新iPhoneへの機種変更時にデータ移行する方法まとめ──iTunes/iCloudバックアップ・復元や、AndroidスマホからiPhoneへ引き継ぐアプリ「Move to iOS」の使い方も

2017-10-17 0:31

新iPhoneへの機種変更時にデータ移行する方法まとめ──iTunes/iCloudバックアップ・復元や、AndroidスマホからiPhoneへ引き継ぐアプリ「Move to iOS」の使い方も

iPhone 8iPhone Xなど新しいiPhoneへ機種変更するなら、古い端末からのデータ移行(引き継ぎ)は必須の作業です。iPhoneからiPhoneへの機種変更では、事前準備としてiTunesまたはiCloudを利用してデータをバックアップします。このデータを新端末へ移行・復元させれば、現在の利用環境をそのまま引き継げます。

パソコン(Windows PC/Mac)があるなら、iTunesを利用すると簡単にデータを移行できます。パソコンがなければ、iCloudを使うことになります。また、AndroidスマホからiPhoneへ機種変更する場合でも、Apple公式のAndroidアプリ「Move to iOS」を使って連絡先や写真などのデータを移行して引き継ぐことができます。

本記事では、iPhoneを買い替える前に確認してほしい3つのポイントを紹介した上で、iPhoneのバックアップ・復元をおこなう手順を3パターン(iTunes利用/iCloud利用/Move to iOS利用)に分けて徹底解説します。

検証したOSバージョン:iOS 11.0/iTunes 12.7.0

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iPhoneを買い替える前に確認してほしい3つのポイント

iPhoneを買い替える前に、少なくとも以下の3点をまず確認しておきましょう。「こんなことは常識だ」と思うのであれば、読み飛ばしても大丈夫です。

1. Apple IDやパスコードを覚えていますか?

Apple ID

最初にiPhoneを使っていく上での重要事項を覚えているか、確認します。

  • Apple IDのメールアドレスとパスワード
  • iPhoneのパスコード
  • iPhoneの機能制限パスコード(設定している場合)

これらは機種変更時に限らず、iPhoneを使っていくなかで非常に重要な情報。すべて記憶しておくべきです。機種変更してデータを移行する際にも、何らかの入力を求められることになります。

【iPhone】忘れたApple IDのメールアドレスを確認できる4つの方法

Apple ID のパスワードを忘れた場合 - Apple サポート

iPhoneでパスコードを忘れてロック解除できない時の対処法まとめ

2. LINEやゲーム、Apple Payの引き継ぎ方を知っていますか?

アプリやゲームによっては、機種変更時のデータ移行に特別な手続きを求められることがあります。

代表的なアプリはLINEです。メールアドレスの登録トーク履歴のバックアップなどを済ませておかないと、新しい端末でログインや本人確認をおこなえず、さまざまなデータが消失してしまうおそれがあります。

LINEの引き継ぎ

LINEの引き継ぎに失敗するユーザーは少なくない

LINEの引き継ぎに関しては下記記事で詳細に解説しているので、知識があやふやな人は一読しておくことをおすすめします。

失敗しない、機種変更時にLINEを引き継ぎする方法【iPhone・Android対応】

また、パズドラやモンストといったゲームでは、プレイデータのバックアップや引き継ぎコードの発行などが必要になるケースが少なくありません。各ゲーム内での説明を熟読して、適切に対応しましょう。

Apple PayのSuica

Apple PayのSuica

旧iPhoneのApple Payに登録してあるクレジットカードは削除しなくてもデータ移行に支障ありませんが、旧iPhoneを今後使わないのであれば削除しておいた方がよいでしょう。いずれにせよ、新iPhone側ではクレジットカードを追加しなおすことになります。

一方、例外的な対応が必要なのが交通系ICカードの「Suica」です。機種変更前に旧iPhone側でApple Payから削除し、データをJR東日本のサーバーに退避させます(手順は下記記事で解説)。

【Apple Pay】Suicaを機種変更後の新iPhoneに引き継ぐ方法

3. 「2ファクタ認証」を突破できるデバイスが身近にありますか?

