「家族アルバム みてね」を使ってみた、写真共有とフォトブックの両方が楽しめる

写真と動画を無制限アップロード、自動で作れる簡単フォトブック

アップロードした写真や動画をアプリ上で家族や親戚と共有したり、コメントのやりとりができたりするサービス「家族アルバム みてね」(以下「みてね」)では、アップロードした写真を使ってフォトブックが作成できます。

この記事では、「みてね」で作れるフォトブックの種類や特徴、作成方法などを解説。実際に手元に届いたフォトブックの感想も、画像をまじえて紹介します。

アプリ「家族アルバム みてね」をダウンロード

「みてね」のフォトブックの種類と仕様

みてね フォトブックアプリ

「みてね」のフォトブックは、写真クラウドサービスの「みてね」にアップロードした写真の中から作成できるのが特徴です。自分自身で選べるのはもちろん、提案された写真から自動でフォトブックを作れます。

「みてね」で作れるフォトブックは、装丁や紙質、印刷の画質が異なる「スタンダード」「ハードカバー」「ライト」の3種類。すべてのフォトブックがA5サイズ(ハードカバーはA5変形サイズ)・24ページです。気軽に思い出を残したい場合や記念日の保存版フォトブックを作りたい場合など、3種類から用途によって選択しましょう。

「みてね」フォトブックの仕様と価格
 

スタンダード

ハードカバー

ライト

サイズ

A5(21cm×14.8cm)

A5変形(21.6cm×15.4cm)

A5(21cm×14.8cm)

厚さ

約3mm

約12mm

約2mm

ページ数

24ページ

掲載写真枚数

23枚(表紙含む)

製本

ソフトカバー

ハードカバー・レイフラット

ソフトカバー

用紙

表紙加工:光沢ラミネート

中ページ:厚手光沢紙

表紙加工:マットラミネート

中ページ:上質マットコート紙

表紙加工:なし

中ページ:軽量コート紙

本体価格

1089円

2739円

539円

送料

121円(「みてね」プレミアム会員は送料無料)

スタンダード

みてね フォトブック スタンダード

「スタンダード」のフォトブックは、1冊1089円(税込)。マットな質感の半光沢紙を使用し、表紙にはラミネート加工が施されています。ソフトカバーの装丁ながらも高品質な印刷です。

フォトブック全体に高級感があり、ギフトにも向いています。価格と品質のバランスが取れたフォトブックです。

ハードカバー

みてね フォトブック ハードカバー

「ハードカバー」のフォトブックは、1冊2739円(税込)。高級感のある装丁で、特別な日を1冊にまとめるのに最適です。

ページは180度開くレイフラット製本。ページのノド部分も気にせずに写真を配置できます。

ライト

みてね フォトブック ライト

「ライト」のフォトブックは、1冊539円(税込)。「みてね」のフォトブックサービスが始まった当初からある、おなじみのタイプです。

表紙の加工はなく、中ページも軽量コート紙という格安フォトブックの標準的な仕様。子どもの日常の記録など、気軽にフォトブックを作成したい場合に最適です。

フォトブック以外のサービスも

みてね フォトブック ストア

「みてね」は、フォトブック以外のサービスも充実しています。写真を使って作成できる商品には次のようなものがあります。

毎月無料プリント

みてね 毎月無料プリント

毎月8枚無料(送料別・242円)で写真をプリントできるサービス。サイズは「ましかく(8.9cm×8.9cm)」「オリジナル(7.2cm×8.6cm)」「L判(8.9cm×12.7cm)」の3種類から選べ、アルバム台紙も別途注文できます。

アニバーサリーブック

みてね アニバーサリーブック

写真ギフトサービス「OKURU」とのコラボ商品。16ページから48ページまで自由にページ設定ができ、1ページあたりの写真枚数も多いフォトブック。記念日や1年間分の記録などをしっかりまとめられます。

DVD

みてね DVD

「みてね」にアップロードした動画や写真をまとめたDVD。写真、動画、コメントをすべてまとめたPC版とテレビで動画を楽しめるTV版の2種類があります。

年賀状

みてね 年賀状

オリジナルの写真つき年賀状を作成できます。宛名面に写真をプリントできる「宛名フォト」や、手書きの文字やイラストが差し込める「手書きスキャン」など、独自の機能も用意されています。

カレンダー

みてね カレンダー

オリジナルの写真付きカレンダー。通常の壁掛けカレンダーのほか、子どもが書いた数字をアプリで読み取り、カレンダーの日付として使用する「こどもの手書きカレンダー」も作成できます。

アプリからフォトブックを簡単編集、自動作成機能も

注文から納品までの簡単STEP
  1. 会員登録・ログイン
  2. 「みてね」に写真をアップロード
  3. 写真選択
  4. ページの編集
  5. プレビュー確認
  6. フォトブックの種類を選択
  7. 注文・支払い
  8. 納品

「みてね」でフォトブックを作成するには、まずはアプリに写真をアップロードする必要があります。アプリ内に追加された写真の中から選択し、編集することでフォトブックが完成。「みてね」に十分な枚数の写真がアップロードされていれば自動でフォトブックが作成されるので、制作過程を省略することもできます。

