本記事では、ワイモバイルの課金開始日や初月料金が日割りされるのかについて解説します。これらを理解していれば、最適なタイミングでワイモバイルへ乗り換え、または新規契約できるはずです。また、プラン料金に加えて、オプション料金や割引サービスも日割り対象なのかまとめています。
ワイモバイルの初月料金の日割りまとめ
ワイモバイルの初月料金は、基本プラン料金については日割りが適用されます。そのため、契約する時期によって損をすることはありません。
ただし、加入するオプションや割引サービスの中には日割りが適用されないものもあります。加入前に日割りの有無を確認しておくと安心です。
プラン料金:日割りが適用、開通日から課金される

ワイモバイルの各プランの月額基本料金
ワイモバイルを申し込んだ初月のプラン料金には日割りが適用されます。つまり、回線を申し込むタイミングが月末でも月初でも損することはないというわけです。
初月の課金開始日は申し込み方法により異なります。
課金開始日 | |
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新規申し込み(SIMカード/eSIM) | 製品発送日の翌日以降、最初に通信がおこなわれた日 |
MNP(SIMカード/eSIM) | 回線切り替え日以降、最初に通信がおこなわれた日 |
機種変更 | 回線切り替え日以降、最初に通信がおこなわれた日 |
新規申し込みであれば、SIMカードなどを郵送で受け取り、最初に通信(電話やデータ通信)をおこなった日が課金開始日となります。店舗で契約した場合、契約が完了した日(開通日)が課金開始日です。
乗り換え(MNP転入)の場合は、乗り換え元の通信会社から転入先のワイモバイルへ回線が切り替わり、最初に通信(電話やデータ通信)をおこなった日が課金開始日です。なお、製品の到着日から6日以内に回線切り替えの手続きをしないと、商品到着日の7日後にワイモバイル側で切り替え手続きがおこなわれて課金が開始されます。
ワイモバイルはその月の末日が請求の締め日となり、毎月1日から末日までの料金が翌月26日頃に請求されます。たとえば15日に開通して課金開始日となった場合、初月は15日から末日までの料金が日割りで計算されて翌月に請求される仕組みです。
オプション料金:通話定額は日割りの対象、データ増量などは日割りの対象外


「だれとでも定額+」「スーパーだれとでも定額+」は初月の日割り対象
ワイモバイルで提供されているオプションは、日割りが適用されるものと適用されないものがあります。加入を検討しているオプションが日割りの対象であるかチェックしておきましょう。
だれとでも定額+ |
スーパーだれとでも定額+ |
データ増量オプション | アドバンスオプション | |
---|---|---|---|---|
料金 |
月額880円 |
月額1980円 |
月額550円(キャンペーンにより初月から6カ月無料) |
月額752.4円 |
加入月日割り | 日割り対象(月途中に加入する場合は日割り対象外) | 日割り対象(月途中に加入する場合は日割り対象外) | 日割り対象外 | 日割り対象外 |
解約月日割り | 日割り対象外 | 日割り対象外 | 日割り対象外 | 日割り対象外 |
申し込み | 必要 | 必要 | 必要 | 必要 |
適用タイミング |
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オプション内容 |
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新規契約または他社からの乗り換えと同時に「だれとでも定額+」「スーパーだれとでも定額+」を申し込んだ場合、初月のオプション料金は日割りの対象となります。そのため、月の途中で契約しても無駄な料金が発生しません。

「データ増量オプション」は日割りの対象外ですが、初回加入時はキャンペーンが適用されて6カ月無料で使えます。そのため初月の日割りの有無を気にする必要はないでしょう。データ増量オプションは、「SIM契約キャンペーン」など特定のキャンペーンを利用する際に加入が必須となっています。
「アドバンスオプション」は、モバイルルーター契約時の「Pocket WiFiプラン2(ベーシック)」向けオプションです。契約と同時に加入した場合は当月から適用されますが、日割り計算はされません。しかし、初回無料のオプション料金なので初月にオプション料金の負担はありません。
割引:家族割は日割りの対象、おうち割は割引適用日に注意


