Apple首位陥落、国内タブレット販売シェアでASUSがトップに 2014年上半期

Nexus 7

BCNは、2014年上半期に最も販売数量が多かったPC・デジタル家電の「上半期No.1メーカー」を発表し、タブレット端末のジャンルにおいて、ASUSがAppleを抜いて首位になったことを明らかにした。

BCNランキングによる実売データを集計

同調査は、実売データを集計した「BCNランキング」に基づき、主要117カテゴリ(ジャンル)について2014年上半期(1~6月)の販売実績をまとめたもの。タブレット端末の販売台数は、消費増税の駆け込み購入などの影響もあり、前年同期比で22.2%増と好調だったという。

メーカー別販売台数では、Googleブランドの7インチAndroidタブレット「Nexus 7」などを手がけるASUSが、38.9%のシェアを占めてついにトップに立った。

2013年は年間1位だったAppleはシェア36.3%にとどまり、2.6ポイントと差はわずかながら、2位に甘んじた。ただしAppleは、スマートフォンではシェア54.1%で圧倒的トップに立ち、2位以下を大きく引き離しているという。

ASUSはNexus 7のほかにも、低価格モデルやWindowsタブレットなど多くの機種を投入していること、またAppleはこの時期には新モデルを発売していないといったことが、今回の逆転につながったとも推察できる。

また2月には、所有するタブレット端末について前年比でiPadが15.1%ダウンし、Nexus 7が6.3%アップしたといった調査結果も出ており、徐々にiPadが侵食されてきたことも背景にありそうだ。