2ファクタ認証

2ファクタ認証」を設定している場合、「信頼できるデバイス」に指定してあるiPhoneやiPad、Macなどは、(少なくとも新しいiPhoneの復元が完了するまでは)従来どおり使える状態にしておきましょう。それらのデバイスを初期化したり、iCloudからサインアウトしたりすると、新しいiPhoneで2ファクタ認証を突破できなくなるおそれがあります。

【PCがある場合】iTunesによるバックアップと復元でデータ移行

iTunes

パソコン(Windows PC/Mac)がある場合、iTunesを使ったバックアップ・復元がオススメです。各種データをパソコンに保存した後、新しいiPhoneにデータを転送できます。

iTunes - iTunesを今すぐダウンロード - Apple(日本)

1. iTunesで旧iPhoneからデータのバックアップをとる

それでは、バックアップ作業から開始しましょう。事前準備として、旧iPhoneのiOSを最新版にアップデートしておきます。

本記事の内容は、iOS 11.0で検証しています。

iTunesも同様に最新版にアップデートしておきましょう。バージョンを確認するには、Windows版iTunesであればウィンドウ上部のメニューバーで[ヘルプ]→[更新プログラムを確認]を、Mac版iTunesであれば画面上部のメニューバーで[iTunes]→[アップデートを確認](最新版であれば非表示)を選択します。

iTunesの自動同期をオフに

iTunesには、iPhoneと自動的に「同期」する機能が存在します。ここでは詳細な説明は省きますが、自動同期機能は厄介な問題を引き起こしかねません。同期の意味をよく理解していないのであれば、自動同期はオフにしておいた方が無難です。[iTunes]→[環境設定]→[デバイス]で[iPod、iPhone、およびiPadを自動的に同期しない。]にチェックを入れれば、自動同期をオフにできます。

iTunesとiPhoneの自動同期を切る

自動同期をオフにする

1-1. iPhoneをiTunesに接続する

バックアップするiPhoneをiTunesに接続しましょう。パソコンでiTunesを起動したら、iPhoneのLightningコネクタとパソコンのUSB端子をLightningケーブルで繋げます。

iPhoneのパスコード入力を求められたり、「このコンピュータを信頼しますか?」と表示されたりした場合は、指示に従って操作してください。

1-2. iTunesでデバイスの画面を表示する

iPhone:iTunesバックアップ

iTunesがiPhoneを認識したら、ウィンドウ上部のメニューにデバイスのアイコンが表示されるのでクリックします。

うまく認識されないようであれば、Lightningケーブルを抜き差ししてみると認識されることがあります。

1-3. 暗号化バックアップを実行する

デバイスの画面を表示されたら、バックアップに取り掛かります。

iPhone:iTunes暗号化バックアップ

「バックアップ」の項目で[このコンピュータ]と[iPhoneのバックアップを暗号化]にチェックを入れます。後者にチェックを入れることで、iCloudキーチェーンやアクティビティ、ヘルスケアデータ、HomeKitデータなどをバックアップできるほか、LINEのトーク履歴の復元も容易になります(LINEアプリ内でトーク履歴をiCloudにバックアップしていなくても、新端末で復元できます。ただし非公式の手順です)。

ここでバックアップ先として[iCloud]を選んでも構いませんが、iCloudストレージの空き容量が不足しているとバックアップを作成できません。パソコンとiTunesを使ってバックアップするのであれば、原則として[このコンピュータ]をバックアップ先にしておくのが無難です。

過去に暗号化バックアップを実行したことがあれば、[今すぐバックアップ]をクリック。すぐにバックアップが始まります。

iPhone:iTunes暗号化バックアップでパスワード設定

初めて暗号化バックアップを実行する場合、バックアップを保護するパスワードの設定を求められるので、任意のパスワードを2回入力し、[パスワードを設定]をクリックします。本記事では[このパスワードをキーチェーンに保存]はオフにしておきます(オンにしても大丈夫です)。

