Googleは、検索結果ページのデザインを変更したことを発表した。先日からデザイン変更をテストしており、それが正式にロールアウトされた格好だ。
主な変更点は次のとおり。
- リンクの下線の消滅
- 文字サイズが大きくなり(16px→18px)、リンクの文字数が減少(最大全角28文字~30文字程度)
- 広告の表示方法の変更(背景色がなくなり、黄色のラベルが表示)
- 行の高さを均一化
ユーザ目線からすると、もっとも影響が大きいのはリンクの下線が消滅したことだろう。従来、ハイパーリンクには下線を引くことが半ば常識的だったからだ。
デザイン変更の理由
なぜ、Googleは創業以来変えることがなかった「リンクに下線を引く」というデザインを変更したのだろうか。
Google社員のJon Wileyによれば、「モバイルファースト」の思想に基づくようだ。モバイルファーストとは、大雑把に説明すれば、多様な画面サイズを有するデバイスに表示されるデザインを設計する際に、まずモバイル向けに最適化し、そのデザインをデスクトップ向けに適用するといった意味合いの考え方だ。
[意訳]
昨年末に向けて、私たちは、モバイルとタブレットデバイス向けに大きなデザインの改良をいくつかおこなってきました(モバイルファースト!)。今日、私たちは、それらの変更のうちの数点をデスクトップ向けにも適用したところです。
(中略)
デバイスごとの体験をより一貫させることができます。
(中略)
プラットフォーム間のデザインを統一させていくことは、ユーザが簡単に複数のデバイスでGoogle検索を利用できることにつながります。また、私たちにとっても検索機能に関する改善の開発・提供を一律化することが容易になります。
+JonWiley
Googleは、モバイルとデスクトップとでユーザ体験の共通化を図る方向に舵を切っている。今回のデザイン変更もその一環であるというのが、答えのようだ。
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