後付けでスマホからエアコンを遠隔操作する方法まとめ

おすすめはスマートリモコン
スマホでエアコンを遠隔操作する方法まとめ──普通のエアコンに後付け可能

「うっかりエアコンを消し忘れて外出してしまった」「帰宅の少し前にエアコンを入れて部屋を涼しくしておきたい」といったように、出先からエアコンを遠隔操作できたら便利だと思ったことはないでしょうか。

こうした遠隔操作は、高価な「スマートエアコン」でなくても、外付けのツールを使えばメーカーや型番、年式に関係なく、ほとんどのエアコンで実現可能です。もちろん、操作はiPhone・Androidスマホも問いません。今回は、後付けでスマホからエアコンを遠隔操作する方法を、必要な機材から実際の設定まで図解や写真をふんだんにわかりやすく解説します。

最も簡単かつ安価でエアコンを遠隔操作する方法は、「スマートリモコン」を導入することです。リーズナブルで人気の高いモデル「SwitchBot ハブミニ」や「Nature Remo mini 2」なら、5000円台からエアコンの遠隔操作が可能になります。

SwitchBot(スイッチボット)ハブミニ
SwitchBot(スイッチボット)ハブミニ
ブランド
SwitchBot
目次

後付けでスマホからエアコンを遠隔操作する2つの方法

現状、普通のエアコンをスマホから操作できるようにする方法は、「スマートリモコン」と「無線LANアダプタ」の2通り存在します。

スマートリモコンと無線LANアダプタを比較
  方法1:「スマートリモコン」を導入する 方法2:「無線LANアダプタ」を後付けする
価格 5500円〜1万円程度

8500円〜1万6500円程度、別途で取り付け費用が2000円〜5000円程度かかる場合も

対応機種

赤外線式のリモコンがついているエアコン(RF方式などのエアコンは非対応)

対応の無線LANアダプタが販売されているエアコン
必要なアプリ スマートリモコン専用アプリ エアコンメーカーの専用アプリ
手間 簡単な設定ですぐに取り付けられる 取り付けが難しく、業者への依頼が推奨されている

両者を比較すると、スマートリモコンを導入するほうが価格・手間の面で優れています。無線LANアダプタはエアコンメーカーが開発した専用アプリを使えるという点で安心感がありますが、エアコンのカバーを取り外す、ケーブルを固定するなど複雑な作業が必要です。

筆者も自宅にスマートリモコンを導入してみたところ、まったく問題なくエアコンの遠隔操作ができるようになりました。個人的なおすすめはスマートリモコンです。なお、どの方法も自宅にWi-Fi環境が必要となります。

エアコンを買い替えるなら「スマートエアコン」がおすすめ
スマートエアコン

スマートエアコン

これからエアコンを買い替えるなら「スマートエアコン」がおすすめ。スマホからエアコンを操作する機能が元からついているので、メーカー提供の専用アプリをインストールし、Wi-Fi接続設定をおこなうだけですぐにスマホをリモコン化できます。

国内メーカーでは、アイリスオーヤマの「W」シリーズ、パナソニックの「エオリア」シリーズ、ダイキンの「うるさらX」シリーズ、三菱電機の「霧ヶ峰」シリーズなどがWi-Fi対応モデルを多く展開している印象です。

三菱 エアコン MSZ-R2226-W Rシリーズ 霧ヶ峰
三菱 エアコン MSZ-R2226-W Rシリーズ 霧ヶ峰
ブランド
三菱電機

方法1:「スマートリモコン」を導入する

スマートエアコンではない赤外線通信方式のエアコンでも、「スマートリモコン」というアイテムを使えば、スマホでの遠隔操作が可能になります。

スマートリモコンでエアコンを遠隔操作

「スマートリモコン」とは、スマホからインターネット通信で送った指示を赤外線に変えて家電に送ってくれる機器のこと。

これを利用すると、(1)外出先からモバイルデータ通信を経由してスマホからスマートリモコンに指示を送る(2)家に設置したスマートリモコンがエアコンに対して赤外線で同じ指示を送るといった流れで、外出先からエアコンの遠隔操作が可能になります(詳しい手順は後述)。

メリット

コストパフォーマンスの良さが一番のメリットです。たとえば、筆者が使用してるスマートリモコン「SwitchBot(スイッチボット)ハブミニ」の価格はAmazonで税込5480円。他の種類のスマートリモコンも、廉価版モデルであれば6000円以下で買えるものが多いです。エアコンを買い替えるケースや「無線LANアダプタ」を後付けするケースと比較すると、かなりコストを抑えられます。