このパスワードは復元時に必要になります。しっかり覚えておくか、紙などにメモして安全な場所に保管しておいてください。

iPhone:iTunes暗号化バックアップ

バックアップが開始されます。バックアップするデータの大きさに応じて、バックアップにかかる時間は異なります。iPhone内のデータがパソコンに転送されている間、進捗状況が表示されるので、バックアップ完了まで絶対にケーブルを抜かないようにしてください。

iPhone:最新のバックアップの日時を確認

バックアップが完了したら、「最新のバックアップ」の項目に「このコンピューター: 今日 (バックアップの時刻)」と表示されるはずです。

そのほか、[iTunes]→[環境設定]→[デバイス]でもバックアップを確認できます。

iTunesバックアップリスト

環境設定からバックアップ状況を確認

2. iTunesのバックアップからデータを新iPhoneへ復元する

新しいiPhoneを購入してきたら、パソコンに保存したバックアップデータを移行して復元します。iTunes経由の復元なら、古いiPhoneのデータを一度に転送できます。しかし、そのぶん転送に時間がかかります。転送中はケーブルを抜かないよう注意しましょう。

なお、復元をおこなっても、原則としてiTunesで購入したミュージックライブラリの音楽は転送されません。再度ダウンロードを実行するか、iTunes経由で転送しなおします。ただし、iCloudミュージックライブラリを利用している場合は自動的にダウンロードされます。

iPhoneに音楽を同期(転送)する方法、同期できない時の対処法も

2-1. 新しいiPhoneにSIMカードを挿入して電源を入れる

まず、新しいiPhoneにSIMカードを挿入し、電源を入れて起動しておきます。

新しいiPhoneが初期化されている状態でなければ、いったんリセット(初期化)してコンテンツを消去しておきましょう。

2-2. iPhoneをiTunesに接続する

新しいiPhoneをiTunesに接続しましょう。パソコンでiTunesを起動したら、iPhoneのLightningコネクタとパソコンのUSB端子をLightningケーブルで繋げます。

iTunesがiPhoneを認識したら、「新しいiPhoneへようこそ」画面が表示されます。うまく認識されないようであれば、Lightningケーブルを抜き差ししてみるとよいでしょう。

iTunesバックアップからの復元:SIMなし警告

SIMカードが入っていないとアクティベート(初期設定)できない

2-3. バックアップから復元する

iOS 11の新機能「クイックスタート」

iTunesバックアップからの復元でもiCloudバックアップからの復元でも、iOS 11から導入されたクイックスタート機能を利用できます。クイックスタートを実行すると、初期設定の一部を省略できるようになっているので、とくにiCloudバックアップからの復元の場合に便利です。ただし、初期化されておらず、Apple IDでiCloudにサインインしたままの状態である旧iPhoneが手元にある必要があります。

iTunes暗号化バックアップからの復元の場合、従来型の手動設定とクイックスタート機能を利用した設定とでは、かかる労力に大差ありません。そこで本節では、クイックスタート機能を利用せずに復元する方法を解説します。クイックスタート機能を利用した復元手順については、iCloudバックアップからの復元を解説する箇所でまとめて紹介しているので、そちらを参考にしてください。

iTunesバックアップからの復元

「新しいiPhoneへようこそ」画面で[このバックアップから復元]を選択して、バックアップデータを選んだら、[続ける]をクリックします。

iTunes暗号化バックアップからの復元

暗号化バックアップ時に設定したパスワードを入力し、[OK]をクリックすると復元が開始されます。写真・動画などのデータがiTunesからiPhoneに転送されます。ファイルの転送量によりますが、転送が完了するまで1時間近くかかることもあります。復元されるまで気長に待ちましょう。

iTunes暗号化バックアップからの復元中

どうする? iPhoneの機種変更時にiTunesで「このiPhoneのソフトウェアが古すぎるため、バックアップ”○○○”はこのiPhoneの復元には使用できません」エラーが出た場合の対処法とは

