LINE、スマホ版のログイン時にも暗証番号を導入 乗っ取り対策で

LINE PINコード

LINEは、アカウント乗っ取り被害が増加していることを受け、スマートフォン版のLINEアプリで、ログイン時に新たにPINコード(4ケタの暗証番号)を求める認証ステップを7月15日15時より導入する。

本人確認の強化で乗っ取りを予防

PINコードを設定すると、電話番号の異なるスマホからログインする際に入力が求められるようになる。同機能の利用は必須ではなく、ユーザーが事前に設定することで使えるようになるが、アカウント乗っ取りの対策としてLINEでは強く推奨している。

これまでLINEにログインする際、メールアドレスとパスワードの組み合わせで本人確認がおこなわれていたが、さらにもう一段階「PINコード」を設定することで、セキュリティを強化する。

機種変更時を含めて、電話番号が同じならPINコードの入力は不要だが、機種変更で電話番号も変わる場合、事前に設定が必要となる(事前にPINコードを設定せず、違う電話番号の端末に機種変更した場合、旧端末の電話番号の下4ケタがPINコードの代わりになる)。

LINE PINコード

PINコードは、LINEの[その他]→[設定]→[アカウント]→[PINコード]をタップ。4ケタの数字を2回入力し、[OK]をタップすることで設定できる。4ケタの数字は「1111」や「1234」など簡単な文字列や、自分の誕生日など他人が想像しやすい内容を避けるよう案内している。

なお、LINEはPC版でも、ログイン時に認証番号を入力するステップを追加している。