Amazonでは、Vポイントをそのまま支払い方法に選択できません。任意のポイント数を使うには、VポイントPay残高へのチャージや、VポイントPayアプリからAmazonギフトカードへのチャージが必要です。
本記事では、VポイントをAmazonで使う最新の方法をわかりやすく解説します。
【前提】AmazonでVポイントはそのままでは使えない

「Tポイント」と「Vポイント」の統合によって国内最大のポイント経済圏となった新生「Vポイント」。貯めたポイントはファミリーマートやウエルシア(ドラッグストア)、マルエツ(スーパーマーケット)、ガスト(ファミリーレストラン)などをはじめ、さまざまな場所で利用可能です。統合により利用できる範囲もさらに拡がりました。
また、「VポイントPay」アプリのユーザーなら、Apple PayやGoogleウォレットからVisaのタッチ決済利用や、iDマークのある店舗での利用ができます。
そこで気になってくるのが、Amazonでの買い物でVポイントが使えるかどうか。結論から言うと、VポイントをAmazonで使うことは可能です。ただし、任意のポイント数をAmazonで使うには、VポイントをVポイントPay残高にチャージしたり、Amazonギフトカードに交換したりする必要があります。
VポイントをAmazonで使うには「VポイントPay」アプリが必要
Amazonでは、Vポイントをそのまま支払い方法に選択することができません。VポイントPayアプリで、VポイントをVポイントPay残高としてチャージする必要があります。チャージした残高よりも商品価格が高い場合は、他の支払い方法を併用しなければならないため、さらにVポイントPay残高をAmazonギフトカードに交換するという手順を踏まなければなりません。
2025年2月28日まで、Vポイントは「Vpass」「SMBCダイレクト」など三井住友系サービスと、Vポイントの「V景品交換」からAmazonギフトカードに交換できました。2025年3月以降、この「Vpass」「SMBCダイレクト」「V景品交換」からのポイント交換が廃止になり、「VポイントPay」アプリからのポイント交換が唯一の手段となっています。
VポイントをAmazonで利用するための手順を簡単に解説すると、以下のとおりとなります。

ステップ3で、VポイントPayの残高がAmazonで購入したい商品価格よりも多い場合は、Amazonギフトカードにわざわざチャージしなくても、VポイントPay残高でそのまま購入できます。しかし、VポイントPay残高が商品価格よりも少ない場合、VポイントPay残高では購入できません。
そのため、任意のVポイント数を余さずAmazonで使い切りたい場合には、好きな金額をチャージができるAmazonギフトカードに交換し、ほかの支払い方法と併用することでポイントを無駄なく利用できるようになる、というわけです。
VポイントPayアプリからAmazonギフトカードへポイント交換する手順は、次章で詳しく解説します。
Amazonギフトカードへの交換レートは1ポイント=1円
現在は廃止されている「Vpass」や「SMBCダイレクト」「V景品交換」からの交換レートは1ポイントに対し約0.8円でした。
しかし、VポイントPayアプリ経由でのポイント交換は1ポイントあたり1円と好レートに。これまでは、少し損をする形でAmazonギフトカードへ交換する必要がありましたが、VポイントPayアプリからのポイント交換では損することなくポイントを使い切ることが可能となっています。
「VポイントPay」からVポイントをAmazonギフトカードに交換する方法
ここでは、「VポイントPay」からVポイントをAmazonギフトカードに交換する手順を詳しく解説します。まずは「VポイントPay」アプリをインストールしましょう。
Step1:「VポイントPay」アプリをインストールし、新規登録する

[VポイントPayアプリの新規登録]をタップ

画面の指示に従って電話番号などを入力していく

登録が終わるとVポイントPayのトップ画面に移る
まずはVポイントPayアプリをインストールします。インストールができたら、[VポイントPayアプリの新規登録]をタップしましょう。続いて、画面に従って登録していきます。
登録する内容は、SMS認証可能な電話番号→認証コード→名前→生年月日→国籍→パスコードとなっています。これらを順に登録していくと、VポイントPayのトップ画面に移ります。

[カード番号]をタップ

カード情報が確認できる
[カード番号]をタップすると、VISAのタッチ決済対応のクレジットカードが発行されているのが確認できます。
ここで、クレジットカードの番号やセキュリティコードなどが確認可能です。カード番号とカード名義人は、右にある「コピー」をタップすることで簡単にコピーができます。なお、カードの名義人の名前は本名ではなく「VPOINT MEMBER」となります。
Step2:Vポイントを連携して「VポイントPay」アプリにチャージする

[+チャージ]をタップ

いずれかの方法で連携する
続いて、VポイントPayにVポイントをチャージしていきます。
残高の右下にある[+チャージ](もしくは画面下の[Vポイントをお買い物に使いましょう])をタップしてください。チャージ方法が3つから選択できるので、該当するものを選びます。
- 三井住友カードを持っている人:[Vpass IDで連携]をタップ
- 三井住友銀行口座を持っている人:[銀行口座で連携]をタップ
- Vポイントカード(Tカード)を持っている人:[VポイントPay会員情報を番号(Tカード番号)で連携]をタップ
以降は、画面の指示に従ってログインなどを進めていくとアプリとVポイントの連携が完了します。