以降はiPhone側での設定作業となります。

ちなみに、バックアップを選ぶ際に[新しいiPhoneとして設定]を選択すると、まっさらなiPhoneとして使うことができます。バックアップしたアプリなどのデータを引き継がなくてもよい場合は、こちらのオプションを選びます(後でiCloudにサインインすることで、メールやカレンダーなどを同期することは可能です)。

2-4. 新しいiPhoneを設定する

iTunes暗号化バックアップからの復元:こんにちは

新しいiPhoneの「こんにちは」画面

復元が進むとiPhoneが再起動し、「こんにちは」画面が表示されます。ホームボタンをクリックすると「復元しました」と表示されるので、[続ける]をタップします。

iTunes暗号化バックアップからの復元:Touch IDiTunes暗号化バックアップからの復元:パスコード作成iTunes暗号化バックアップからの復元:Apple ID

あとは指示に従って、Touch IDの設定とパスコード作成、Apple IDパスワードの入力、確認コードの入力(2ファクタ認証を設定している場合)をおこなうと、「iCloud設定をアップデート中…」の画面が表示されます。

iTunes暗号化バックアップからの復元:位置情報サービスiTunes暗号化バックアップからの復元:Apple PayiTunes暗号化バックアップからの復元:iCloudキーチェーン

続けて、位置情報サービスとApple Pay、iCloudキーチェーンなどを設定します。いずれも後ほど設定を変更できるので、適宜設定してください。

2-5. 復元完了

iTunes暗号化バックアップからの復元:ようこそiPhoneへiTunes暗号化バックアップからの復元:アプリダウンロード

「ようこそiPhoneへ」画面が表示されるので[さあ、はじめよう!]をタップします。するとホーム画面に移動し、アプリのダウンロードが始まります。あとは復元が完了するまで気長に待ちましょう。

以上でiTunesを使ったバックアップ・復元は完了です。

【PCがない場合】iCloudによるバックアップと復元でデータ移行

iCloud

手元にパソコンがない場合、旧iPhoneから新iPhoneへの機種変更時の引き継ぎにはiCloudを利用します。古いiPhoneのデータをWi-Fi経由でクラウドにアップロードし、新しい端末に復元するという手順です。iCloudバックアップは常に暗号化されています。

注意したいのはiCloudのストレージ容量です。標準(無料)で5GBまでは利用できますが、容量が不足するとバックアップを作成できません。その場合、容量を追加購入(50GB:月額130円/200GB:月額400円/2TB:月額1300円)するか、写真やビデオなどサイズの大きなデータをバックアップ対象から外す必要があります。

iCloudストレージのアップグレード

iCloudストレージのプラン

iCloudバックアップを作成できない場合の対処法は、下記記事で解説しています。

【iPhone】「iCloudバックアップ」が作成できない? 写真・動画の容量が原因なら簡単に解決できる

1. iCloudに旧iPhoneからデータのバックアップをとる

事前準備として、旧iPhoneのiOSを最新版にアップデートしておきます。

本記事の内容は、iOS 11.0で検証しています。

1-1. iPhoneをWi-Fiに接続する

iCloudバックアップはWi-Fi(無線LAN)に接続した状態で実行されます。Wi-Fi未接続の状態であれば、最初にWi-Fiに接続しておきます。

失敗しない、Wi-Fiルーター(無線LAN親機)の選び方 おすすめ機種も紹介

1-2. iCloudバックアップを作成する

iCloudバックアップ作成iCloudバックアップ作成

旧iPhoneで「設定」アプリを起動し、[(ユーザー名)]→[iCloud]とタップします。

iCloudバックアップ作成

「iCloud」画面を下にスクロールして[iCloudバックアップ]をタップします。

iCloudバックアップ作成

「バックアップ」画面に移動したら、[iCloudバックアップ]がオンになっているかを確認します。オフの状態であればオンに切り替えます。続けて[今すぐバックアップを作成]をタップします。すぐにバックアップ作成が開始されます。

既にオンになっていた場合、以下の条件を満たしたときに自動的にバックアップが作成されているはずです。

  • iPhoneが充電中
  • iPhoneがWi-Fiに接続中
  • iPhoneの画面がロック中
  • iCloudストレージにバックアップ分の空き容量がある

