おすすめのポイント
- 映像や画像、音声をメモとして作成・管理するのに適したアプリ
- メモの種類に応じて、自動でフォルダに振り分けることが可能
- 各種機能や設定をアイコン化し、必要なものを呼び出せる
Androidアプリ レビュー
「メモを取る」といっても、その内容は千差万別。友達の住所やイベントの予定を控えたり、忘れないようにToDoをリスト化して登録することもある。
チラシに載っていた求人情報をカメラで撮影し、画像として控えておくのもメモの一つだ。会議内容を音声で録音しておけば、これもメモとして後で活用できる。
メモにはテキストをはじめ、画像や映像、音声も含まれる。さらに、テキストにもToDoや買い物リストなど、目的別にいろいろな種類がある。
多岐にわたるテキストを効率よく管理・活用するのはそう容易ではない。それのテキストを体系化し、アイコンを使って簡単に管理できるようにするアプリが「Extensive Notes Pro」だ。
新規でメモを作成する場合、9種のアイコンから用途に応じたものを選択利用する。その内訳は、通常のメモ、音声、映像、ペイント、パスワード付のメモ、ToDo、アカウント、バーコード、そして新規のフォルダ作成となる。
なかでも、アカウントはユニークだ。アカウントは、WebサービスへのログインIDとパスワードを管理しておくための機能。WebサービスのURLとID、パスワードをセットにして保存できる。複数のWebサービスを併用していると、IDとパスワードが混在して把握するのが難しくなる。そこで、複数のアカウントを専用のアイコンを使って管理できるようにしている。
バーコードは、スマホのカメラを使ってバーコードを読み取る機能。バーコードには、その商品情報が含まれていることが多く、そこから商品を検索するのに役立つ。こうした商品情報をバーコード経由でメモに保存できるようにする。
作成したメモはフォルダ別に管理可能で、音声や映像などの種類別にメモを自動で振り分ける。これにより、ユーザーは、メモがどこに保存されているのかを意識することなく、ファイルの種類から目的のメモを探し出せる。
各種情報と紐づいたメモを作成・保存する機能も備える。メニューにある「Extras」をタップすると、計算機やストップウォッチ、天気などのアイコンを用意。これらのアイコンをタップすれば、計算結果やストップウォッチによる計測時間、指定したエリアの天気とメモ(テキスト)をセットで保存できる。
設定メニューでは、画面のカスタマイズなどが可能だ。メニューを隠して画面を大きく使えるようにしたり、起動時に指定したフォルダを開くよう変更できる。
「Extensive Notes Pro」はメニューからアイコンを呼び出し、各種機能や設定を利用するのだが、複数のアイコンを一斉に表示すると、それぞれが小さく見えにくい。スマホの小さな画面でアイコンを識別・選択するのは少々やっかいだ。また、すべて英語表示なので、慣れるまで少し時間がかかりそうだ。