LINEスタンプで残高照会、みずほ銀行がサービス開始

LINEでかんたん残高照会サービス

みずほ銀行は15日、LINEトーク上でスタンプを打つだけで、同行の口座を持つユーザーが残高や入出金明細を確認できる「LINEでかんたん残高照会サービス」を開始しました。LINEでの口座照会機能の提供は、邦銀初の取り組みといいます。

これは、みずほ銀行のLINE公式アカウントとのトーク画面において、専用スタンプを送信するだけで口座残高、直近10件の入出金明細について即座に回答してくれるというもの。インターネットバンキングで最も利用される「口座照会機能」を、LINEスタンプを活用した形で提供するサービスとなっています。

LINEでかんたん残高照会サービス

利用には初回登録が必要。みずほ銀行のLINE公式アカウントを友だち追加し、送られてくるメッセージからサービス登録ページへアクセスします。まず最初に、LINEアプリのセキュリティ設定として「PINコード登録」「ログイン許可のオフ」「パスコードロック設定」をおこなうよう促されます。

設定後、利用規定に同意すると、サービス登録フォームへ遷移します。

LINEでかんたん残高照会サービス

ここで、同行の「インターネット残高照会サービス」の登録が済んでいないユーザーは、先にその登録が必要になります。具体的には、店番号・口座(種別)番号・名前・生年月日・キャッシュカード暗証番号・通帳最終残高を入力します。

インターネット残高照会サービスの初回登録が完了したら、今度は「LINEでかんたん残高照会サービス」の初回登録が求められます。店番号・店番号・口座(種別)番号およびインターネット残高照会サービスのログインパスワードを入力し、登録をおこないます。

LINEでかんたん残高照会サービス

初回登録が済んだら、みずほ銀行のLINEスタンプ「ハリ田みず吉」をダウンロード。あとは、みずほ銀行LINE公式アカウントとのトーク画面上で同スタンプを送信すれば、残高や入出金明細の照会結果が通知されるようになります。

LINEでかんたん残高照会サービス

数日前、同サービスの開始をYOMIURI ONLINEが先んじて報じており、初回登録を済ませれば、あとは暗証番号などを入力する必要がないという仕組みが、ネット上で大きな反響を呼んでいました。スマホを紛失したり、LINEアカウントが乗っ取られた場合などに、これら情報が漏洩しないのか危ぶむ声が多く寄せられたわけです。

実際のところ、初回登録における入力情報も多く、二重の登録を求めるなどのプロセスを踏んでいる半面、前述のようなリスクの回避はLINEのセキュリティ設定(ログイン許可・パスコードロック)による部分が大きくなっています。これら設定は、同サービスの利用に際して必須ではないという点も気になります。

紹介動画では、ハリ田みず吉が銀行のキャラらしからぬ異様なハイテンションでアピール。なお、この動画をLINEのフリーコイン動画で視聴すると、もれなく1コインが付与されます。

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