前述のとおり、iCloudバックアップのために必要なiCloudストレージが不足している場合、iCloudバックアップを作成できません。写真・動画の容量が原因となっているのであれば、下記記事の方法でiCloudバックアップを作成できるようになる可能性があります。

【iPhone】「iCloudバックアップ」が作成できない? 写真・動画の容量が原因なら簡単に解決できる

なお、iPhoneストレージの消費容量を削減する一般的な方法として、下記の特集も参考にしてみてください。

iPhoneの容量が不足した時、空きを効果的に増やす方法──容量の確認、「その他」を減らす、写真・アプリ・書類データの節約、外付けメモリなど

1-3. iCloudバックアップを確認する

iCloudバックアップ作成が完了したら、念のため、iCloudバックアップがきちんと作成されていることを確認しておくとよいでしょう。

iCloudバックアップ確認iCloudバックアップ確認

「設定」アプリ→[(ユーザー名)]→[iCloud]→[ストレージ管理]とタップします。

iCloudバックアップ確認iCloudバックアップ確認

続けて「iCloudストレージ」画面で[バックアップ]をタップし、該当するiPhoneを選択すると、デバイスの「情報」画面に移動します。この「情報」画面では前回のバックアップ日時などを確認できます。

iCloudバックアップ確認

前回のバックアップ日時やバックアップのサイズなどが表示される。バックアップするデータを選択したり、既存のiCloudバックアップを削除することも可能

2. iCloudのバックアップから新iPhoneにデータを復元する

新しいiPhoneを入手したら、iCloudにバックアップしたデータを復元しましょう。この作業は、自宅などで通信が安定したWi-Fiに接続できる環境でおこないます。

2-1. 新しいiPhoneにSIMカードを挿入して電源を入れる

まず、新しいiPhoneにSIMカードを挿入し、電源を入れて起動しておきます。

新しいiPhoneが初期化されている状態でなければ、いったんリセット(初期化)してコンテンツを消去しておきましょう。

2-2. クイックスタートを実行する

iOS 11では、iPhone機種変更時の初期設定を簡略化できる「クイックスタート」機能が導入されました。Wi-Fiパスワードの入力など面倒な作業を省けるので、iCloudバックアップから復元する場合はクイックスタートを利用して初期設定をおこなうことをオススメします(従来型の手動設定も可能)。ここではクイックスタートによる初期設定手順を紹介します。

iCloudバックアップからの復元:クイックスタート

まず、新旧iPhoneを近くに置き、新iPhoneのホームボタンをクリックします。新iPhoneで言語設定を済ませていない「こんにちは」画面の段階からクイックスタートを実行できます。

手動で言語設定を済ませた場合、クイックスタートの案内が表示されるので、そこからクイックスタートを開始しても構いません。

iPhone機種変更時のクイックスタート機能

旧iPhone

旧iPhoneに「新しいiPhoneを設定」というクイックスタート画面が表示されるので、新iPhoneで使いたいApple IDであることを確認の上、[続ける]をタップします。

iPhone機種変更時のクイックスタート機能iPhone機種変更時のクイックスタート機能

左:新iPhone右:旧iPhone

新iPhoneに青い粒のアニメーションが表示され、旧iPhoneで「新しいiPhoneをカメラに向けてください」と表示されます。

iCloudバックアップからの復元:クイックスタート

円(ファインダー)の中に青い粒のアニメーションを配置するように旧iPhoneを新iPhoneの上にかざします(旧iPhone側で[手動で認証]をタップすると、新iPhoneに表示される6桁の認証コードを旧iPhoneで入力する方法も利用できます)。

