IDC Japanは12日、2013年第1四半期(1月~3月:以下Q1)の国内携帯電話およびスマートフォンの出荷台数に関する調査結果を発表した。
Appleが相変わらず好調、Samsungはランク外
調査結果によれば、2013年Q1の国内携帯電話出荷台数は前年同期比5.9%減の956万台となった。一方、スマートフォンについては前年同期比4.0%増の681万台にとどまった(注:携帯電話出荷にスマートフォン出荷も含む)。
この理由としては、国内通信事業者の販売奨励金戦略の見直しにより端末販売台数が伸び悩んだこと、またスマートフォン需要の成長鈍化の兆候がみられることが挙げられるという。
スマートフォンのメーカー別シェアでは、引き続きApple(39.6%)がトップに立ったが、2012年第4四半期(以下Q4、42.1%)からは2.5%シェアを落とした。
2位に入ったのはシャープ(14.6%)で、2012年Q4の12.2%(3位)からランクアップした。3位はXperiaシリーズが好調なSony(13.3%)で2012年Q4の12.3%からシェアを伸ばした。
4位は富士通(8.3%)で、2012年Q4(9.8%)と変わらぬ順位ながらシェアはやや下げた。また5位には2012年Q4に圏外だったHTC(6.6%)がランクイン。Butterflyシリーズの販売増が奏効した模様。
なお、2012年Q4では5位に入っていたSamsungはランキングから姿を消しているが、この期間に新機種の販売がなかったことが原因とみられる。