おすすめのポイント
- 画面上にユーザーが必要とする操作の予測候補を提示
- 利用履歴を蓄積すれば、アプリ起動や文字入力などの操作を省ける
- 急いでいる時や操作に集中できない時などに便利
- スマートフォン初心者にもやさしいアプリ
「タップでコンシェル(おためし)」は、これまでに蓄積した“しゃべってコンシェル”の利用統計データや、“dメニュー”の各種コンテンツのトレンド情報、ユーザー本人の「タップでコンシェル」の利用履歴から、日時や場所などの状況に応じて必要と思われる機能を予測し、画面上に4つの候補を表示するドコモ公式アプリだ。
Androidアプリ レビュー
本アプリは3月26日よりトライアル提供されており、9月30日までの無料おためし版(一部機能はspモード契約が必要)となっている。
Android 2.3以上のドコモスマートフォン(タブレット、らくらくスマートフォン、スマートフォン for ジュニア、その他一部機種を除く)に対応する。
最初に起動すると、候補提示に反映させる初期設定として3つの質問が投げかけられ、習慣や価値観などを尋ねられる。
答えたくなければ、回答をスキップすることも可能だ。
アプリを起動すると、利用したい機能として4つの候補が表示される。
まだ使用履歴等のデータの蓄積がないため、利用したい候補がないかもしれないが、その場合は[機能一覧]から候補を探してみよう。
使えるのは、電話/メール/メモ/アラーム/タイマー/スケジュール/乗換案内/地図/天気/エリアガイド/グルメ/レシピ/カメラの[生活]カテゴリ13項目。
さらに、動画/音楽/画像/アプリ/ゲーム/書籍/リアルタイム/ニュース/Wikipedia/音楽プレーヤの[エンタメ]カテゴリ10項目。
試しに[乗換案内]をタップすると、初回は行き先等の入力(例:職場の秋葉原から自宅の横浜まで)が必要となる。
その後、ブラウザが起動してdメニューの乗り換え案内のページにアクセスする。
こうした履歴をアプリが学習していくことにより、提示する候補の精度が高まっていく。
たとえば、次に[グルメ]を開いてみると、場所の予測項目に「横浜」「秋葉原」が追加されている。
もし職場の近くで食事をするのであれば、グルメ検索アプリを探してきて、秋葉原といった場所を入力する手間がワンタップで行える。
dメニューの周辺ガイドページにブラウザで遷移するが、急いでいる時や手っ取り早く探したい時などには活躍してくれそうだ。
電話/メール/メモ/アラーム/タイマー/スケジュールについては、アプリ内の機能で実現する。また、カメラ/音楽プレーヤは端末内のアプリをサポートして起動する。
それ以外は基本的に、dメニュー関連のサイトへアクセスすることで情報を取得し、ユーザーに提示する。
多くをdメニューに依存するものの目的の操作に簡潔にたどり着けるため、初心者にもやさしい操作アシスタントといえそうだ。