KDDI(au)は3月17日、加入から3年目(25カ月目)以降は解約金がかからない新料金プラン「新2年契約」を発表しました。2016年6月1日より提供を開始します。
「カケホ」「スーパーカケホ」の基本プランに「新2年契約」で加入することで、加入から3年目(25カ月目)以降はいつ解約しても解約金(9500円)がかかりません。
月額料金は、「電話カケ放題プラン」が3000円、「電話カケ放題プラン(VK)/電話カケ放題プラン(ケータイ)/電話カケ放題プラン(ケータイ・データ付)」が2500円、「電話カケ放題プランS」が2000円です。いずれも現行プランに比べて300円上乗せされています。
32カ月以上継続すると、その上乗せ分が9600円に到達するとともに、それ以降も300円が上乗せされつづけます。また、新料金プランであっても2年以内の解約には解約金が発生する点は現行プランと変わりません。
したがって、解約金が9500円の現行プランより割安な途中解約を実現できる期間は、27カ月目〜31カ月目(2016年3月末以降に契約期間が満了する場合、25カ月目に加え26カ月目も新たに解約金不要の更新月になる予定)にしか訪れません。それ以外の期間の解約は、確実に損になるので注意が必要です。
この仕組みの下だと、「新2年契約」は27カ月目〜31カ月目の解約にだけインセンティブを与えるものであり、27カ月目〜31カ月目に解約する見込みがないユーザーを従来型の2年縛りプランに誘導するものでしかありません。
この新しい"2年だけ縛り"プランは、ソフトバンクが発表した新プランとほとんど同じ内容。auとソフトバンクが足並みを揃えた中で、NTTドコモはどのような策を打ってくるのでしょうか。
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