アプリ「青空プロバイダ」青空文庫のためのブックリーダー #Android

おすすめのポイント

  • 『青空文庫』を閲覧できる読書アプリ
  • 一度ダウンロードすればオフラインで閲覧可
  • 説明不要の簡便操作
  • 好みのテキストビューアと連携させる

Androidアプリ レビュー

電子ブックリーダー

android-青空プロバイダ画面はシンプル

『青空文庫』をご存知だろうか。著作権の消滅したものを中心に小説や詩などの作品が多くのボランティアの手によって電子化され、無料で閲覧できるようになっている電子図書館だ。蔵書数はまもなく1万を突破しようとしている。『青空プロバイダ』は、その青空文庫をAndroid端末上で検索したり読んだりすることができる電子ブックリーダーだ。

使い方はカンタン

作りはとてもシンプルに仕上がっている。読んで字のごとく「作家別」「作品別」をタップすればすぐに読みたいものへたどり着けるだろう。一度ダウンロードしてしまえばネットワーク環境は必要ないので、オフラインでいつでも閲覧できる。「ブックマーク」機能を使えば、ダウンロード前にとりあえず読みたいものをリスト化することも可能だ。

読むのは別アプリで

この『青空プロバイダ』は単体ではあまり用を成さない。実際の読書に当たっては任意のテキストビューアを選ぶことになる。これは何も難しいものではなく、CDだけを持っていても音楽は聴けないのでCDラジカセなりコンポなりを選ぶのと同じことだ。当サイトで紹介している『縦書きビューワ』など好みのテキストビューアをインストールしておけば、作品を閲覧するときにリストから選択することができる。

スマートフォンの良さを余すところなく発揮

指先でタップする直感的な操作で「本棚」の奥深くへどんどんもぐっていくような使い勝手。頭の1ページを立ち読みしては本棚に戻し、たまたま目に留まった隣の本を手にとってみる……。この感覚は実際の書店と変わらないとすら言える。筆者の使用端末はGALAXY Tabということでサイズも実物と同じぐらいなのでなおさらだ。5分で手のひらに図書館ができあがってしまった。しかも無料。ああ、これも電子化されているのか、読みきれないぐらい作品がある……。