毎月のギガ不足に悩まされている人も多いはず。自分がどのアプリでどのくらいのモバイルデータ通信量を消費しているのかをAndroidスマホで確認する方法を解説します。合わせて、Wi-Fi環境下で使ったアプリのデータ通信量を表示する方法も紹介します。
アプリのデータ使用量を確認する手順では、機種やOSバージョン等によって操作画面や方法が異なる場合があります。本記事では、Pixel 3(Android 10)、Xperia 5(Android 10)をメインの検証端末として使用し、そのほか手元にある機種については補足説明を加えています。
Androidでアプリのデータ使用量を確認する方法は2種類
端末の契約プランによっては、利用できるデータ使用量に限度が設けられています。思ったよりも早くギガ不足になり低速モードに悩まされている場合は、自分がどのアプリでデータ通信量を多く使っているのか把握しておくといいでしょう。
Android端末では、アプリのデータ使用量を調べる方法が2つ用意されています。
1つ目は、データ使用量の多いアプリ順で表示させる方法です。自分がよく利用しているアプリが一目瞭然になるのはもちろん、あまり使っていないのに通信量が地味に発生しているアプリなどを見つけることができるでしょう。
2つ目は、特定のアプリでどのくらいのデータ量を使用しているのかを確認する方法です。この確認方法の手順でおこなうと、いらないアプリをその場で「アンインストール」もできて便利です。
方法1:データ使用量順にアプリを一覧表示させる
データの使用量が多い順にアプリを表示させ手順を解説します。この方法の場合、データ通信をおこなっていないアプリは表示されません。
画像は全てPixel 3のものです。Xperia 5でも同じ操作をおこなえます。他機種について操作が異なる箇所は補足説明をしています。
端末の設定アプリで[ネットワークとインターネット]を開き、[モバイルネットワーク]から[アプリのデータ使用量]をタップします。
- Galaxy A20:[接続]から[データ使用量]→[モバイルデータ使用量]をタップ
- AQUOS sense plus:[ネットワークとインターネット]から[データ使用量]→[モバイルデータ使用]をタップ
左:1カ月間のデータ使用量グラフ右:データ使用量の多いアプリ順に一覧表示される
画面上部に表示されたグラフは、月間のデータ使用量を表しています。その下に表示されているのが、各アプリでのデータ使用量です。アプリの表示順は、データ使用量の多いものから一覧になっており、上の画像では「Twitter」がもっとも多くデータ通信していることがわかります。
アプリ部分をタップすると、より詳しい利用状況が表示されます。上の画像では、2019年12月28日から2020年1月27日を測定期間とし、Twitterのデータ通信量の合計が、現時点で「362MB」なのがわかります。
合計データ通信量の内訳として、「フォアグラウンド」と「バックグラウンド」が記載されています。「フォアグラウンド」には、実際に当該アプリを自分が使っている時間に消費されているデータ通信量が、「バックグラウンド」には、アプリを使っていなくても裏側でアプリが通信しているときに消費されているデータ通信量が表示されています。
Androidスマホでアプリのバックグラウンド通信を個別に無効(オフ)にする設定方法
方法2:特定のアプリごとにデータ使用量を確認する
ピンポイントでアプリの使用量を確認する場合に便利な手順です。この方法であれば、そのままアプリをアンインストールができるのが利点です。
画像は全てPixel 3のものです。Xperia 5でも同じ操作をおこなえます。他機種について操作が異なる箇所は補足説明をしています。
端末の設定アプリで[アプリを通知]を開き、次の画面で[◯◯個のアプリをすべて表示]部分をタップします。
- Galaxy A20:[通知]から「最近送信した通知」の[全て表示]をタップ。次の画面で表示範囲を[全て]に設定する
- AQUOS sense plus:[アプリと通知]から[アプリ情報]タップ
アプリ一覧が「あいうえお順」に並んで表示されるので、自分が調べたいアプリを選択してください。
- Galaxy A20:アプリを選択後、もう一度アプリアイコンをタップする
アプリの詳細画面が表示されたら、[モバイルデータとWi-Fi]をタップすると、当該アプリのデータ使用量が確認できます。上の画像では、2019年12月28日から2020年1月27日を測定期間とし、合計で15.51MB使用していることがわかります。
- Galaxy A20:[モバイルデータ]をタップ
- AQUOS sense plus:[データ使用量]をタップ
アプリ詳細画面では、アプリのアンインストールも可能です。バックグラウンド通信量だけが増え、全く利用していないアプリがある場合は、通信量節約のためにもアンインストールしておくといいでしょう。
画面上部にある[アンインストール](または[削除])ボタンをタップし[OK]を選択するだけで端末から当該アプリが完全削除されます。
Wi-Fi接続時に利用したアプリのデータ使用量を確認する方法
モバイルWi-Fiルーターのように契約内容によっては通信量(LTE)の上限を超えてしまい、制限がある状態で端末を使うことになる可能性もあります。そんなときに、Wi-Fi接続中にどのアプリでどれほどデータ通信量を使っているのかがわかると便利です。調べる方法を解説します。
画像は全てPixel 3のものです。Xperia 5でも同じ操作をおこなえます。他機種について操作が異なる箇所は補足説明をしています。
設定アプリの[ネットワークとインターネット]から[Wi-Fi]を選択し、次の画面を最下部までスクロールしたら[Wi-Fiデータ使用量]をタップします。
- Galaxy A20:[接続]から[データ使用量]をタップし、画面最下部の[Wi-Fiデータ使用量]を選択
- AQUOS sense plus:[ネットワークとインターネット]から[データ使用量]をタップし、画面最下部の[Wi-Fiデータ使用量]を選択
画面上部のWi-Fiデータ使用量のグラフでは、月毎のデータ利用量が表示されます。上の画像では、2019年12月26日から現在(2020年1月23日)までのWi-Fiデータ使用量の合計が「23.36GB」であることがわかります。
グラフの下には、データ使用量の多い順番にアプリが一覧表示されます。アプリアイコン部分をタップすると、データ使用量の詳細が表示されます。上の画像では、Wi-Fi接続中にTwitterが「4.10GB」の通信量を消費しているのがわかりました。
検証端末:Xperia 5(Android 10)、Pixel 3(Android 10)、Galaxy A20(Android 9)、AQUOS sense plus(Android 8.0)