起動してアプリオを閲覧すると、日本語もしくはモバイルサイトに対応していないのか、フォーマットが崩れてひどいものだった。Android MarketにないものかとPCで検索してみると、「UC Browser」という名称でリリースされているのを確認。
マーケットの説明文を見て驚く。
「300 million active users, across 150 countries」(150カ国で3億アクティブユーザ)
「1 billion downloads to date」(10億ダウンロード達成)
ちなみに、Android Marketでのアプリダウンロード件数は2011年12月上旬に100億DLを突破した。その記念として、記憶に新しい有料アプリの10円セールが行われた。
Android Marketでのインストール数は、10万回以上と表示されている。10億ダウンロードはAndroid Market以外も合わせての数値なのだろう。集計方法はどうあれ、その数値に間違いがなければ、驚愕の事実だ。
マーケットでの評価は4.3と高い。実際に、使ってみた。
Wi-Fi環境下では超速
試しに、Googleで検索をしてみた。すると、ほぼ一瞬で結果が表示された。あまりにも速すぎるので、笑いそうになった。ただ、サイトによっては重かったりもする。
次にWi-Fiから3G回線にし、同じく検索してみた。今度は驚くほど遅い。高速回線の環境下で力を発揮するブラウザなのかもしれない。
荒削りながらも多機能で可能性を感じる
写真のように、サイトによってはレイアウトが崩れる場合もある。完成度という面では、アプリオで紹介しているブラウザに劣ると言わざるを得ない。
だが、設定が充実しており、多機能なのは魅力。画面を長押しすれば、写真のように「タブを閉じる」「テキストを選択する」(選択後、コピー・検索・共有が可能)、「ブックマーク追加」「ページ情報」(URL・ページサイズ・使用コード)「ページの共有」を実行できる。
また、設定での「Advanced Settings」の項目が豊富。「キャッシュのオンオフ」、「キャッシュなどのデータ保存状況の確認」(クリア可能)など、細かい設定が可能だ。
興味本位にインストールしてみたブラウザだが、かなり将来性を感じる。このコラムで、UCブラウザを追っていきたいと思う。