発売後3日間におけるiPhone 5sとiPhone 5cのキャリア別販売台数で、SoftBankが44.7%を獲得しシェア1位を守った。また、両機種を合わせた発売後3日間の販売台数は、旧iPhone 5の場合の約1.5倍に達した。BCNランキングが24日、報じた。
キャリア別販売台数シェア
5sと5cを合わせた新型iPhoneのキャリア別販売台数シェアは、SoftBankが44.7%、ドコモが27.8%、auが27.5%となった。
国内で初めてiPhoneの取り扱いを開始したSoftBankが1位となることは予測されていたことではあるが、auが新規参入のドコモにシェアで敗北してしまったことは意外かもしれない。新iPhoneが800MHz帯に対応したことで、KDDI(au)は通信品質面で優位に立てると見られていたが、その強みをユーザへ訴求しきれていないという声も見受けられた。
※追記:23日分のデータも含めるとauがドコモを上回る結果となっているようだ。
また、MNP、機種変更、新規契約の内訳は不明だが、ドコモにとってはMNPによる他社への流出を食い止める一定の効果があったと見てよいだろう。
やはり、5cは売れていない
昨日、iPhone 5cの日本における売れ行きが5sの5分の1程度とみられることを報じたばかりだが、国内BCNランキングにおいても同様の傾向が出てきた。
BCNによれば、モデル別の販売台数シェアで、5sは83.2%、5cは16.8%。おおむね4対1の比率となっている。
新iPhone全体は、iPhone 5の場合の約1.5倍のペースで販売台数を増やしているが、今のところは5sが大半を占めており、5sのみでiPhone 5に勝る滑り出しを見せている。
発売初期はハイエンド機種に人気が集中することは予想されていたことだが、今後5cのシェアがどれほど盛り返すのか注目したいところだ。