Microsoftは、iPhone/iPad向けのOfficeアプリ(Word、Excel、PowerPoint)を国内App Storeにリリースしました。
これまでMicrosoftは、iPhoneやAndroid向けの純正Office関連アプリとして、Office Mobileを国内で提供していますが、基本的な閲覧や編集をおこなうための簡易版アプリといった位置づけでした。
また、2014年3月に登場した正式版の「Office for iPad」はグローバルでのみ公開されており、しかも無料でできるのは閲覧だけで、編集にはOffice 365への月額課金が必要でした。
今回リリースされたWord、Excel、PowerPointの各アプリでは、iPhoneやiPadでOfficeファイルの閲覧や基本的な編集(新規作成含む)機能が、Microsoftアカウントがあれば無料で利用可能です。ただし、一部の高度な編集機能は、Office 365への加入(有料)が求められます。
さらに、Dropboxとの提携によって実現した、Dropboxへのアクセス機能も搭載され、Officeアプリから直接Dropboxにあるファイルを開いたり、編集したファイルをDropboxへ保存したりといったこともおこなえるようになっています。
Office for Android tabletも登場
また同時に、Androidタブレット向けのOfficeプレビュー版(Word、Excel、PowerPoint)を提供開始されています。製品版は2015年初期に提供予定となっており、現在プレビュー版を使ってみたいユーザーを募集中です。
メールアドレスや言語、タブレットのサイズ・メーカーなどを入力し、専用フォームから申し込むことができます。Microsoftは、誰でもどのデバイスでもOfficeを使えることを目指し、踏み出した格好です。