これでApple IDなどの情報が新iPhoneに転送されます。旧iPhoneに「新しいiPhoneの設定を完了」と表示されるまで、新旧iPhoneを近くに置いたままにしておいてください。

iPhone機種変更時のクイックスタート機能iPhone機種変更時のクイックスタート機能

新iPhoneの画面が切り替わり、旧iPhoneのパスコード入力を求められるので、正しいパスコードを入力します。その後、Touch IDの設定をおこないます。Apple IDのパスワード入力を求められた場合は、正しいパスワードを入力します。

iPhoneで指紋認証「Touch ID」を設定する方法と使い方、できない時の対処法も

初期設定における「クイックスタート」と従来型の手動設定の違い

iOS 11から機種変更時の作業を軽減するためのクイックスタート機能が登場しました。従来型の手動設定を選択することもできますが、可能であればクイックスタートによって初期設定を実行した方がよいでしょう。

クイックスタートによって回避できるようになった主な作業は以下のとおり。

  • 2ファクタ認証(信用済みデバイスによる確認と新デバイスへのコード入力)
  • 言語設定
  • キーボード設定
  • Wi-Fi設定
  • iCloudサインイン

一方、増えた作業として旧デバイスのパスコード入力が挙げられますが、手動設定の場合は新規にパスコードを作成する手間がかかるので、実質的には増えた作業はないと考えてよいでしょう。

2-3. バックアップからの復元方法を選択して新しいiPhoneを設定する

iPhone機種変更時のクイックスタート機能iCloudバックアップからの復元

左:パターンA右:パターンB

Touch IDの設定が済んだら、復元方法の選択に移るので、[続ける]をタップします(パターンA)。ここで[続ける]が表示されず[復元する前にバックアップをアップデート]などの選択肢が出てきた場合(パターンB)は、[復元する前にバックアップをアップデート]か[(日付)バックアップから復元]のいずれかを選んでタップします(前者を選ぶと旧iPhoneでiCloudバックアップが実行されたあと、新iPhoneに復元されます)。

ここで[ほかのバックアップを選択、または復元しない]を選ぶと、以下の4パターンから新iPhoneの復元方法などを選択できます。

  1. iCloudバックアップから復元
  2. iTunesバックアップから復元
  3. 新しいiPhoneとして設定
  4. Androidからデータ移行

iPhoneを復元するパターン

まっさらなiPhoneとして使いたい場合は[新しいiPhoneとして設定]を選択してください。[Androidからデータ移行]を選択した場合については、後述するAndroidからiPhoneへの機種変更時のデータ移行に関する解説を参照してください。

iPhone機種変更時のクイックスタート機能

旧iPhone

復元方法を選択した時点で、クイックスタート機能で実行できる範囲の初期設定は完了します。旧iPhone側で[OK]をタップしておきます。旧iPhoneはこれでお役御免です。

iCloudバックアップからの復元iCloudバックアップからの復元iCloudバックアップからの復元

最後に利用規約の同意や位置情報サービスやSiri、iPhone解析などの設定を指示に従って済ませましょう(ユーザーの環境によって、初期設定の手順や設定を求められる項目が若干異なります)。

2-4. 復元完了

iCloudバックアップからの復元iCloudバックアップからの復元

左:iCloudバックアップからの復元が進む右:新iPhoneにデータが復元された

各種設定を進めていくと、iCloudバックアップからの復元が始まります。新iPhoneで[ホームボタンを押してアップグレード]などと表示されたら、ホームボタンをクリックします。パスコード入力もしくはTouch IDによる認証を要求されたら、指示に従ってください。

ホーム画面が表示されたら、完全な復元まであと一歩。アプリなどが順次ダウンロードされていきます。復元が完了するまで待機しましょう。Wi-Fiが切れるとダウンロードは中断されるので注意してください。

以上でiCloudを使ったバックアップ・復元は完了です。

【Androidから機種変更する場合】AndroidからiPhoneへのデータ移行(Move to iOSの使い方)

Move to iOS

Android端末からiPhoneへ機種変更する時は、上記のようにiTunesやiCloudが使えません。しかし、iOS 9以降では「Move to iOS」というApple公式のAndroidアプリを使って、Android端末からiPhoneへのデータ移行がスムーズにおこなえるようになりました。

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データ移行できる内容は、連絡先やメッセージ(SMS)、写真・動画、ブラウザのブックマーク、Googleアカウント、カレンダーなど。同一ネットワーク(Wi-Fi)に接続していれば、これらデータを安全かつ簡単に移行できるのが特長です。