スマートリモコンを導入するにあたり、業者への発注費用などは一切かかりません。設置から設定まで、すべての工程を自分自身で簡単におこなえます。

スマートリモコン1つで複数の家電を操作できる

スマートリモコンがあれば、スマホで複数の家電を操作できる

またスマートリモコンを導入すれば、エアコン以外の家電もスマホ1台でまとめて操作できるようになります。赤外線式のリモコンが付属している家電であれば、メーカーや型番、年式に関係なくスマートリモコンに登録することが可能です。

テレビ、エアコン、照明、扇風機……と大量のリモコンを手元においておく必要がなくなりますし、いちいち専用リモコンを探す煩わしさからも解放されるでしょう。

SwitchBot(スイッチボット)ハブミニ
SwitchBot(スイッチボット)ハブミニ
ブランド
SwitchBot

デメリット

スマートリモコンは、「赤外線式」のリモコンが付属しているエアコンであれば、メーカーや型番、年式に関係なく操作できます。

一方で、スマートリモコンは赤外線以外の通信方式(RF方式など)を採用するエアコンには基本的に対応していません。購入する前に、自宅のエアコンに付属しているリモコンの仕様をチェックしておくことをおすすめします(詳しくは後述)。

方法2:「無線LANアダプタ」を後付けする

無線LANアダプタとは、エアコンにWi-Fi接続機能を後付けするためのアイテムです。「日立」「三菱電気」「パナソニック」「ダイキン」など、エアコンのメーカーごとに専用の無線LANアダプタが販売されています。

無線LANアダプターを取り付けたエアコンはスマホで遠隔操作できる

無線LANアダプタを取り付ければ、メーカー提供の専用アプリを介して、室内・室外を問わずスマホでエアコンを操作できるようになります。赤外線通信式のエアコンを、前述した「スマートエアコン化」させることが可能というわけです。

メリット

無線LANアダプタの価格は、大体8500円〜1万6500円程度。エアコン自体をスマートエアコンに買い替えるよりもかなりコストを抑えられます。

また、メーカーが提供するスマートエアコン用のアプリを利用できるのも大きなメリット。各メーカーのエアコン専用に設計されたアプリなので、機能性の高さや使い勝手は申し分ないはずです。

デメリット

デメリットは、無線LANアダプタの取り付けが容易ではないこと。ドライバーを使ってエアコンの前カバーや基板カバーを取り外したり、ケーブルを固定したりとかなり複雑な作業が必要です。

無線LANアダプタ自体は楽天市場やYahoo!ショッピングで購入できる場合があるものの、ほとんどのメーカーで自分での取り付けを推奨していません。またエアコンの種類や型番によっては、無線LANアダプタの取り付け自体ができない可能性もあります。購入する前に、メーカーのHPなどで対応機種を確認しておかなければなりません。

三菱 MITSUBISHI 無線LANアダプター エアコン 遠隔制御用インターフェイス MAC-900IF MAC900IF
三菱エアコン 無線LANアダプター
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三菱電機

「スマートリモコン」を介してスマホでエアコンを遠隔操作する設定と手順

ここからは、方法1で紹介した「スマートリモコン」を使ってエアコンを遠隔操作する手順を紹介します。

スマートリモコンの利用条件・環境をチェックする

まずは、自宅の環境がスマートリモコンの利用条件を満たしているかどうかチェックしましょう。エアコン付属のリモコンが赤外線式で問題なく操作できること、また自宅にWi-Fi環境があることが必要です。

チェック1:エアコンのリモコンが赤外線式であること

前述したように、スマートリモコンは赤外線以外の通信方式(RF方式など)を採用するエアコンには対応していないケースがあります。あらかじめ、スマートリモコンの製品HPなどを確認してみてください。

利用したいスマートリモコンが赤外線のみ対象だった場合、エアコンに付属しているリモコンの仕様をチェックしておきましょう。

赤外線式のリモコンは送信部が紫色に光る

赤外線式のリモコンは送信部が紫色に光る

エアコンのリモコンが赤外線式かどうかをチェックする方法は簡単。部屋を暗くして、リモコンの送受信部をスマートフォンのインカメラで写しながら、リモコンの適当なボタンを押してみてください。赤外線式の場合、ボタンを押した際にリモコン送受信部が光ります。