[+チャージ]をタップ

[ポイント移行]をタップ

チャージ金額を入力して[チャージする]をタップ
連携が完了すると、手持ちのVポイントがアプリの画面下に表示されるようになります。次に再度[+チャージ]をタップし、左上の「ポイント移行」をタップして、手持ちのVポイントをVポイントPay残高へ移していきます。
今回は500ポイント分(=500円)をチャージします。移行するポイント数を入力して[チャージする]をタップするだけでOKです。

チャージが完了

残高にチャージした金額が反映される
これでVポイントPay残高へのチャージは完了です。Vポイントから移行した500円分が、VポイントPayの残高に表示されるようになりました。
Step3:「VポイントPay」をAmazonの支払い用クレジットカードに登録する

トップページ右上のアカウント名をタップ

アカウントサービス横の[すべてを表示]をタップ

「支払い&住所」欄の[お客様の支払い方法]をタップ
Amazonのトップページをブラウザなどで開き、右上のアカウント名をタップします。「アカウントサービス」横の[すべてを表示]をタップし、「支払い&住所」欄から[お客様の支払い方法]をタップしましょう。

[クレジットまたはデビットカードを追加]をタップ

カード情報を入力して[次へ進む]をタップ

請求先住所を選択して[この住所を使用]をタップ
[クレジットまたはデビットカードを追加]をタップし、VポイントPayのクレジットカード情報を入力。入力できたら[次へ進む]をタップします。
請求先住所の選択画面となるので、住所の登録がある場合は請求先住所を選択、新しい住所を指定する場合は[住所を追加]をタップして登録してください。その後、[この住所を使用]をタップすればカードの登録は完了です。
VポイントPayに入金(チャージ)した金額が購入したい商品の価格よりも多い場合には、Amazonギフトカードにチャージする必要はなく、VポイントPay残高で直接商品を購入できます。このとき、Amazonの支払い方法にVポイントPayのクレジットカードが選択されていることを必ず確認しましょう。
一方で、VポイントPay残高が商品価格よりも少ない場合は、VポイントPay残高でAmazonの商品は購入できません。Step4に進んでVポイントPay残高をAmazonギフトカードにチャージし、他の支払方法と併用して購入してください。
Step4:Amazonギフトカードにチャージする

検索窓で「Amazonギフトカード」と検索

チャージ式のAmazonギフトカードを選択する

「都度チャージ」を選択
最後に、Amazonギフトカードの残高をチャージします。
まずは、Amazonの検索窓から「Amazonギフトカード」と検索しましょう。検索結果から、好きな金額を直接チャージできる「Amazonギフトカード チャージタイプ」を探してタップしてください。下のリンクからも直接チャージタイプの商品ページにアクセスできます。

チャージ金額を選択/入力し[今すぐ購入]をタップ

追加したカードを選び、カード番号を入力して[お客様のカードを照合します]をタップ

下へスクロールし[続行]をタップ
チャージ方法は「都度チャージ」「定期的にオートチャージ」「残高に応じてオートチャージ」の3種類がありますが、ここでは「都度チャージ」を選択します。
チャージ金額を選択/直接入力します。今回は、VポイントPayに移行した500円分をAmazonギフトカードにチャージします。金額を入力したら、[今すぐ購入]をタップします。
支払い方法から、先ほど登録したVポイントPayのクレジットカードを選択し、再度クレジットカード番号を入力して[お客様のカードを照合します]をタップします。照合ができたら、ページをそのまま下へスクロールし、[続行]をタップしましょう。

[注文を確定する]をタップ

注文が完了した
注文内容が正しいことを確認できたら[注文を確定する]をタップすると、Amazonギフトカードへのチャージが完了します。これで、VポイントをAmazonギフトカード残高に交換することができました。
ポイント交換履歴とAmazonギフトカード残高の確認方法
VポイントPayアプリでのポイント交換履歴の確認方法と、Amazonギフトカード残高の確認方法について解説します。
Vポイント交換履歴を確認する

[利用明細]をタップ

利用明細が確認できる
VポイントPayアプリの[利用明細]をタップします。利用明細では、入金履歴やお店やネットショッピングなどでの利用履歴が1カ月単位でリスト表示されます。
上の画像からは、500ポイントを入金してVポイントPay残高にチャージし、Amazonで500円利用(ギフトカード残高にチャージ)した明細が確認できます。
Amazonギフトカード残高を確認する

アカウントサービス横の[すべてを表示]をタップ

「支払い&住所」欄の[ギフトカードの残高を管理]をタップ

チャージ履歴が確認できる
Amazonのトップページを開き、右上のアカウント名をタップします。「アカウントサービス」横の[すべてを表示]をタップし、「支払い&住所」欄から[ギフトカードの残高を管理]をタップしましょう。
「ギフトカードの利用履歴」欄で、チャージした日付と利用日を確認可能です。なお、Amazonギフトカードの有効期限は発行日から10年。「ギフトカードの利用履歴」欄の上で有効期限ごとの残高を確認できます。