家族割引(左)は初月日割りが適用されるが、おうち割(右)は適用されない
ワイモバイルでは、主に「家族割引サービス」「おうち割」「PayPayカード割」を利用して月額基本料金を割引できます。割引も日割りになるかどうかは、各割引サービスごとに異なります。
家族割引サービス | おうち割 | PayPayカード割 | |
---|---|---|---|
割引額 | 月1100円割引 | 最大で月1650円割引 |
月187円割引 |
加入月日割り | 日割り対象 | 日割り対象外 | 日割り対象 |
解約月日割り | 日割り対象外 | 日割り対象外 | 日割り対象外 |
申し込み | 必要 | 必要 | 必要 |
適用タイミング |
申し込み受付月利用分より適用 |
毎月1日〜2日頃に適用判定し、割引成立でその月の利用分から適用 |
請求月の締め日までに以下の条件を満たした場合に適用
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割引内容 |
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月途中にワイモバイルを契約し、プラン料金に日割りが発生するケースでは、「家族割引サービス」と「PayPayカード割」の割引額も日割りが適用されます。
「おうち割」は適用判定が毎月1日〜2日頃におこなわれ、条件を満たしておうち割が成立すれば、その月から割引の適用が開始されます。判定日以外ではおうち割の割引が成立しない点に注意が必要です。
おうち割は、家族割サービスと併用できません。PayPayカード割は、家族割サービスまたはおうち割のうちいずれかと併用可能です。
ワイモバイルの初月料金・日割りに関するよくある疑問点
ワイモバイルの初月料金や日割りに関する疑問点と回答についてまとめました。
ワイモバイルは月末に契約すべき?
新規申し込みや乗り換え(MNP)転入といった申し込み内容によるため、一概に月末に契約するべきとはいえません。
ワイモバイルの基本料金は日割りが適用されるので、プラン料金のみであればいつ契約しても無駄な期間が発生しません。「家族割引サービス」や「PayPayカード割」も、加入月から日割りで計算されます。
オプションについては、新規契約または他社からの乗り換えと同時に「だれとでも定額+」「スーパーだれとでも定額+」を申し込んだ場合のみ日割りの対象となります。「データ増量オプション」やモバイルルーター向けの「アドバンスオプション」は日割りの対象外ですが、いずれも初回は無料のため初月にオプション料金はかかりません。

ワイモバイルを25日から課金開始した場合、25日から末日までのプラン料金が日割りになる
乗り換え(MNP)する月は、移転元と移転先であるワイモバイルの料金が二重払いとなります。月末に契約したほうがよいとされている例は、移転元の通信会社が解約月の「末日締め」「日割りなし」を採用している場合です。月の中旬から下旬にかけてワイモバイルへ乗り換えると、ワイモバイルのプラン料金が日割りされ、初月の負担を抑えることができます。
ただし、移転元の締め日を過ぎると翌月1カ月分の料金が請求されるため注意が必要です。移転元の締め日を跨がないよう、余裕を持って手続きをおこなうようにしましょう。
解約月も日割りが適用される?
解約月は基本料金の日割りが適用されず、解約月の1日から末日(締め日)までの料金が満額請求されます。
「だれとでも定額+」や「データ増量オプション」といったオプションに加入している場合、解約月はオプション料金も満額請求となります(前述)。
各種割引サービスを適用している場合、解約月も割引が適用されます。解約月の基本料金が満額請求されることから、割引サービスの日割りは適用されません。
ワイモバイルから他社へ乗り換え(MNP)する際、移転先の初月料金が日割り計算されるのであれば、ワイモバイルの解約は月末近くがベストタイミングといえます。
初月料金が高い?
店舗で契約したことで、3850円の事務手数料が発生したことが原因として考えられます。

店舗で契約すると3850円の事務手数料が発生する
店舗では新規契約と乗り換え(MNP)で契約する際、事務手数料3850円が発生します。オンラインでの申し込みであれば事務手数料は無料です。
店舗でも、ソフトバンク/LINEMO/LINEモバイルからワイモバイルへの乗り換えはキャンペーンで事務手数料が無料となります(終了時期未定)。
オンラインで申し込みの場合、各種割引サービスが不備などで成立しなかったり、不要なオプションを申し込んでいたというケースも考えられます。オンラインで申し込みをする際は、割引サービスの適用条件や申し込み内容をよく確認して契約を完了させるようにしましょう。