YouTubeは26日、クリエイター向け機能を大幅に拡充することを発表した。新機能の多くはクリエイター向けではあるものの、クリエイターがより力を発揮しやすい環境が整えられることの反射として、一般ユーザーが与ることのできる恩恵は大きい。新機能は今後数ヶ月以内にリリースされる。
新機能は、次の8種類。
- YouTube Creator Studioアプリ:チャンネル管理用アプリ。動画の管理、最新の統計情報の確認、コメント返信などが可能。Android版は本日リリース、iOS版は近日リリース予定。
- オーディオライブラリー拡張:ロイヤリティーフリーの効果音を数千単位で利用可能に。
- 60fps対応:これまで30fpsにエンコードされていた動画のフレームレートを、48fpsまたは60fpsでアップロード可能に。特にゲーマーにとって嬉しい対応だろう。
- ファンファンディング機能:クリエイターのチャンネルを通して直接、金銭を寄付できるようになるクラウドファンディング機能を追加。まずは、Androidとデスクトップ向けに提供される。ベータテストにはサインアップが必要。
- クリエイタークレジット機能:他のクリエイターのチャンネルに概要からリンクできるようになる。
- ユーザーによる字幕作成機能:他言語使用者や聴覚障がい者に対応するため、ユーザーが字幕やキャプションを作成することができる。早速、この動画などで「文字起こし」に協力できる。日本語字幕も追加できる。
- 情報カード機能:注釈をインタラクティブな情報カード形式で表示するように。
- プレイリスト機能の改良:ユーザーから発見されやすいようにプレイリスト作成機能を改良。
YouTubeは今年5月下旬、開発中の機能のプレビューを公開していたが、その中からクリエイター向け専用アプリやクラウドファンディング機能、オーディオライブラリーの拡張、ユーザーによる字幕作成機能などが正式に導入されることになる。
SOURCE