Appleは4月3日、App StoreおよびMac App Storeにおけるコンテンツ配信価格を改定しました。為替レートの円安傾向に合わせて、有料アプリやアプリ内課金アイテムの最低販売価格が100円から120円に値上げされています。
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改定前後の価格は次のようになっています(一部抜粋)。
- 100円→120円
- 200円→240円
- 300円→360円
- 400円→480円
- 500円→600円
- 1,000円→1,200円
- 1,500円→1,800円
- 2,000円→2,400円
大きな影響が出そうなのは、価格変更がアプリのApp内課金についても反映されている点。そして、App Storeの価格変更は、各アプリのAndroid版における課金アイテム販売価格にも波及します。
例えば、人気ゲーム「モンスターストライク」では、課金アイテム「オーブ」の価格をiPhone版で一部変更しましたが、それと同時にAndroid版でも同一の価格となるように変更が実施されました。「モンスターストライク」を運営するミクシィ社では、「iOS端末をご利用されている方と、Android端末をご利用されている方で『オーブ』の購入価格に価格差が生じないように」するためだとしています。
ただ、「モンスターストライク」の場合、必ずしも全ての販売メニューで値上げが実施されているわけではなく、むしろ値下げになっている販売メニューがほとんど。オーブ1個の価格はシステム上、120円に値上げせざるを得なかったようですが、その他のまとめ買いメニューでは値下げとなっています。
このほか、「パズル&ドラゴンズ」の魔法石や「LINE:ディズニーツムツム」などLINEゲームの有料アイテムなど、多数のゲームでもiPhone版におけるアイテム販売価格が改定。LINEゲームではAndroid版における販売価格の変更を実施する予定であることが既に告知されています。
なお、今のところ有料アプリの販売価格は一律で20%アップしていますが、アプリデベロッパーによる値下げが実施されるケースも出てくるものと思われます。