アプリ「家族アルバム みてね」をダウンロード
みてね フォトブック作成
みてね フォトブック作成 写真を追加

アプリの「ストア」タブからフォトブックを選択し、フォトブックの作成画面に移動します。

「みてね」にアップロードした写真が一覧で表示されるので、23枚の写真を選択します。

みてね フォトブック作成 ページ編集
みてね フォトブック作成 ページ編集

1ページに1枚ずつ自動で写真が配置され、「みてね」上のコメントも自動で反映されています。この状態でもフォトブックの注文は可能ですが、編集するをタップして調整することもできます。

みてね フォトブック 編集

編集画面ではコメントの編集、写真の変更、日付の有無の選択ができます。

みてね フォトブック作成 注文
みてね フォトブック作成 注文

フォトブックの種類を選択した後、注文情報を入力して、支払いをおこなえばフォトブックの注文は完了です。

自動でフォトブック作成も
みてね フォトブック自動作成

「ストア」タブを下にスクロールすると、「〇〇年〇〇月のアルバム」というタイトルで「みてね」で自動作成されたフォトブックが表示されています。写真の選択すらしなくても良いので、フォトブック作成の手間をできるだけ減らしたい人はこのシステムを活用するのもおすすめです。

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実際に届いたフォトブックではダイナミックな写真が楽しめる

今回注文したフォトブックは「ライト」。標準的な画質で手軽にフォトブック作りが楽しめるタイプの製品です。実際に届いたフォトブックの感想を画像をまじえてレビューします。

注文から1週間ほどで届いたフォトブック

フォトブックは、注文から土日を含めて4日程で発送され、発送から3日程度でポストに直接届きました。「みてね」のフォトブックは「ゆうメール」(日本郵便)での配送になるため、時間に余裕をもって注文することをおすすめします。

みてね 届いたフォトブック

フォトブックは段ボール素材の封筒に直接梱包されて届きます。OPP袋などの梱包材はなく、封筒も紙素材のため、雨の日などの水濡れは少し心配です。

みてね フォトブック サイズ

他社の文庫サイズフォトブックと比較

フォトブックのサイズは縦長のA5。文庫サイズのフォトブックと比べるとかなり大きく見えます。ページ数は26ページと少なく薄いタイプですが、背表紙にはタイトルがしっかり入ります。本棚に収納しても探しやすいでしょう。

みてね フォトブック 表紙 背表紙

中表紙にはタイトルとサブタイトル、奥付にはタイトルとサブタイトルのほか、発行日や「みてね」のロゴが入ります。

大きな画像が見やすく配置される

みてね フォトブック 完成

「みてね」のフォトブックは、1ページに写真が1枚配置されます。縦の写真は断ち切りでレイアウトされ、ページ全体がダイナミックな印象に。

横の写真は上下が空白に、コメントは画像の下に入ります。画像が大きく配置されるので、引きの写真や集合写真でも見やすい状態で残せます。

みてね フォトブック コメント 絵文字

コメントに絵文字が使えるのも「みてね」のフォトブックの特徴です。「みてね」にアップロードされた写真に対する祖父母のコメントなども絵文字つきで印刷されるので、そのときの気持ちまで記録に残せます。

標準的な画質だがフォトブックが大きく、画像の粗さがやや目立つ

みてね フォトブック 画質

「みてね」のフォトブック「ライト」は、格安フォトブックの中では標準的な画質です。人物の輪郭や髪の毛などもはっきりと印刷されています。

みてね フォトブック 画質

屋外の写真は明るく綺麗に見えますが、室内で撮影した写真の色味は若干沈んだ印象です。気になる場合、屋内写真は編集段階で画像をやや明るめに調整するといいかもしれません。

また、A5サイズのフォトブックは一般的な写真のL判と比較してもふた回りほど大きいため、画質が粗く見えやすい特徴があります。元画像を無理に拡大して印刷してしまうと、さらに画質が劣化してしまうので気をつけましょう。

まとめ:「みてね」のフォトブックを利用してみた感想

みてね フォトブック 仕上がり

「みてね」のフォトブックは、普段から写真共有サービス「みてね」を活用している人におすすめです。「みてね」にアップロードする際に一度写真を整理しているので、フォトブックを作る際の写真選びが他アプリに比べて圧倒的に簡単で、画像数が充分にあれば自動でフォトブックが作成される点も便利です。

普段から「みてね」で祖父母とコミュニケーションを取っていれば、写真に対する祖父母のコメントがそのままフォトブックに転用できるのも嬉しいポイントです。絵文字つきの賑やかなコメントは、フォトブックの出来栄えをさらに引き立てます。

ただ、アプリの操作や編集が簡単な一方でレイアウトやページ数などの自由度は少なく、フォトブック作りにこだわりたい人には向かないかもしれません。

また、今回作った「ライト」は日々の記録には十分適した画質のフォトブックですが、記念日やギフトにするにはやや物足りないと感じました。重要度の高いフォトブックを作成する際には、グレードアップを検討する必要がありそうです。

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EDITED BY
SORA