KDDIが、auユーザーにスマホ中心の決済・金融体験を総合的に提供する「スマートマネー構想」の始動を発表しました。新しいスマホ決済サービス「au PAY」をはじめ、au傘下の各種金融サービスを「au WALLET」アプリにひとまとめにします。
まず2019年4月1日に、中間金融持株会社となるauフィナンシャルホールディングス株式会社をKDDIの子会社として設立。株式会社じぶん銀行(auじぶん銀行株式会社に社名変更)や株式会社ウェブマネー(au PAY株式会社に社名変更)など計5社を傘下に移管し、2019年度中にauブランドを冠した名称に統一します。
スマートマネー構想は、これらauフィナンシャルホールディングス傘下各社の強みを活かし、スマートフォンを貯金、決済、投資、ローン、保険といったあらゆる金融サービスの入り口とするものです。
具体的には、2019年4月以降「au WALLET」アプリを段階的にリニューアルし、PayPayやLINE PayなどのようにバーコードやQRコードを使ったスマホ決済サービス「au PAY」の導入を予定します。au PAYは、au WALLETアプリから手軽に使い始めることができ、au WALLET残高やWALLETポイントで店舗での支払いに利用可能です。
このほか、au WALLETには家計診断やライフプラン診断などの機能も段階的に拡充される予定で、貯める、支払う、殖やす、借りる、備えるなどの決済・金融体験をスマホを通じてユーザーにワンストップで提供するとしています。
刷新後のau WALLETアプリのイメージ
なお2019年夏以降には、auユーザー以外もau IDやau WALLETポイント、au WALLETアプリ、au PAYを利用できるようにサービスを拡大していくことも明らかにしています。