ツイッターの「トレンド」機能は、独自の仕組みによりTwitter上で話題のトピックをチェックできるというものです。世界で話題のトレンドのほか、「東京都内だけのトレンド」などに絞ってピックアップすることもできます。
本記事では、Twitterのトレンド機能とはどんなものなのか、その見方や過去のトレンド確認方法などについて解説します。
Twitterの「トレンド」とは? 仕組みと見方
Twitterのトレンドとは、Twitter上で話題となっているキーワードやハッシュタグ(#)をランキング形式でチェックできる機能です。トレンドのランキングは1日のうちに頻繁に入れ替わるため、リアルタイムで話題のトピックを知ることができます。
よく「Twitterのトレンド入りした」という言葉を耳にしますが、これは特定のキーワードやハッシュタグがTwitterのトレンドにランクインしたことを指して、そう呼ばれています。
トレンドはTwitterが独自で定めたアルゴリズムによってランキング化されており、初期設定ではフォローしているアカウントや興味・関心、位置情報などをもとにカスタマイズが加えられています。
トレンドをチェックする方法
スマホ版アプリ(iOS/Android版)でトレンドを見るには、画面下部の検索ボタン[]をタップ。次に[トレンド]タブを選択するだけです。
[おすすめ]タブにも、トレンドのほか話題のニュースが一覧で表示されます。この[おすすめ]タブも、ユーザーの利用状況によってカスタマイズされた内容が表示されます。
PC(パソコン)のブラウザからも、Twitterのトレンドをチェックできます。
画面右側に常にトレンドが5個まで表示されています。
[さらに表示]を1度クリックすればトレンドが10個まで表示され、再び[さらに表示]をクリックすると、すべてのトレンドが表示されます。
Twitterの「トレンド」をカスタマイズする方法
トレンドは基本的にTwitterのアルゴリズムによってランキング化されていますが、設定によってユーザーの利用状況に沿った多少のカスタマイズを加えることが可能です。
あくまでもトレンドのランキングはTwitterのアルゴリズムがベースになっているので、自身の手による大幅なカスタマイズはおこなえません。
「場所を変更」で世界のトレンドもチェックできる
ツイッターのトレンドは世界中で集計されており、特定の地域のトレンドをチェックできます。トレンドをチェックできる地域は、あらかじめ設定で変更することが可能です。
チェックするトレンドの地域を変更するには、まずTwitterアプリを開き、左上のアイコンをタップ。
[設定とプライバシー]→[コンテンツ設定]→[トレンド]と進みます。
左:iOS版アプリの場合右:Android版アプリの場合
iOS版アプリなら[場所を変更]、Android版アプリなら[トレンドの場所]をタップします。
次の画面で、表示したいトレンドの国名を選択します。
たとえば、日本国内のトレンドを見たい場合は[Japan]、世界中のトレンドを見たい場合は[Worldwide]を選択しましょう。
一覧画面では「Japan」など国単位の指定しかできませんが、「Tokyo」「Osaka」「Sapporo」「Hiroshima」などと検索することで地名による指定も可能です。
「おすすめトレンド」のオン/オフでカスタマイズ
トレンドは、Twitter独自のアルゴリズムと、ユーザーがフォローしているアカウントや興味・関心などによってカスタマイズされた「おすすめトレンド」をもとにランキング化されています。このうち「おすすめトレンド」をオフにし、フォローしているアカウントや興味・関心を反映させないトレンドを表示することも可能です。
「おすすめトレンド」の切り替え操作ができるのは、PC版Twitterのみです。PCのブラウザからTwitterの「おすすめトレンド」をオフにすれば、同じアカウントでログインしているスマホ版アプリにも反映されます。
「おすすめトレンド」をオフにする方法は、画面右側のトレンド部分にある設定ボタン[]をクリックし、「おすすめトレンド」のチェックを外すだけです。
チェックが入っていればユーザーの利用状況にあわせたカスタマイズが加わったトレンドが表示され、チェックが入っていなければTwitterのアルゴリズムによるトレンドのみが表示されます。
過去のTwitterトレンドを検索して見る方法
Twitterのトレンドは、常に「現在」話題となっているトピックをピックアップするリアルタイム性重視の機能です。とはいえ、過去に注目を浴びたトレンドをチェックしたいということもあるでしょう。
過去のTwitterトレンドを検索するには外部サービスの利用が必要となりますが、ここでは4つのサービスを紹介します。
Twittrend(ついとれ):各エリアの最大3日前のトレンドが確認可能
左:Twittrendのメイン画面右:2つの地域のトレンドを比較
Twittrend(ついとれ)を利用すれば、日本国内だけでなく世界各地のトレンドを最大3日前までさかのぼってチェックできます。
また、地域を絞ってトレンドを比較するといったことも可能です。比較機能を利用すれば、たとえば現在の「大阪のトレンド」と「イタリアのトレンド」を比較できます。
Twittrend(ついとれ) - 今、話題になっている各地域のTwitterトレンド
トレンドカレンダー:3年前までのトレンドを遡って検索できる
左:トレンドカレンダーのメイン画面右:過去のトレンドを検索
トレンドカレンダーは、およそ3年前までのトレンドをさかのぼって検索できるサービスです。
会員登録やTwitterとの連携などは必要ありません。カレンダーから日付を指定するだけで、簡単に過去のトレンドをチェックできるのが特徴です。
Yahoo!リアルタイム検索:ツイート数の推移チェックなど独自機能が充実
Yahoo!リアルタイム検索のメイン画面
Yahoo!リアルタイム検索は、Twitter上で話題となっているトピックをYahoo!独自のアルゴリズムで抽出してまとめているサービスです。
Yahoo!リアルタイム検索で取り上げられているトピックは、必ずしもTwitterのトレンドと一致しているわけではないことを念頭に置いて利用するのがいいでしょう。
分析グラフでツイート数の推移を確認できる
日ごとのトレンドをチェックできる「Twittrend(ついとれ)」や「トレンドカレンダー」とは異なり、ひとつのキーワードが過去24時間・7日間・30日間でどれだけツイートされたのか、ツイート数の推移をチェックできるのが特徴です。
Yahoo!リアルタイム検索~Twitter(ツイッター)をログインなしで検索!
ついっぷるトレンド:HOTワードの盛り上がり度をグラフで見られる
ついっぷるトレンドは、独自(純粋なTwitterのトレンドとは異なる)のトレンド「HOTワード」をチェックできるNECビックローブ運営のサービスです。HOTワードは「いま」のワードから「今日」「昨日」「今週」「今月」「今年」のワードを振り返ることも可能。日付を指定することで、当時のHOTワードをチェックできます。
ツイート数などをもとに算出した盛り上がり度がグラフで表示されており、時系列でHOTワードの盛り上がり度を振り返ることができます。利用するうえで注意したいのは、モバイル版サイトでは「いま」「今日」「昨日」までのHOTワードしかさかのぼれず、それ以前のHOTワードはPCサイトからしかチェックできないという点です。
検証バージョン:iOS版8.2.6、Android版8.22.0