チェック2:リモコンが扱える状態で手元にあること

付属のリモコンが発する赤外線をスマートリモコンに登録している写真

付属のリモコンが発する赤外線をスマートリモコンに登録する作業が必要

スマートリモコンでエアコンを操作するには、付属のリモコンを使った登録・設定作業が必須です。

故障・紛失などで家電付属のリモコンが扱えない状況では、スマートリモコンの利用もできません。「付属リモコンが壊れたから代替品としてスマートリモコンを買おう」と考えている人は、注意してください。

チェック3:自宅にWi-Fi環境があること

スマートリモコンの使用には、インターネットへの接続が不可欠です。スマートリモコンは有線(LANケーブル)でインターネットに接続することができないため、利用する際には必ずWi-Fi(ワイファイ)を経由する必要があります。

「自宅にWi-Fi環境がない」という人は、あらかじめ準備しておかなければなりません。

スマートリモコンを用意する

自宅の環境を確認できたら「スマートリモコン」を用意します。

SwitchBotハブミニの写真

SwitchBotハブミニ

筆者が使用しているスマートリモコンは「SwitchBot(スイッチボット)ハブミニ」という製品です。長年、Amazon売れ筋ランキングで1位を獲得し続けている人気のスマートリモコンです。設定もほぼ自動でおこなえ、すぐに使えます。

SwitchBotをアレクサと連携して声で指示を出したり、別売りの「指ロボット」で物理的なボタンを遠隔で操作したりもできます。

SwitchBot(スイッチボット)ハブミニ
SwitchBot(スイッチボット)ハブミニ
ブランド
SwitchBot

Nature Remo mini 2(ネイチャーリモ ミニ2)」という製品もおすすめ。実際に使っていて、反応しない・動作が遅れるといったトラブルはほとんどなく、広めのリビングでも問題なく利用できています。もちろん、外出先からの遠隔操作も問題なくおこなえます。

専用アプリをスマホインストール

最初に「SwitchBot」アプリをインストールします。

アプリ「SwitchBot」をダウンロード
「SwitchBot」アプリ:Bluetoothデバイスを探すことを許可

Bluetoothの使用を[許可]する

「SwitchBot」アプリ:「プロフィール」タブ

[プロフィール]タブを開いて[ログイン]をタップ

アプリを起動すると、「Bluetoothデバイスを探すことを許可しますか?」と表示されます。SwitchBotとの連携時に必要なので、必ず[許可]をタップしておきましょう。

「SwitchBot」アプリ:ログイン画面

[作成]を選択

「SwitchBot」アプリ:アカウント作成

メールアドレスを入力

ログイン画面に遷移します。SwitchBotを使ったことがない人は[作成]を選択してください。アカウント作成画面ではまずメールアドレスを入力しましょう。プライバシーポリシー・利用規約に同意し、年齢確認の項目にもチェック。メルマガ・通知に関する項目はチェックしなくてもOKです。

メールアドレスの入力と必要項目へのチェックができたら、[認証コードを送信]をタップします。

「SwitchBot」アプリ:認証コードを入力してください

メールで届いた認証コードを入力

「SwitchBot」アプリ:パスワードの設定

パスワードを設定する

入力したメールアドレス宛に認証コードが届きます。認証コードを「SwitchBot」アプリに入力してください。そのままパスワードも設定します。

「SwitchBot」アプリ:プロフィール

プロフィール欄が「ニックネーム未設定」になっていれば設定完了

パスワードまで設定できたら、アプリそのものの設定は終わりです。もう一度「プロフィール」タブに移動し、「ログイン」だった場所が「ニックネーム未設定」に変化していることを確認してください。

スマートリモコンをエアコンの近くに設置する

SwitchBotハブミニに同梱のMicroUSBを挿している写真

SwitchBotハブミニに同梱されているUSBケーブルを、ハブミニ本体に差し込みます。

スマートリモコンを設置する

続いて、設置場所を決めます。備え付けのリモコンで操作できる距離で、かつ障害物を挟まない場所ならどこでも構いません。エアコンのほか、テレビや照明など操作したい家電が複数ある場合は、それらすべてに赤外線が届く中間位置を探ってください。

ハブミニに給電して設置する

ハブミニに給電して設置する

置きたい場所が決まったら、ケーブルを接続したACアダプタをコンセントに挿し込みましょう。ACアダプタは自分で用意しなければなりません。自宅に余っているACアダプタがない場合は、別途購入してください。

