調査会社のApp Annieは、Google PlayおよびApp Storeにおけるアプリのダウンロード数や売上について、2013年第1四半期の動向をリポートしている。
App Storeのアプリ売上はGoogle Playの2.6倍
リポートによれば、2013年第1四半期(2013 Q1)のGoogle Playは、アプリのダウンロード数・売上の両方でApp Storeを上回る成長を遂げた。
Google Playでのダウンロード数はApp Storeの90%に達し、収入面でも2012年第4四半期(2012 Q4)はApp Storeに約4倍と水をあけられていたが、2013 Q1は2.6倍程度になった。
一方で、いまだApp Storeの高い収益性が示された格好でもある。
Google Playの成長
Google Playの成長を支えたのは日本、韓国、ロシア。ロシアはダウンロード数で日本を逆転して4位になり、米国・韓国・インド・ロシアの上位4カ国で全体の40%を占めた。
日本はダウンロード数では5位に後退したが、売上ではトップ。売上2位は韓国、3位は米国と続いた。
なかでも日本と韓国の上昇が著しく、日・韓・米の3カ国で全体の売上の約70%をカバーしたという。特にゲームの売上が成長を牽引し、日本では売上の90%、韓国では95%がゲームだった。
App Storeの状況
App Storeのダウンロード数でトップを維持したのは米国。また、2位となった中国のダウンロード数増加も顕著だったという。
日本はイギリスに逆転されて4位となったが、米・中・英・日の上位4カ国でApp Store全体のダウンロード数の約50%を占めた。
売上では米国がトップで、日本が2位に続いた。両国の売上だけで、App Store全体の約半分だった。ただし、4位にランクアップした中国の収益性の成長も見逃せないという。
こちらもゲームが成長を主導し、中国では売上の約90%がゲームとなっている。