Androidでは、標準ブラウザ以外にも様々な機能が備わったブラウザアプリが多くリリースされています。2011年頃と比較して、どのアプリも使い勝手は大幅に改善されました。
今回は、その当時からリリースされ、PC版ブラウザも人気の「Firefox」と老舗ブラウザの「Opera ブラウザ」を紹介します。
※2011年3月にリリースされたAndroid版「Firefox」は先日、Google Playのダウンロード数が1億回を突破しました
ブラウザのホーム画面を比較
Web検索の入り口となるホーム画面を比較していきます。
Firefox
「Firefox」のホーム画面は、トップサイト(よく見るページ)、ブックマーク、リーディングリスト、履歴、最近閉じたタブ、同期されたタブ(Firefox Sync)があります。
トップサイトでは表示されたWebサイトのサムネイルをロングタップし、「サイトをピン留め」を選択すると、ブックマーク代わりに使用することができます。また、左右にスライドすると、履歴やブックマークを確認することもできます。
Opera ブラウザ
「Opera ブラウザ」はアプリを起動すると、スピードダイヤルと呼ばれる画面が表示されます。よくアクセスするページをアドレスバーの「+」ボタンからスピードダイヤルに登録しておけば、そのページに素早くアクセスすることができます。
左にスライドすると履歴、右にスライドするとディスカバーというメニューがあります。ディスカバーでは、ニュースサイトから自動的に取得した記事を見ることができます。
ホーム画面については、両アプリに目立った差はありません。
ブラウジング機能を比較
Firefox
「Firefox」ではアドレスバーから検索したり、ブックマークから目的のページへアクセスしたりと、標準ブラウザと比べて違和感なくブラウジングできます。
文字量が多いページではアドレスバーにノートマークが表示され、タップすると画像がないテキストだけの表示に切り替えることができます。また、左下のボタンでリーディングリストに追加すると、オフラインでもテキストだけのページを読むことができます。
他のブラウザのような画像を含んだページを丸ごと保存する機能では、通信量が大きくなってしまうのですが、「Firefox」では文章のみ保存されるので、通信量の節約にもなります。
Opera ブラウザ
アドレスバーから検索し、スピードダイヤルから見たいページにアクセスできる点は、「Firefox」と同様です。「Opera ブラウザ」のブラウザ下部にあるツールバーを使えば、ページを戻る、進む、スピードダイヤルへのアクセス、新しいタブを開くといった操作が、別のメニューを開くことなくタップひとつで実行できます。
縦に長いページでは、素早く上下にフリックすると矢印マークが表示され、ページの最上段、最下段まで素早くスクロールすることが可能です。
画面をフルに活用したい場合は、下部のメニューをレイアウトの設定で消すことも可能です。レイアウトの変更は、Operaのアイコンから「設定」を開き、「アプリのレイアウト」をタップすることで変更できます。
両アプリとも、動作が重く感じることはありませんでした。別メニューを開くことなく、下部のメニューから1画面内で戻る、進むといった操作が可能で、ページ最上段、最下段にスクロールできる「Opera ブラウザ」は、ストレスフリーなブラウジングが可能でした。
機能面の違いを比較
「Firefox」にあって「Opera ブラウザ」にはないというような、両アプリの端的な違いを見ていきます。細かな機能面の違いですが、長く利用するうえで参考になるポイントだと思われます。
Firefox
「Firefox」ではWebサイトをPDF化し、保存することが可能です。先ほど紹介したリーディングリストへの保存は文字だけの保存となり、通信量の節約という長所もありますが、画像も保存したい人にとってPDF化は便利な機能だといえます。
使い方は、右上メニューマークをタップし、「ページ」をタップすると表示される「PDFとして保存」をタップするだけです。
スクリーンショットでも代用できそうな機能ですが、スクリーンショットでは画面内に表示された箇所しか保存できないので、縦長のWebサイトでは何枚も撮影しないといけないというデメリットがあります。PDF化すると、タップひとつで簡単にダウンロードできます。PDFなので、PCで表示させたりと広範な使用ができます。
ただ、サイトによってはレイアウトが崩れ、Web版と同じように保存するのは難しい場合もあります。
「Firefoxマーケットプレイス」では、ゲーム等の「Firefox」オリジナルアプリをダウンロードすることが可能です。「Firefoxマーケットプレイス」はブックマークからアクセスすることができます。他のブラウザからもアクセス自体は可能ですが、「Firefox」を使用してアクセスしないとアプリのダウンロードはできません。
Opera ブラウザ
「Opera ブラウザ」では、右下のOperaマークをタップすると、オフロードモードのON/OFFを設定することができます。オフロードモードとは、WebサイトをOperaサーバーに経由させることで、ページ上の画像等を圧縮し、ページ全体を軽量化した状態でスマホに表示できる機能です。
ページ全体が軽量化されると、通信量の節約だけではなく、ページが表示された後のスクロール動作も軽くなるほか、通信状態が安定しない場所でも比較的早くWebサイトにアクセスすることが可能になります。
最初に少し紹介したディスカバーメニューも、ブラウザだけじゃない「Opera」ならではの機能といえます。カテゴリに分かれたニュースをニュースサイトから自動的に取得し、好きに選んで表示させることができます。
まとめ
標準ブラウザで満足している方でも、各ブラウザの独自の機能やデザイン等が気になったら、試す価値はあると思います。
テキストだけを表示する機能やWebサイトをPDF化する機能、「Firefox」でしかダウンロードできないアプリ等に魅力を感じたら、「Firefox」をインストールしてみるとよいかもしれません。
洗練されたシンプルなデザインが好みで、オフロードモードを体験してみたい場合は「Opera ブラウザ」をおすすめします。