ACアダプタ
エレコム USB コンセント充電器
ブランド
エレコム

「SwitchBot」アプリを開いてハブミニを追加

「SwitchBot」アプリ:ホーム

[デバイスを追加]をタップ

「SwitchBot」アプリ:デバイスの追加

[ハブミニ]を選択

「SwitchBot」アプリのホームで[デバイスを追加]をタップします。Bluetoothでハブミニが検知されるので、[ハブミニ]を選択してください。

「SwitchBot」アプリ:ハブミニの追加

「ハブミニの追加」という画面が表示されたら、ハブミニ本体を操作します。

SwitchBotハブミニ本体の側面

ハブミニの側面にあるボタンを3秒ほど長押しする

ハブミニの側面にあるボタンを3秒ほど長押しします。ハブミニの白いランプが高速で点滅し始めたら、アプリ画面で[次へ]をタップしましょう。

「SwitchBot」アプリ:Wi-Fi設定

Wi-FiのSSIDとパスワードを入力して[次へ]をタップ

「SwitchBot」アプリ:デバイスの追加

デバイス名やルームを任意で選択し、[使用開始]

「Wi-Fi設定」の画面が表示されたら、自宅にあるWi-FiのSSIDとパスワードを入力して[次へ]をタップします。任意でデバイスの名前をつけ、[使用開始]を押してください。

「ルーム」の項目は、あらかじめアプリ内でルームを作成しておかないと選択できません。後からでも設定できるので、最初は[ルームを選択]のままで進んでOKです。

「SwitchBot」アプリ:ホーム

ホームにハブミニが追加された

ホームにハブミニが追加されていれば設定完了です。

エアコン付属のリモコンを使って設定する

セットアップが終了したら、付属のリモコンを使ってスマートリモコンにエアコンを登録します。

「SwitchBot」アプリ:ホーム

ホームでハブミニを選択

「SwitchBot」アプリ:ハブミニ

[リモコンを追加]をタップ

「SwitchBot」アプリのホームでハブミニを選択し、[リモコンを追加]をタップします。

「SwitchBot」アプリ:家電を選択

[エアコン]を選択

「SwitchBot」アプリ:リモコンを追加

[リモコンの自動学習]をタップ

「SwitchBot」アプリ:自動学習

[今すぐ開始]をタップ

続いて[エアコン]を選択し、[リモコンの自動学習]をタップ。「自動学習」の画面で[今すぐ開始]をタップしたら、リモコンの操作に移ります。

SwitchBotハブミニに向けてエアコンのリモコンを操作している

エアコンについているリモコンをハブミニ本体に向け、リモコンの「運転開始」ボタンを押します。「運転開始」ボタンがない場合は「冷房」ボタンを押しましょう。

「SwitchBot」アプリ:自動学習

アプリ上の電源ボタンをタップし、エアコンが動くかテストする

「SwitchBot」アプリ:自動学習

動いたら[問題なく動いている]を選択

アプリ上に電源ボタンが現れるので、実際にタップしてエアコンが動くかどうか試してください。無事に動けば[問題なく動いている]を選択します。

[動かない]を押した場合、他の機種候補に対応したテンプレートが表示されます。動くまで再度テストしましょう。

「SwitchBot」アプリ:リモコンを保存

任意でエアコンに名前をつけて[保存]

「SwitchBot」アプリ:エアコン

エアコンのリモコンが登録できた

任意でエアコンに名前をつけ、[保存]をタップしたら登録完了です。アプリのホームからエアコンのリモコンへすぐにアクセスできるようになります。

エアコンを遠隔で操作してみる

最後に、室外からエアコンを遠隔操作ができるかテストします。わざわざ外に出なくても、スマホのWi-Fi通信をオフにして、モバイルデータ通信でエアコンを操作できるか試してみればOKです。

iPhoneコントロールセンターでWi-Fiをオフにする

iPhoneはコントロールセンターでWi-Fiをオフにする

Android端末はクイック設定パネルでWi-Fiをオフにする

Android端末はクイック設定パネルでWi-Fiをオフにする

まず、スマホのWi-Fi通信をオフにしてモバイルデータ通信に切り替えます。

「SwitchBot」アプリ:エアコン

アプリ上のリモコンを操作してみる

モバイルデータ通信状態のまま「SwitchBot」アプリを開き、エアコンのリモコンを操作してみましょう。

エアコンのオン・オフ、冷房・暖房・ドライ(除湿)といったモード切り替え、温度調節・風量調節などができるか確認してみます。一通りの機能が使えれば、設定は完了です。

SwitchBot(スイッチボット)ハブミニ
SwitchBot(スイッチボット)ハブミニ
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EDITED BY
MOEGI