LINEは公開型アカウントの「LINE@」において、ワンコインランチ情報誌「ランチパスポート」と業務提携をおこない、両サービス間での店舗情報の相互連携を開始します。
LINE@でワンコインランチのクーポン配信?
LINE@は、飲食店など実店舗を中心としたユーザーが利用するビジネスアカウント(現在は個人向けにも開放)です。また、41都道府県82エリアで発行される「ランチパスポート」は、地域ごとにワンコイン(500円)で楽しめるランチ情報をまとめた情報誌で、累計掲載店舗は1万店を超えています。
今回の連携では互いの導入店舗拡充を目的に、ランチパスポートに掲載されている店舗に対して、LINE@アカウントを掲載したり「LINEいますぐ予約」の導入を促進するなど導入店舗の拡充をはかり、ユーザーとの接点を強化するとのこと。
ユーザーとしては、各店舗のLINE@アカウントと友だちになれば、LINE@限定メニューやクーポン・キャンペーン情報などを受け取れるため、これまで以上にランチパスポート掲載店舗をおトクに使えます。店舗サイドにとっても、ランチタイム以外の時間帯での来店促進やリピーター顧客の獲得が期待できるとしています。
気になるのは、LINEでワンコインランチが利用できるのかという点ですが、ワンコインランチ情報はランチパスポート(有料)に掲載されていることもあり、現時点ではLINE@からはランチ以外のクーポンや情報が配信されるものとみられます。
ちなみに、ワンコインランチはすでに複数サービスが凌ぎを削っていますが、最近では食べログがスマホ上に掲載店で使える500円ランチクーポンを発券する会員制サービスを開始しています。このため、LINEが将来的にこの市場に参入してくる可能性もあるかもしれません。
食べログが「ワンコインランチサービス」開始、スマホ上にどの店でも500円で食べられるクーポン発券 月額500円
「LINEいますぐ予約」も対応エリア拡大
また5月25日から、LINE@が導入している一部の飲食店の空席情報がリアルタイムで検索できるサービス「LINEいますぐ予約」の対応地域が、4都府県19エリアに拡大されます。
これまでの東京都渋谷・恵比寿・福岡県博多の3エリアのほか、新たに東京都(銀座・有楽町・新宿・中目黒・代官山・原宿・池袋・新橋・築地・虎ノ門・赤坂・六本木)、大阪府(キタ・ミナミ)、高知県(高知市)、福岡県(天神)の16エリアが加わり、5月中に全エリア合計1,000店舗以上がLINEいますぐ予約で検索・予約できるようになる予定です。