1. 移行したいデータの入ったAndroid端末での準備

まずは、Android端末にGoogle Playから「Move to iOS」アプリをインストールします。

アプリ「Move to iOS」をダウンロード
Move to iOS

この時点から、Android端末を自宅など安定したWi-Fiネットワークに接続しましょう(後ほど、移行先のiPhoneでも同じWi-Fiに接続します)。

Move to iOSMove to iOS

アプリを起動したら[続ける]をタップして進み、利用規約をよく読んで同意します。

Move to iOS

「コードを検索」画面が表示されるので、そのまま待機。これよりデータ転送が完了するまで「Move to iOS」アプリを画面に表示したままにしておきます。転送途中で別のアプリを使うと、コンテンツが転送されません。

次はiPhone側で作業を進めていきます。

2. 移行先のiPhoneでデータ転送の準備をする

移行先となる新しいiPhoneにSIMカードを挿入し、電源を入れて起動しておきます。

新しいiPhoneが初期化されている状態でなければ、いったんリセット(初期化)してコンテンツを消去しておきましょう。

Move to iOS

iOS 11を初期搭載した新しいiPhoneでは、「こんにちは」画面から言語設定を済ませるとクイックスタート画面が表示されます。ここで[手動で設定]をタップし、キーボード設定やWi-Fi設定(Android端末と同じWi-Fiネットワークに接続)、Touch ID設定、パスコード作成をおこないます。

本記事の内容は、iOS 11.0で検証しています。

Move to iOS

「Appとデータ」画面まで進めたら、[Androidからデータを移行]をタップします。

Move to iOS

「Androidから移行」画面で[続ける]をタップします。

Move to iOS

すると、6ケタまたは10ケタの数字(コード)が表示されます。

ここで再びAndroid端末の出番です。

3. Android端末にコードを入力してデータ移行開始

Move to iOS

Android端末の「Move to iOS」アプリに戻り、「コードを検索」画面で[次へ]をタップしましょう。

Move to iOS

Android端末に表示されているコードを入力します。

コードが10ケタだった場合は[10桁のコードがあります]をタップすると、入力欄が10桁に切り替わります。

Move to iOS

Android端末とiPhoneとの接続が始まるので、そのまま待機しましょう。

Move to iOS

新しいiPhoneに移行したいデータの種類を選択します。

この例では3種類のみ表示されていますが、写真(カメラロール)やブックマーク、Googleアカウントのほか、連絡先、メッセージ履歴、カレンダーのデータが移行可能です。

選択後、[次へ]をタップしてください。

Move to iOS

iOSへのデータ移行が開始されます。

移行完了まで10分程度かかりましたが、所要時間はデータの容量などによって異なります。

Move to iOS

データ移行が完了すると、「転送が完了しました」の画面が表示されます。

[完了]をタップし、iPhone側での操作へ移ります。

4. iPhoneにデータを転送後、復元を確認する

Move to iOS

移行先のiPhoneにデータが転送されていきます。転送量に応じて所要時間は異なります。

Move to iOS

「転送が完了しました」と表示されたら[iPhoneの設定を続ける]をタップし、その他の初期設定を完了させます。

Move to iOSMove to iOS

新しくiPhoneのホーム画面が表示されたら、データがきちんと転送されたかをチェックしましょう。「写真」アプリを起動すると、写真と動画が転送されていることを確認できるはずです。

Googleアカウントのパスワードは移行されません。そのため、Googleアカウントを設定するように促すメッセージが表示されます。[設定]をタップして、パスワードを入力してGoogleアカウントにログインし、iOSにアクセス許可を与えれば、Gmailなどが利用できるようになります。

Move to iOSMove to iOS

iOS版があるアプリを自動的にダウンロードすることも可能です。「App Storeからお使いのAndroidデバイスのAppを追加しますか?」と尋ねられたら、とりあえず[Appを追加]をタップしておけばよいでしょう。不要であれば、あとで削除すればOKです。