予算を抑えた賢い選択をしたい人には十分におすすめできる一台です。

YouTubeでもGalaxy A57 5Gについて詳しく解説していますので、こちらも参考にしてください。

構成・文
戸田 覚
編集
アプリオ編集部
EDITED BY
MATSUBA